【日本救急医学会総会・学術総会にて日本大学医学部から発表】

本日、第47回日本救急医学会総会・学術集会（於：東京国際フォーラム ）にて、日本大学医学部（演者：武藤智和 先生）により、「ペットボトルCPR講習の導入による医学部教育」としてペットボトルを使用した蘇生教育に関する効果の検証に関する学会発表がありました。

 

2019.10.2　第４７回 日本救急医学会総会・学術集会　口演１０卒前教育・初期研修２　日本大学医学部「ペットボトルCPR講習の導入による医学部教育」

 ペットボトルCPR講習の導入による医学部教育

[演者] 武藤 智和:1,2
[共同演者] 堀 智志:1, 桑名 司:1, 山口 順子:1, 櫻井 淳:1, 木下 浩作:1

1:日本大学医学部 救急医学系 救急集中治療医学分野, 2:日本大学医学部 小児科学系 小児科学分野

 

この検証は2019.5.11に行われた同大学の医学部教育に関するもので、一般社団法人ファストエイドにて事前検証を行った空のペットボトルとCPRトレーニングボトルの訓練用シートが実際に使用されています。 

 

　心停止認知後に速やかにCPRを行うという回答率は、教育前41.4％→教育後98.4％と向上しており、理解度も高まることから、バイスタンダーCPR（その場に居合わせた人の心肺蘇生）への同期付けは有効と考えられ、救急医療に対するアクティブラーニングの動機付けも有効である可能性も示唆された。

 

というものです。

 

関連ツイッター

2019.5.11【医学教育の現場で活用〜日本大学医学部・医学序論】日本大学病院救命救急センターの救急専門医の先生により 130人の医学生の最初の胸骨圧迫の授業でCPRトレーニングボトル が活用されました。

 

事前に精密測定で検証済みのペットボトルによる心肺蘇生の教育効果を、救急専門医の先生により検証され、医学会で発表された初めての事例となります。