
支援総額
目標金額 10,000,000円
- 支援者
- 1,546人
- 募集終了日
- 2022年1月27日
【残り9日】エシカル協会代表の末吉里花さんにインタビュー!
こんにちは!a(n)actionの酒井功雄です!
クラウドファンディングも残りいよいよ9日!!
本当にたくさんの方にご支援いただき、支援総額は760万円を超えることができました!!
さて、「気候変動アクションをどう当たり前にするか」をテーマに、様々な業界の方にインタビューをする企画の"第三弾"となります!
今回インタビューさせていただいた方は、エシカル協会の代表兼日本ユネスコ国内委員会広報大使などの活動も行なっておられます、末吉里花さんです!
《インタビューした人》
末吉里花さん
フリーアナウンサーとして幅広く活躍
一般社団法人エシカル協会代表理事を務め、日本ユネスコ国内委員会広報大使などの活動も行なう。

ー末吉さんが取り組まれていることを教えてください。
末吉さん 以下末吉)エシカル協会は、2015年に仲間と立ち上げました。エシカル協会ではエシカルな考えや消費を広く普及啓発する活動を行なっています。とりわけ問題について知る機会を増やしたく、エシカルコンシェルジュ講座という連続講座を2015年から年2回開催しています。日本全国に約2100人のコンシェルジュたちがいて、それぞれの立場でエシカルの普及を行なって下さっています。
ーエシカルとはどういう意味でしょうか?
末吉)エシカルは英語で倫理的な、という意味になります。一般的には、多くの人が正しいと思っていること、人間の良心ら発生した社会的な規範がエシカルと言えると思います。私たちが普及啓発しているエシカルは人とか地球環境・社会・地域に配慮した考え方や行動のことです。
ー最近出された、「エシカル革命」も読ませていただきました。その中でもものを使ってなくす「消費」ではなく、循環させる「生活者」としての視点の重要性がとても心に残っています。個人を変えることにすごく取り組まれて来られた末吉さんの観点で、どういった気づきを作ることが人々のアクション喚起に繋がると思われますか?
末吉)今までの自分たちが無意識でやってきた、当たり前の行動を変えていくことが必要だと感じています。私の本でも色々なRが入っていて、その中でまずはRethinkする(考え直す)ような状況を作りたいと思って活動してきました。私は最初にこの考えに出会った時、まずは自分のクローゼットを見直しました。そのように自分の暮らしや日常を見つめ直すことを、みなさんが関心を持ってやってもらえたら嬉しいです。コロナが収束したらすべてをリセットして前に戻そう、と言われがちですが、なぜこの問題が起きたのかを振り返り、Reimagine(想像し直す)ことも必要なのではないかと思います。ユネスコの最新報告書ではさらに、人間だけではなく人間ならざるものとの対話も不可欠だと書かれていました。
ー環境に良いアクションを取るために、どういったことをモチベーションにできると思いますか?
末吉)私個人としては、エシカルな活動を通して少しでも変化が起きる様子にとても大きな喜びを感じます。ただ今の社会システムだと環境に良いアクションをすると悩みにぶつかる事が多く難しさもあります。なので無理はしなくてもよいということは伝えたいです。ただ電力を替えることなどは、一度替えてしまえばあとは手間がかからないので、アクションは起こしやすいのではないでしょうか。あとは楽しいと思えるかが重要です。実際にコンポストの作業が好きでとても楽しいと言われる方々は多く続けているように見えます。あとは少しでも関心を持ったら同じ興味を持った仲間やコミュニティに入ることでしょうか。
ーコンシェルジュ講座もやられている中でも、環境に良いアクションをする上でコミュニティの重要性は何だと思われますか?
末吉)仲間を作る事はとても大事ですね。個人的に2005年からずっとフェアトレード・コンシェルジュ講座をやっていました。講座を始めた時、関心を持っている人がこんなにいることに感動したことを覚えています。そしてだんだん続けているとネットワークができてきます。自分で一人でやってきた中で、仲間の大切さを知り、知ったがゆえにコミュニティとして確立させたいと思って団体を立ち上げました。同じ志を持った多様な人たちがいる事で、続ける力になるし、自分一人よりも大きなインパクトを社会に与えられる。そしてこの新しい変化を起こし歴史が変わる過渡期の間には、その変化を起こす人々が悩みなどを相談できる場所が必要だと思います。
ー政治学者の中島岳志さんが、選挙の投票率が上がらないのは日常の中で選挙について考えるきっかけがないからだとおっしゃっていて、まさに気候変動問題とも通じると思います。どうその日常の中に落とし込めるかが重要ですよね。
末吉)まさにそう思います。私たちもコミュニティがあることで日々この問題を意識できるということがあると思います。
ー気候時計の中でも、より多くの人がアクションを取ることが当たり前になることを目指しているのですが、どのようなインフラが必要だと思いますか?
末吉)まずハード面では、エシカル消費でいうと環境に良いものしか手に入らない世の中になったら、意識しないでも買う人が増えると思います。そういう変化は企業側の努力が不可欠であるので、頑張っている企業が後押しされるような、インセンティブになるようなものを政府も作るべきだと思います。スウェーデンでは、コンビニであらゆる商品にラベルが貼ってあり考えずともアクションできる社会がありました。ただ、エシカルなものだからといって大量生産、大量消費、大量廃棄されたら意味がないので、一人一人が地球一個分の暮らしは何かを考えることも大切です。そのためにアクションのインパクトや影響を及ぼす相手が可視化されることが必要ではないでしょうか。ソフト面では教育で、小さな子どもから社会人まで最新の環境問題の話から自然との関わり方まで学べるようになるべきですね。
ー著書の中でも、エシカル消費において愛を持って生活者同士や自然との関係性を築いていくことの重要性を語られていました。感情や愛はいかにしてこの問題に必要だと思いますか?
末吉)まず今の社会では商品を生産している人や環境破壊の影響を受ける人の顔が見えなくなっています。顔が見えるとその人を想い合う気持ちや愛が生まれます。グローバル化しすぎて顔が見えない中、想像だけで相手を思いやることができる人はどれくらいいるでしょうか。自然や生き物を身近に感じることも、自分で体験することで動植物に愛情を持つことと通じる話だと思います。そういう点で愛は大事だと思います。Ethics of Care(ケアの倫理)という言葉がユネスコの最新報告書でも言われています。ケアという言葉を聞くと一方的なケアが考えられがちですが、私もいつだってケアされる弱い存在でもあります。私たち個々人がそれぞれケアに値する存在だと理解して、弱い自分たちを受け入れ合うことが愛ではないでしょうか。そういう気持ちが大事だと思います。強いほうが勝ちという資本主義的な考えから、新しい世界を考えるきっかけになるのではないでしょうか。
「みんながケアされていいんだ!」ということをもっと多くの人が考えることができるのではと思います。
ーアクションとして捉えられてることがもっと多様化するべきだ、とインタビューさせていただいた他の方が話していました。実際に、こういったこともアクションなんだよというもので、何かあるでしょうか。
末吉)人と話すことですね。話すことだけでも、環境問題について相手が知らなければ相手が知る機会になるので立派なアクションだと思います。相手が知っていたら話題にしていくことが大事だと思っています。また、私も含めてどんな人も、自分が知っていることや見えていることはほんの一部なので、対話をしていくことで世界が広がっていくと思います。
ーClimate Clockに何を期待されますか?
末吉)このプロジェクトのミッションである、気候変動に日常的に気づけてアクションを取ることが当たり前な社会が実現することを期待します。その実現は私たちエシカル協会の活動の後押しにもなります。渋谷は若い人たちが集う街なので、日常的に若者が気づくきっかけが増えたら良いと思います。気候変動が誰にとっても重要であることの切実さが、このプロジェクトを通じて伝わったら良いと思います。
インタビュー後記:
エシカル協会で様々な方々の変容を間近で見てこられた末吉さんだからこそ、アクションを継続するためにコミュニティがとても重要であるというお話がとても心に残っています。私たちはみんな弱いんだ、だからその弱さを受け入れ合って、互いにケアできるような社会にしていきたい。その思いに本当に強く共感しました。
気候変動アクションが当たり前になった社会では、そういった人々の行動変容はもちろんのこと、互いの脆さを受け入れ合い思い合う、そんなケアリングなコミュニティを作っていきたい、と強く考えさせていただく機会をいただきました。
末吉里花さんが最近出された、著書「エシカル革命 新しい幸せのものさしをたずさえて」はamazonや書店などでご購入可能です!とても素晴らしい一冊なのでぜひご一読ください。
https://www.yamakawa.co.jp/product/15196
アクションをとることを当たり前に!そしてアクションする人が互いをケアし合えるように!
そんな社会に、世界になることを目指して私たちも活動しています!!
なんとか、あと9日で1000万円到達したい!!
残りあと240万円です!!!
みなさまの応援一つひとつが身にしみて、とっても嬉しいです😭😭
ご支援、拡散よろしくお願いいたします!!!!
リターン
1,000円

目指せ2000人!1000円でClimate Clockを支援する!!
○ メンバーからのお礼のメッセージをお届けします。
ーーーーーーーーーーー
「1000円だったら応援できるんだけど…」そんな高校生、大学生の声を受けて、新たに追加しました。
2000人と一緒にClimate Clockを実現させたいです!ぜひ、一緒にアクションしましょう!
- 申込数
- 99
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年2月
3,000円

ものはいらない!ミニマリストなあなたへ:Climate Clockを支援する!
◯ メンバーからお礼のメッセージをお送りいたします。
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- 793
- 在庫数
- 制限なし
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- 2022年2月
1,000円

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