支援総額
目標金額 330,000円
- 支援者
- 69人
- 募集終了日
- 2021年8月20日
小豆島一周自転車旅行ってきました!
大変ご無沙汰しております。コマツヨリナリです。
四国一周自転車旅から2年半以上の時が流れ、そろそろまた旅に出たいなあと思っていた最近です。
そして、遂に2年半の時を経て、再び四国へ行ってきました。
はじめは四国の中心部、四国カルストを含めた縦断旅を計画していたのですが、台風7号の来訪などもあり、急遽再計画をし、小豆島に2泊3日で行くことに。
ということで、8月21日~8月23日までの旅の様子を少しご紹介したいと思います。
【出発】
出発日は、8月20日。神戸三宮フェリーターミナルから出港しているジャンボフェリーの深夜便に乗船。
ジャンボフェリーは自転車+旅客で、片道最安1,980円で乗ることができます。今回は確実に席を確保したかったので、指定席を取り、往路は2,780円でした。
当日の最高気温は38℃。もともとは自宅から神戸港まで65キロほどを自転車で行こうと思っていたのですが、あまりの暑さに父が港まで送ると言い、その言葉に甘えることになりました。
しかし、これがハプニングを生んだのです。
神戸港に到着し、「自転車を下ろしていざ出発!」となったとたんに、とてつもない忘れ物が発覚。
ヘルメットを忘れてしまいました。日頃自転車に乗ってどこかに行くときには絶対に忘れないのですが、車に乗るという安心感があったせいか、最も大切なものを忘れる始末。
なんと父が家まで取りに行ってくれ、なんとか予定通り出発することができました。
事前確認を怠らないことの大切さを改めて実感した出来事でした。
【小豆島1日目】
午前4時、フェリーの中で目が覚めました。フェリーはまだ海上を航行中。あと1時間で高松東港に入港するかという時間帯。ひとまず眠気覚ましにコーヒーを頂き、船のデッキへ。
外はまだ真っ暗で、船のエンジン音と、波音だけが響いていました。
その後、5時15分、定刻通り高松東港に入港し、6時半まで停泊。
6時半に高松東港を出港し、いよいよ目的地小豆島へ向けて最後の道のりです。
小豆島は小豆島町にある、坂手港フェリーターミナルへ。
フェリーが進むこと1時間、午前7時半に坂手港に到着しました。
船を降りて、すぐに小豆島を時計回りに走り始め、最初に立ち寄ったのはエンジェルロード。
日本語にすると、天使の道という場所ですが、ここがまた面白いんです。
干潮の時しか現れない砂の道で、近くの離島まで渡ることができます。
パワースポットになっているのでしょうか、カップルの人用の絵馬や、開運ガチャガチャなど、いろいろと観光に力を入れているようでした。
ちなみにこんなところです👇
きれいなところでした。海の透明度、波の音、果てしなく続く水平線。
とても心が癒されます。小豆島にお越しの際はぜひ立ち寄っていただきたい場所の一つです。
今回訪れた際には、中国人観光客の方も多くみられ、韓国の方、もちろん日本の観光客の方も大勢おられました。
行楽シーズンはなかなか混みあいそうなスポットですね。
個人的には、ここで聞こえる波音がなんとも心地よくて、小豆島に惚れたスポットの一つです。
そして、この後は、ひたすら小豆島を走り続けます。
まずは土庄港を目指してペダルをこぎます。
小豆島は小さい島ですが、半島も多く、その半島すべてを走ろうと思うと、90㎞以上にもなります。
しかし、今回はなるべくそういった半島は避けて通ることに。一刻も早く一周して、内陸を観光したかったためです。
この、土庄港への道のりの途中にある半島は走りましたが、こちらもやはり緩やかなアップダウンが多いんです。
これは小豆島の大きな特徴。
ゆっくり登ったかと思えば、急降下、からのまた緩やかな登り。段々と「またかよ~」と言いたくなってきますが、こういった負の感情でさえ、小豆島の景色と、空気が癒してくれたような気がします。
そんなことを考えていたら、土庄港に着きました。ここも、なかなか大きなフェリーターミナルがあり、高松港までフェリーが出ていました。
土庄港の近くにあるセブンイレブンで、ひとまず休憩。
まだこの辺りはコンビニがある地域でした。ありきたりの100%ジュースと、お茶を購入。
お茶は何リットルあっても足りません。一般メーカのものは高いので、セブンイレブンオリジナルの1.5ℓボトルを重宝してました。
少し休憩したら、再び小豆島一周を目指して出発です。
続いて訪れたのは、道の駅・みなとオアシス大坂城残石記念公園。
実は、その昔豊臣秀吉が大坂城を建築した際、石垣の石として、小豆島の石が使われたそうで、その時の残石をいまだに見ることができるようになっていて、この道の駅は、食堂と記念館がある施設です。
今回はゆっくり記念館を見ることが叶いませんでしたが、この道の駅で昼食を頂くことにしました。
お昼ご飯はそうめんと塩おにぎり。
シンプルな内容ですが、自転車のライドの後には体にしみます。
30分ほど休憩して再びアップダウンの激しい道を進みます。
走り続けることおよそ3時間。といっても、坂道の途中で幾度となく休憩しながらだったので、距離的にはあまり進めませんでした。
最終的に、OD缶を購入するために立ち寄った吉田温泉で力尽き、近くにある1泊600円の吉田キャンプ場に宿泊することに。温泉のロビーで休憩させてもらっている時点で、足の筋肉が急に張ったり、足をつりそうになったりし始めたので、今日はここまでかな~と思ったためです。
ロビーのおじいさん曰く、
「小豆島でこの辺は景色ええで!あんたが止まるって言ってたキャンプ場なんかよりよっぽどこの辺のほうがええわ」
とのこと。
そういわれたら、せっかくなので泊まるしかありません。
この急な予定変更が、よい旅の思い出になりました。夕方、吉田温泉に入浴のために伺うと、ロビーのおじいさんに「あれ?やっぱりこの辺に泊まることにしたんか?」と言われて、ことの顛末を話すと「それがええそれがええ、今日は温泉入ってゆっくり休めるやろ!」と仰っていただきました。
温かい出会いでした。入浴してみると、どうやらこの地域のおじいさんたちの憩いの場になっているようで、温泉に入ってくる人たちはほとんどが顔見知り。
脱衣所のみならず、湯舟でも会話に花が咲いていました。
私もとあるおじいさんとお話しさせていただいて、そのお話の中で、
「最近は彼女と旅してるやつも多いなぁ。あんたも次は彼女とこいや、うんそれがええ」
彼女、いったいいつできるんでしょうか(笑)
でもいつか必ず、恋人ができたときには、一緒にまた来たいですね。
こうして、小豆島初日を終えました。
自分の体力を過信していた部分もあり、反省点もあった1日目でしたが、それを上回るくらいのラッキーな出会いや、地元の人との交流も少し持てたのは、良かったです。
【小豆島2日目】
2日目の朝になりました。目覚まし通り、5時半に起床。
目覚めとともに、外から波音が聞こえます。それもそのはず。徒歩0分で海岸なのですから。
テントのファスナーを開けて外に出ると、まさに太陽が出ようかという瞬間。
素晴らしい朝陽を眺めることができました。
今日は僕以外に宿泊者がいないので、この景色を独り占めです。
最高な1日の始まりでした。
ちなみにその様子がこちら👇
朝陽を見ながら朝食の準備です。朝ごはんは乾麺をゆでてラーメン。
食べ終わったら即撤収。
すぐに自転車にまたがって、今日こそ小豆島一周達成を目指します。
昨日進めなかった残り20数㎞を今日は完走目指して頑張っていくのですが、やはりこの先もアップダウンが多かったですね。
あと、海岸沿いの道路は、時折山のほうにもそれるんですが、その山中には採石場があったりしました。
大坂城に使われただけに、石がよく採れるんでしょうか?
そんなことを思いつつ、ペダルをこぎます。
道なりに進んでいくと、なにやら展望できそうなスペースを発見。
自転車から降りて、水分補給がてら景色を眺めてみることに。
さぬき百景にも選ばれた、福田海岸が一望できる展望台だったようです。景色はこんな感じ👇
福田港フェリーターミナルから出港するフェリーも見えました。
ほぼ180度見渡せましたよ~。
さてさて、次に目指しますのは、小豆島は醤油醸造の名所ということで、醤油づくりをしている蔵を見学しに行きます!
しかも、なんと今回うかがうのは、木桶でしょうゆを仕込んでおられる昔ながらの醤油屋さんです。小豆島町の坂手港の近くにあります、ヤマロク醤油さんの蔵を見学させていただきました。
とても良い香りが漂う醤油の蔵で、古くから使われている木桶を見ましたが、まさに圧巻の迫力。
残念ながら画質の良い写真は撮れませんでしたが、少しご紹介します。
ちなみに、現在このような木桶でしょうゆを仕込んでおられる醸造会社さんは日本に一パーセントほどしかありません。
また、いわゆる市販のお醤油は、タンクの中で半年だけ熟成しているので、そもそもの味わいが段違いといいます。
現在、昔はそんな木桶の名産地だった小豆島でも、もう木桶職人の方はいらっしゃいません。
数年前に最後の木桶職人の方が引退されたそうですが、なんとここからがヤマロク醤油さんのすごいところ。
社長、社員自ら大工さんと一緒に木桶職人の方に弟子入りし、今では自ら木桶を作っておられるそうです。
行動力とポテンシャルが素晴らしいと思います。
だから応援したくなっちゃうんです。
思わず商品も購入しちゃいました。
1枚目の写真は、この蔵で最も古い醤油を仕込む木桶の壁面です。
1つの桶に、大体6トンほどの原料が仕込まれ、2年以上熟成し、搾って4トンほどの醤油が作られます。そんな工程を、100年以上にわたって繰り返してきたであろう桶の壁には、たくさんの菌が住み着いていました。
こうした菌たちが、醤油を作ってくれているのです。
それでは、少し写真をご覧ください。
これが百年前の木桶職人と、醤油職人からの贈り物です。
とてつもない、本当に素晴らしいタイムマシンですよね。表面に見える白っぽい子たちは、すべて菌類です。ちなみに、木桶のみならず、蔵の柱から天井、壁までも菌が住み着いていました。
醤油は、温暖な気候にも強く、細菌たちにも打ち勝つ力を持っているのですが、唯一勝てないのが、みなさんご存じ納豆菌です。
納豆を食べた後に醤油の蔵にだけはいかないようにしましょう。
ヤマロク醤油さんの営業時間は、09:00~17:00。詳しくは下記ホームページをご覧ください。
ちなみに、今回利き醤油という形で、2種の醤油とポン酢、めんつゆを味見させていただいたのですが、どれも味わい深くてとてもおいしかったです。
これは買うしかないなと、家族用に2種の醤油を購入しました。
家族にも大好評です。皆さんも小豆島に行かれた際にはぜひ行ってらっしゃいませ。
ホームページはこちら⇒https://yama-roku.net/
さてさて、朝から日本の伝統文化に触れたところで、お次に向かいますのはセブンイレブン。
いやいや、そこは観光スポットやろ!と突っ込みたいところですが、5千円札しかもっていないので、万が一日も自動販売機が必要になった時に何も買えません。なので休憩がてらコンビニでお金を崩すことに。
休憩しながら次にどこへ行こうやらと考えつつ、悩みに悩んで二十四の瞳映画村を選択。
本当は内陸にある寒霞渓に行きたかったのですが、前日にあった極度の筋肉疲労も心配で今回は見合わせることに。
これは次の旅の宿題ですね!むしろ小豆島にまた来るきっかけができたと思って前向きにとらえます。
さてさて、それでは気を取り直して、小豆島は坂手から5キロほど進んだ先にある二十四の瞳映画村まで。途中には、こんなかわいいバス停がありました!
醤油の木桶で作られており、この木桶は実際に醤油づくりに使用されていたものを転用したそうです。
二十四の瞳映画村へ向かう道沿いにありますので、機会があれば、ぜひ!
中に入ってご家族や恋人と写真を撮るのもありかもしれませんね!
こちらも素晴らしいんですが、この二十四の瞳に向かうまでの反対車線に少し徒歩で渡ってみると、こんな透明度!
驚きです😊
美しすぎて心が洗われます。こんなスポットが、小豆島にはたくさんありますよ!
自転車で走りつつ、少し左を見ればすぐそこに美しい海が見える場所ばかりです。
あまり海に気を取られすぎると事故しそうですが、程々に眺める分には最高です。
もっとこの美しさを表現できる語彙力を身に着けたいものですが...。
さあさあ、いよいよに重視の瞳映画村まで残り3kmとなりました。
まもなく到着です。さあ、いったいどんな場所なんでしょうか?
二十四の瞳映画村は、1,980年代に撮影された映画、「二十四の瞳」のロケ地として使われたセットを、そのままテーマパークとして開放している施設です。
京都でいう東映太秦映画村に近いイメージかもしれません。
ちなみに、当時この映画の撮影のために、小豆島の土地、1万5千平方メートルほどが無償で提供されたとのこと。
島を挙げての映画撮影だったのですね。
つい最近にも、二十四の瞳のリメイクドラマがあり、その際もここで撮影が行われたそう。
昭和の雰囲気漂う小学校の教室から、先生の住宅、売店までもが全て昭和の街並みでした。
1枚目は売店の裏路地の写真。本当に、昭和の街並みに迷い込んだみたいです。
かと思えば、2枚目のように、近代的な建物があったり。なかなか面白い空間でした。
ちなみに、自動販売機の表現のされ方が面白かったんですが、「電動無人販売機」という看板とともに案内されていました。
昭和風(?)を意識した案内板なのでしょうか?
まず初めは、お土産屋さんで小豆島名物、醤油ソフトを頂きました。
ソフトクリームやアイスに醤油をかけると、不思議とキャラメルみたいな風味が楽しめるんですよ!皆さんも小豆島に行かれた際はぜひ!
売店でうどんを頂いて、腹ごしらえをした後は、映画村の中を散策します!
ちなみにお昼ご飯はオリーブうどんをいただきました。
レモンの酸味が良い味を出してましたよ~👍お値段はそこそこしましたが、思っていたよりも具材が豪華で驚きました。
ちなみにオリーブオイルはセルフでかけ放題です。
僕は少しかけすぎてしまいました(汗)
腹ごしらえを終えたら挙動不審に映画村の中をうろうろ。
観光客の方がやはり多く、海外の方も多かったですし、結構カップルとか、学生さんとか、ご友人と一緒に来られている方も多かったですね。
この日一人で来ていた高校生はおそらく僕一人なのでは?
さあさあ、最初に向かったのは映画の撮影に使われた小学校の校舎。
素敵な雰囲気でしたよ~。
個人的には、校舎の古い雰囲気のみならず、火災報知器なんかも少し錆びれた感じがまた良かったですね~。
来訪者の思い出ノートなんかもあって、僕も思わず記入しちゃいました。
また書きに行くこともあるかな~。
ちなみに下の写真のように、2つの教室と職員室があるわけですが、廊下から見て一番手前の教室は、教壇と机がきれいに並んでいて、親子や恋人同士で学校ごっこが行われていました。
廊下から何気なくのぞいたら、楽しそうにしているカップルさんと目が合ってしまいました。
ごめんなさい。
いやあ、でもああやっている姿を見ると、やっぱりほっこりしますね。
自分もいつかあんな風に楽しく過ごせる恋人ができたらなーなんて思います。
こんな海が間近に見える学校に通ってみたかったなあと思います。
なんか授業そっちのけて、ずっと窓の外を眺めて一日が終わりそうな空間でした。
木の椅子も、思わず座りたくなる雰囲気。
1分間ほど一人で静かに座ってみました(笑)
とても素敵な空間でしたね~。
ちなみに思い出ノートは一番奥の職員室にあります。
皆さんも訪れた折にはコメントを残してみてはどうでしょうか?
ついでに僕のコメントも探してみてくださるとうれしいです(笑)
さあさあ、散策はまだまだ続きますよ~。
海岸線のほうへ歩いていくと、何やら近くにいるちびっ子たちが
「お母さん、クラゲ!クラゲが打ち上げられてる」
と言っているではありませんか。
え、ホントに?と思いつつカメラでズームしてみると...
可愛いクラゲさんたちが波打ち際にたくさんいらっしゃいました。
この海に入ったら刺され放題ですね...。
危ない危ない。実はちょっと入ってみようかと思っていたので、先にクラゲの存在を知れて命拾いしました。
それにしてもかわいいフォルム。
崖の上のポニョを思い出します。
少し海を眺めてからまたまた散策。なんと、小劇場があるではありませんか!
なんと1980年代撮影の白黒映画、二十四の瞳が映画村の入場料だけで見れるとのこと。
もう映画が始まってしまっていたので、今回は入りませんでしたが、雰囲気ある昔ながらの映画小屋にとても惹かれました。
映画ファンにはたまらないのではないでしょうか?
良いですよね~。さすがに切符売り場で切符を買うことはできないようですが。
今の時代、ミニシアターはどんどん姿を消していますし、ましてやこんなレトロな劇場もなかなか見られないと思います。
これは今の技術で作っているので、実質昭和そのものとはいきませんが、少しその時代の雰囲気を感じられるスポットではあると思います。
次行ったときはせっかくなのでシアターの中にも入りたいですね~。
このほかにも、フィギュアメーカー海洋堂のフィギュアを見られる展示施設や、影絵の紙芝居を見られる施設、10年ほど前に小豆島で撮影された八日目の蝉という映画の衣装やロケ地情報などを見られる展示もありました。
ここをじっくり楽しもうと思ったら、半日以上は居ないといけないかもしれません。
それくらい盛沢山すぎて、味わいきれない美味しさのある施設でした。
個人的に笑えたのは、この2枚の写真です。
1枚目は天満宮のおみくじ、説明をよく読んでみると...。
2枚目は、待合所の自販機の横に書いてあるメッセージ。まさに今の世の人間を現しているようで、刺さりました。可愛く描かれているからほほえましいように受け取れますが、よく読むと、ちょっと考えさせられてしまう内容でもあります。
どちらも面白いなあと思ったんですが、皆さんはどう思いましたか?
シェイクスピア、関係ないんかい!!!ってのが一番の突っ込みどころでした(笑)
いや~、でもこういうのを見ると引きたくなっちゃうのが観光客の心理。
売り方がうまいです。ノリよく買おうかと思いましたが、僕のお財布のひもは思ったよりも硬かったようで、今回は買いませんでした。
なので、写真だけ。
ちなみに2枚目の自販機は二十四の瞳映画村の目の前にある、渡船乗り場の手前に設置されています。
面白いのでぜひ実物をご覧になってみてください。
さあさあ、心も体も胃袋も満たされたところで、本日もそろそろ終わり。
全日の疲れも考慮して、渡船で対岸まで渡ることにしました。
僕が乗った便は貸し切りでした!
ちなみに乗った船が折り返していくときにはカップルさん貸し切り!
心の中で「楽しんでください!」って声をかけたくなりました。
尚、渡船は片道500円、自転車250円で利用可能です。二十四の瞳映画村の入場券とセットになったお得なセット券もありますので、チェックしてみてください。
さあさあ、わたってまいりました、対岸まで。
いよいよ本日のお宿に向けてラストライドです。といっても、残り5㎞ほどですのでかなり短い距離ですが。
今回泊まりますのは、小豆島ふるさと村キャンプ場。
地元のおじいさん曰く、
「あんなとこなんもないで。景色もこっちのほうが断然ええわ」
とのことでしたが、意外に景色は悪くなかったです。ほどよい高台にあるので、海もチラリ。
ただ、高松空港を発着する飛行機が、深夜11時近くまでゴーっと音を立てている点がかなり残念でした。
しかし、お買い物の面などを考えると、自転車や徒歩の方にはここが一番良いかもです。
一泊目の吉田キャンプ場は買い物ができる中心地まで車で30分ほど離れています。
景色は最高なのですが、キャンプ飯をこだわるのはなかなか難しいかも。
1泊目はつぶれてしまって、インスタント飯でしたが、今回はちゃっかり小豆島名物を使った炊き込みご飯でございます。
じゃじゃ~~ん。
はい、もう最高です。オリーブ炊き込みご飯!
二十四の瞳映画村の食堂にて、メニューにオリーブご飯を発見し、今日の夕飯はこれだなと。
ご飯の素(680円)を購入し、さらに道の駅でオリーブ豚の缶詰を購入。
2合のお米を炊いてきれいに平らげました。
少し汚いお話をすると、ありさんが侵入してしまい、アリがふりかけとなったご飯に。
別に味に支障はないのでいいかなぁなんて...。
ご飯を食べていると、ちょうど日が傾いてきました🌇
美しい夕焼けと、心地よい風、美味しいごはん。
本当に最高のロケーションで、最高のご飯を頂けました。
小豆島の特産品は、小豆島でいただくからこそ、キャンプでいただくからこそおいしいんです。
何気に小豆島で食べたご飯の中で、この炊き込みご飯がMVPでした(自画自賛)。
ちなみに、テントサイトはこんな感じ👇
これでお値段1,000円!
コインランドリーやシャワールームも24時間稼働しているので、どちらかといえば家族向けのキャンプ場ですね。
テントサイトだけでなく、ログハウスや、トレーラーハウスもありますので、気になった方は是非チェックしてみてください。
個人的には一泊600円の吉田キャンプ場を強くお勧めします。
さあさあ、腹ごしらえを済ませたところで、日記を書いて、就寝です。
と思ったのですが、蒸し暑い!!!!
サウナ地獄か?というくらいに風が流れてくれません。
おかげさまで全身から発汗。22時くらいまで格闘しましたが、あまりに眠れないので、一度自販機までお散歩。
と、空を見上げると、満点の星空でした☆
美しすぎて、本当に豆粒みたいに小さな星まで、きれいに見えるんです。
小豆島は24時間営業のお店も少ないですし、そもそも街灯も少ないのではっきりくっきり見えるんでしょうね~。
これは肉眼で、ご自分の目で見たほうが良いと思うので、あえて写真は載せません。
ぜひ、小豆島の夜空を体感してみてください。
流れ星も見れたような気がします。(いや、絶対見れた)
そのあとは、何とか23時過ぎに意識を失って眠りの世界に行きつくことができました。
初日は温泉に入ったので熟睡できたのですが、2泊目はそうはいきませんでしたね~。
【小豆島一周最終日】
いよいよ2泊3日の短期旅もあっという間に最終日。
目が覚めたらなんとびっくり午前3時半でした。しかし外からは雨音が。
テントのファスナーを開けると雷雲が!!!!
これは大変です。危険なので誰もいない深夜の管理棟前のベンチに避難しました。
そこからはひたすら空と雨雲レーダーとにらめっこしながらの待機。
午前5時ごろ、雨も落ち着き、雷も落ちそうになかったので、急いで撤収準備を開始しました。
びくびくしながら準備した割には、すぐに終えられて、ごみを捨て、午前6時にキャンプ場を出発。
特に雨に降られることもなく、順調に港に向かうことができました。
走り始めて20分、前方に朝陽が顔を出しました。
雨予報だったのに、青空と太陽を見られちゃいましたね😊
ラッキーです♪
さあさあ、まもなく坂手港に到着です。短いようで濃厚だった2泊3日の小豆島も終了。
いざ、船に乗り込んで船内名物のうどんを頂くぞ!と思ったら...
ピーンポーンパーンポーン
「ただ今、ジャンボフェリー、りつりん2は45分遅れで高松港を出港しております。小豆島坂手港には、8時5分過ぎの入港予定です」
あれま。
何てこったパンナコッタです。朝ごはんはフェリーで食えるから大丈夫!と思っておなかをすかせて来てみたら、フェリー到着遅れ。
自販機のジュースを腹に流し込みながら待つこと30分。
港の乗り場まで歩いていくと、遠くにりつりん2が見えました。
ああ、いよいよ旅も終わりなんだなと、毎度のことながら帰りの船に乗るときに思います。
家に帰れる少しの安心感と、旅を続けていたいという大きな感情と。
この2つに毎回揺れますね~。
さあ、いよいよ出航です。小豆島発のジャンボフェリーは、小豆島着のお客さんを下ろしてすぐの出港になります。
「君たちはどう生きるか」より、アオサギも見送ってくれました。
自転車を車両甲板に乗せて、デッキへ。
小豆島と最後のお別れをします。
船からも、雰囲気ある廃ホテルを見ることができました。
千と千尋の神隠し以上にいろいろな霊が住んでいそう。
自転車のルートから上を見上げることができたのですが、どうやら中の設備はほとんどそのままのようで、ソファーなどが見えました。
そのホテルの横だけ、なんとなく変な空気感。
こわいですね。しかもそのホテルの真下には神社があります。
霊が住み放題になっていそうです。夜には近寄りたくないですね...。
さてさて、小豆島ともお別れです。
ありがとう、また来ます。
【編集後記】
小豆島一周、無事に達成できました。
2年半のあいだ、ずっとずっと旅がしたくて仕方がない時間を過ごして、なんとか貯金をし、超格安で行ける小豆島を行先として選び、2泊3日の自転車旅としました。
元々は四国の中腹を縦断する旅の計画を立てていたものの、台風7号の影響で頓挫せざるを得ないことになりました。
しかし、予定を変更して訪れた小豆島には思った以上に素晴らしい景色と、人々との出会いがありました。
一泊目のキャンプ場も急遽変更し、地元のおじいさんとの会話を楽しめたり、最高の朝焼けを独り占めできたり。
実は醤油屋さんで案内してくださった方は、なんと地元出身の方で、まだ20代くらいの若い女性でした。
「今日はバイクですか?」
「いえ自転車です、吉田のほうから走ってきて」
「え!私福田の出身なんですよ」
「そーなんですね!」
こうした何気ない小さな会話が笑顔と温かさを生んでくれます。
それにしても、若い方が地元に残って醤油づくりに携わるまでには、いったいどんな歩みがあったのか。
思い切って質問してみればよかったなあとか。
結局また、小豆島や四国に行きたいと思える旅になりました。
ある意味、後悔を残した形かもしれませんが、それこそが旅や人生の本質なのではないかなあと思います。
後悔したくないから、みんな前を向いて、いろんなことを頑張る。
後悔したくないから、自分がやりたいと思えることをやってみる。
でも、決して民がみんなそんなことができる社会ではないと思います。
だからこそ、もっとたくさんの人が、冒険できる国であってほしい。
小さくたっていい、もっと旅をしていきたいし、いろんな人に旅を感じてほしい。
そんな思いを抱いた、久しぶりの旅でした。
2年半前も、今も変わらないこと。
それは、やっぱり旅が大好きだってこと。
自転車のペダルをこいだ先に、出会いがある。
素晴らしい景色がある。
二度と感じられない、その時だけの自分の感性がある。
だから旅はやめられない。
これからも、まだまだいろいろな旅をしていきます。
このページでは、そんな旅の様子を、これからもお伝えしていきたいと思います。
それでは、また。
2023年8月25日 コマツヨリナリ
リターン
3,000円
感謝のお手紙&活動報告書
●お手紙&四国にて撮影の写真をお送りします。
●四国一周の16日間がどのような雰囲気だったか、日記のような形
で作成した活動報告書をお送りします
※活動報告書作成の関係上、発送は2022年1月完了とさせていただきます。予めご了承ください。
- 支援者
- 26人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月
5,000円
限定公開動画リンク+活動報告書(任意でお名前掲載)
●YouTubeに挙げる編集した動画とは別に、なるべく編集を少なくした、より旅の風景を味わっていただける動画の限定公開リンクをメールにてお送りします。(2022年1月ごろまでに送付)
●今回の旅行後制作する、活動報告書と、YouTubeへアップロード予定の動画にスペシャルサンクスとしてお名前を掲載(レディーフォー内でのお名前)させていただきます。任意ですのでお断りいただいても構いません。
●お礼のお手紙をお送りします
●四国にて撮影した写真を同封させていただきます
●四国一周の16日間がどのような雰囲気だったか、日記のような形
で作成した活動報告書をお送りします。
※注意事項:このリターンについてはこちら (https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の
「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認下さい
- 支援者
- 35人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月
8,000円
【オンライン座談会複数人コース】
●2021年10月23日に行うオンライン座談会にご参加いただけます。
このリターンを購入していただいた皆様へ、旅のふりかえり、報告、皆様からのご質問に答える時間にできたらなと考えています
尚、詳しいスケジュールが決まり次第、メールさせていただきます。
開催日:2021/10/23
時間帯:夜8時半~10時半頃予定
●活動報告書をお送りします。(2022年1月までにオリジナルグッズ、手紙、四国で撮影した写真とセットでお届け予定)
●オリジナル手ぬぐいをお送りします。(手紙及び活動報告書とともに、2022年1月までにお届け予定)
●任意で活動報告書にRADYFOR内でのお名前を記載致します。このリターンについて詳しくは下記リンクをご参照の上、質問にお答えください。
<※注意事項:このリターンについては、こちら (https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の
「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。>
- 支援者
- 6人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月
15,000円
【個人様向け】オンライン座談会1対1コース
●座談会を行える有効期限は1年以内となります
●オンライン座談会の、1対1バージョン。
1対1で、話したい、聞いてみたいという方にお勧めです。
ご希望の日程(10月初旬~)と、希望される時間帯、お話しする時間の長さ、すべて支援者様にお任せいたします。
支援者様とメールでやり取りをさせていただいたうえで、日程等を決めたいと思います。
●オリジナル手拭いをお届けします。(制作の都合上、2022年1月までに発送完了予定)
●活動報告書と四国で撮影したお写真、感謝のお手紙を送りします。(オリジナル手拭いとともに2022年1月までに発送予定)
●任意で活動報告書と、YouTubeにアップロード予定の動画に、スペシャルサンクスとしてRADYFOR内でのお名前を掲載いたします。尚、このリターンにつきましては、任意ですので必ず下記リンクを参照のうえで質問にお答えください。
<※注意事項:このリターンについては、こちら (https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の
「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。>
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月
25,000円
【企業・団体様向け】オンライン座談会貸し切りコース
●支援者様が希望される日程で、オンラインで、参加者様ご希望の人数で、座談会を開催いたします。ご自分も含めて、一緒に聞ける方がいる方、団体、企業等の運営をされていて、メンバーの方向けに四国の経験を話してほしいという方にお勧めです。
2021年10月~2022年3月までの間であれば、どの日程でも、時間帯でも、どんな人数でも、オンラインにてお話しさせていただきます。
ただし、参加人数等も参加者様に決めていただく形となりますので、当日のお話をさせていただく、オンラインの場づくりについては、支援者様にお願いできればと思います。
これらの点を予めご了承いただき、お申し込みください。
●活動報告書をPDF形式でメールでお送りします。(2022年1月までに送付)
●任意で、支援者様の企業または団体のお名前を活動報告書及びYouTubeにアップロード予定の動画に掲載させていただきます。
※注意事項:このリターンについてはこちら (https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の
「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認下さい
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月