成立

緊急支援：アフガニスタンの生活困窮者が生き抜くために命を守っていく

CWS Japan

支援総額

1,415,000円

目標金額 3,000,000円

支援者: 102人

募集終了日: 2021年12月13日

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2021年11月30日 12:00

【現地報告No.4】根こそぎ全てを奪われて

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CWS Japanの緊急支援にご支援いただき有難うございます。

わたしたちが支援を届けたい現地の人々が、現在どのような生活を送っているのか、現地の声を多くの方に届けるべく、現地パートナー団体を通したインタビュー内容（No.4）をお届けします。

2021年4月、アフガニスタン東部の村で激しい紛争が発生し、この地域の多くの住民が負傷したり命を落としたりしました。5人の子どもの母親であるグルヌール（45歳・仮名）は、「家族の死を恐れて、私たちを含む多くの家族が村を離れ、移転を余儀なくされました」と話します。

グルヌールの夫は、家の近くの農地で働いてわずかな収入を得ていました。「私の夫と息子の1人は、この地域から逃げようとしたときに、2つのグループの銃撃戦で殺されました。遺体を拾うこともできませんでした。2日間、遺体は野原に放置されていました。暴力がおさまったとき、近所の人たちが遺体を運んで埋葬してくれました。帰る家もなく、4人の子どもの世話を一人ですることになった私にとっては、恐怖の日々でした」。

グルヌールと彼女の子供たちは、避難民のためのキャンプにたどり着くまで、10キロ以上も歩いてきました。「私と子どもたちは、兄とその家族と一緒にビニールシートのテントで暮らしています。他の家族と同じように、私も政府や人道支援団体からの援助を期待していました。私たちは、医療、食料、住居などの基本的な生活必需品を満たすための支援を求めて、すべての関連機関に5つの申請書を提出しました。しかし、何の援助もありませんでした」。

グルヌールのもう一人の息子である11歳のジャファーは、母と妹のために、近隣のゴミの中から廃品や使えるものを集めて売ることで生計を立てようとしています。また、家族がお茶や水と一緒に食べられるようにと、乾パンを見つけては家に持ち帰ることもある。水は衛生的ではなく、食用には適していません。「私も子どもたちも、1日に1回しか食べられない日もあります」とグルヌールは話してくれた。

避難民キャンプには学校がなく、歩いて行ける距離にも学校はありません。「住んでいた村では、息子と3人の娘（5歳から13歳）は地元の学校で優秀な成績を収めていました。残念ながら、私たちには適切な宿泊施設や食事などの基本的な必需品を買う余裕すらありません。キャンプへの避難や新型コロナの拡大のため、子どもたちは学校に戻って教育を続けることができませんでした」。

グルヌールは、避難当時、妊娠5カ月でした。「私は11歳の息子を抱えて、真夜中に逃げました。私は11歳の息子を抱えて夜中に逃げました。その結果、流産してしまったのですが、助けてくれる人も、保健所に連れて行ってくれる人もいませんでした。翌朝、1時間半ほど歩いて病院に行きました。病院の人は、私が診察料や薬代を払えないという理由で、検査を断ってきました。何の治療も受けずに帰宅しました。翌日の夜は痛みで泣きました。子どもたちも何もできず、無力感に苛まれました。」

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