気候変動アクションを当たり前に!渋谷に気候時計を置きたい!

支援総額

13,536,000

目標金額 10,000,000円

支援者
1,546人
募集終了日
2022年1月27日

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2022年01月16日 18:07

<残り11日>PIVOT執行役員の竹下隆一郎さんへインタビュー!

 

 

こんにちは!a(n)actionの酒井功雄です!

クラウドファンディングも残り11日となり、支援金額は600万円を突破しました!

 

 

みなさまお待たせいたしました!

「気候変動アクションをどう当たり前にするか」をテーマに、様々な業界の方にインタビューをする企画の"第二弾"!!

  →第一弾はこちら!

 

 

 

今回は、HuffPost日本版の元編集長としてご活躍され、現在は経済コンテンツを発信するスタートアップ「PIVOT」を立ち上げ、社会に新たな視点を提供している竹下隆一郎さんにお話を伺いました!

 

 

 

《今回インタビューした人》

竹下隆一郎さん

PIVOT執行役員、チーフSDGsエディター

2016年から「HuffPost日本版」編集長を務め、2021年より東洋経済オンラインやNewsPicksの編集長を務めた佐々木紀彦氏と共に、経済コンテンツサービスを展開するスタートアップ「PIVOT」を創業。

 

インタビュアー)isao

 ー今、PIVOTという新しいメディアを立ち上げられているとの事ですが、具体的にどういったことに取り組まれていますか?

竹下さん 以下竹下)まだ具体的にはお話しできないのですが、経済コンテンツを出していく予定です。自分たちのことを「メディア」とも呼ばないと思います。記事・動画・経済バラエティー番組、インタビュー番組等を中心に、起業、テクノロジー、SDGsやサステナビリティー、グローバルな視点を大切にしていきたいと思っています。

 

 

 ーHuffPostはどのようなきっかけや問題意識があってご退職されたのですか?

竹下)辞めるつもりはありませんでした。日本はいいところも沢山あるのですが、起業が足りないなと思っていて、特にメディアはなかなか変わらないですよね。今あるものを微調整しながらやってきたこの20〜30年で、既存の意識を変えることも大切だけど、0から作ることはとても大切。その中で新しい会社が出来るインパクトは大きいかなと思っています。

 

 

 

 ー気候変動問題の現在の状況についてどのような問題意識を持たれていますか?

竹下)世の中にインターネットが出てきた時と同じくらい、新しく世界のルールが変わってきています。仕事にインターネットが欠かせないように、気候変動やサステナビリティー、人権問題というのは全ての基盤・ルールになっていきます。今は大きな変化の入口にいて、困惑している状況なのだと思います。

 

 ーここ二年間くらい市民よりも、企業や政府が変わっている印象を受けています。脱炭素という言葉は広がっているけれど、そこの危機感は付随して広まってないのではと感じていています。実際どう感じられていますか?そして何が足りないと考えていますか?

竹下)日本企業も世界のムーブメントに押されるように変化し、企業の影響が大きくなりすぎていて、社会的な議論がまだ固まっていないと感じています。その例として、声をあげる若者をどう位置づけたらいいのか分からない、また、個人にとって投資が身近でないことも変化を感じにくい要因かもしれません。気候変動問題は金融関係者の関心が高いですし、日頃から株価の動きを追っている人にとっては、世界経済がESGやSDGsにシフトしていっていることを感じるはずです。でも、どうしても気候変動関連の変化を自分事として捉えにくいですよね。

 企業にとって、SDGsは海外からやってきた新しいグローバルトレンド。必死でまだ追いかけている状態の経営者が多いのかもしれません。一方、気候変動はビジネスの問題であると同時に、正義・倫理の問題なので、ビジネス面だけでなく、人間としてどう考えるのかという倫理面も大切です。ビジネスと倫理の両方が絡み合っているところが興味深いところなのですが、日本での議論はビジネスの部分だけが大きすぎるのではと感じます。

 

 

 

 ー実際にこのようなビジネス面と人間としての考え方が接続できている人はいますか?

竹下)非常に少ないと思います。倫理とビジネスを語ることが次のトレンドでそのような経営者が増えてほしいと思いますし、自分もそうなりたいです。

 

 

 ー日本で正義・倫理と言うと、正と悪に分離しやすいのではと思います。

竹下)深刻な問題だと思います。唯一無二の正しいことが「正義」ではなく、それが何であるかをめぐって議論すること自体が「正義」だと私は思います。SDGsやサステナビリティーも抽象的なもので、日本社会の会話を「抽象化」する良いトレーニングの機会だと思います。「意見とは何か」「自由とは何か」など、もっと抽象的思考を学校で育てるべきなのかもしれません。そして気候正義について咀嚼して、世界に日本の意見を発信していくことが肝心ですね。それは世界が日本に求めていることだとも思います。

 

 

 

 ーLearning For Allの李さんは、「波風を立てず、しかし変える」ということが日本においては変化に繋がるのではないかと話していました。日本社会を変える・響かせるメッセージはどのような言葉なのでしょうか。

竹下)波風を立てないということは正攻法で、とても大切なことだと思います。ただ、それがいろんな事を「我慢する」ことにつながりやすいのが日本社会なので、同時に注意も必要です。。

 

 

 私は声をあげることがとても大切で、声をあげた時点で社会的価値が発生すると思います。誰かが声を上げれば上げるほど、社会にとって使える「カード」が増えるんです。たとえば社会という「大きなテーブル」があり、その上に1枚1枚、世の中の意見が書かれた「カード」を並べたとします。そのテーブル上に、多種多様な「意見のカード」が載っかっているというのが豊かで強い社会です。

 

 

 ある時代においては少数意見でも、テーブルの上に「意見のカード」が載っていて、誰かが「チラ見」するだけでも変化の兆しになりますよね。「あ、そんなカードがあるのか」って。ちゃんとした政治家や企業経営者なら、「次の時代の意見とは何か」ということを考えながら新しいカードを集めているはずです。

 デモが苦手だったら、Googleで検索するだけでもいいです。「環境」や「気候変動」という言葉が検索されればされるほど、それはトレンドワードとなり、検索で上位に来たり、ネット上の流行の言葉をつねに分析しているマーケティングの担当者の目に入ったりします。

 企業はエゴサーチもします。ある会社が気候変動の解決に貢献する商品を出して、それを買ったお客さんが「良い商品だった」とInstagramやTwitterで投稿すれば、たとえバズらなくても、その企業が勝手にエゴサして、その投稿を見に来ます。つまり声が届きます。フォロワー数の多さは関係ありません。

 気付いていないのに届いている声もある。声が届いているかは気にする必要がなくて、声をあげることこそに価値があると強く思います。

 

 

 

 ー日本は声を上げてる人はまだ少ないと思います。アクションしやすくするにはどのような取り組みが必要だと感じていますか?

竹下)今までは黙っていた社会だったので、これからは家庭や職場でも声を上げることが大切だと思います。そして声を上げるイメージを100個見つけることが大事で、国会前で声を上げるなどだけでなく、例えば仕事のSlackで雑談をすることだって「声を上げる」ことです。たとえば「こんなニュースがあったよ」と、気候変動の話題をを仕事のSlackチャンネルに投稿したら、上司や同僚がスタンプを押してくれるかもしれない。スタンプをいつも押してくれる人がいたら、DMしてみましょう。そうやって世論が少しずつ変わるかもしれません。繰り返しですが、Slack投稿も「声を上げる」ことなのです。


 アクションするときにバズらせることのみを目標にしなくてもOK。だって、誰かがSlack投稿などの「見えないバズり(ダークバズり)」をしているかもしれませんから。見えないバズりの価値を大切に、長期的な目で希望を持つことが重要だと思いますね。

 

 ー今後こういった変化が起きていき、その変化の先にはどのような未来があると思いますか?

竹下)次のウェブはクリエイターエコノミーといって、自分が得意なことで信頼のある個人とつながり生計を立てていく時代が来ます。個人が強くなり、企業化する時代といわれていますね。そしてその社員を取引先として雇うことで、企業と社員がフェアなビジネスパーソンとなり、個人が声を上げやすく、先述したような人間的な考えが増えていくのではと思います。さらに自分の好きなものを突き詰めて行くことで、今の地球大丈夫なのか、と社会問題に気がつくきっかけが増えるのではと思います。

 

 

 

 ー西洋的な概念だけでは根本的解決にはつながらないのではと思っています。日本がもともと持っている文化との接続はどのように考えていますか?

竹下)昔の考えのままでは懐古主義と言われかねないので、昔と今の考えの差分を考えて英語に翻訳することが重要だと思います。三方よし(顧客・従業員・世間)では未来が入っておらず、日本社会が良くてもその外にいる世界のことも考える必要があるので、今は100方よし、くらいでないと足りないと思っています。

 

 

 ー最後に、このClimate clockに期待することは何ですか?

竹下)1秒単位で生きている今の世の中では、5年10年の長いスパンを意識することが大切で、その中でこのclockは時間を意識させる重要なものになると思います。そしてオンライン会議などで、自分の時間が埋まっていくなか、未来との縦の時差の意識が足りないように思います。10年後に生まれてくる人の声を想像することですね。climate clock は未来に生きる人たちとの時差を意識させるツールにもなると思います。


インタビュー後記:
声を上げ続けることで可視化されないところでその上げた声は広がっていく。つい最近にハフポスト日本版に僕も記事を出させていただきましたが、ネガティブな反応も多く見られました。竹下さんのお話を受けてめげずに、粘り強く声を発することをやめないことの大切さを本当に学ばせていただきました。「いるだけで、すでに意味がある」そう言っていただいたように感じます。

 

 

私たちも今回はクラウドファンディングという形で、社会に向かって声を発信しています!

みなさまのダークソーシャルの中、もちろんSNSや会話の中でこのプロジェクトを話題にしていただけますと、とっっっても嬉しいです!!

 

私たちと一緒に気候変動問題へ声を上げていきましょう!!!!

 

 

残りあと11日、あと400万円の支援を獲得するために、皆さんのお力をお貸しください!

引き続きご支援、拡散のご協力をよろしくお願いいたします!!

 

 

リターン

1,000


目指せ2000人!1000円でClimate Clockを支援する!!

目指せ2000人!1000円でClimate Clockを支援する!!

○ メンバーからのお礼のメッセージをお届けします。

ーーーーーーーーーーー
「1000円だったら応援できるんだけど…」そんな高校生、大学生の声を受けて、新たに追加しました。
2000人と一緒にClimate Clockを実現させたいです!ぜひ、一緒にアクションしましょう!

申込数
99
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

3,000


ものはいらない!ミニマリストなあなたへ:Climate Clockを支援する!

ものはいらない!ミニマリストなあなたへ:Climate Clockを支援する!

◯ メンバーからお礼のメッセージをお送りいたします。

申込数
793
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

1,000


目指せ2000人!1000円でClimate Clockを支援する!!

目指せ2000人!1000円でClimate Clockを支援する!!

○ メンバーからのお礼のメッセージをお届けします。

ーーーーーーーーーーー
「1000円だったら応援できるんだけど…」そんな高校生、大学生の声を受けて、新たに追加しました。
2000人と一緒にClimate Clockを実現させたいです!ぜひ、一緒にアクションしましょう!

申込数
99
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

3,000


ものはいらない!ミニマリストなあなたへ:Climate Clockを支援する!

ものはいらない!ミニマリストなあなたへ:Climate Clockを支援する!

◯ メンバーからお礼のメッセージをお送りいたします。

申込数
793
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月
1 ~ 1/ 25


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