コンゴ民主共和国のコーヒーをもっと日本へ!自社輸入へ挑戦!

支援総額

1,333,000

目標金額 1,300,000円

支援者
82人
募集終了日
2020年3月6日

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2020年02月19日 22:34

コンゴ民主共和国におけるコーヒー産業

アフリカで2番目の面積を持ち、非常に資源豊かな国コンゴ民主共和国は、過去数十年、長らく続いた紛争や国内政治の腐敗などによって非常に荒廃したものになっていました。1980年代のピーク時には平均100,000-120,000トンものコーヒー(80%はロブスタ種)を年間で輸出していました。

しかしながら、その後の紛争により国内が荒れていくにつれ、コーヒー栽培を放棄し長らく手付かずになっていた農園も多く、生産者も年を重ね、またコーヒーの木も病気にかかり、生産量は落ち、一時は年間輸出量が5,000トンにまで落ちていました。

 

一方で、生産者たちはより高値で購入してもらえる近隣諸国へ密輸することなども多く、国内が落ち着き始める2000年頃のデータは確かなものではないかも知れません。

その後、状況が次第に落ち着き始め、公共部門と民間部門の中で商業的な利益とそれに向けた規制緩和を求める声が多くなり、2015年には相互の合意がなされました。

 

合意の中身としては、抜本的な改革のため、輸出税と手数料に上限を設けること、政策の見直しや行政の冗長性の改善などと共に、公共部門と民間部門の利益を一致させるための協調的な取組みが進められることとなりました。

より具体的には、まずは近隣諸国への密輸を減らすために、生産性や品質の改善、また精製処理/水洗工場の改善などへの資金供給策へ対応することでした。尚、水洗工場に関しては、2011年には7つしかなかったものが、2018年には100もの水洗工場が稼働するようになっています。

また、それまでにも状況は少しずつ改善に向かっており、2012年のトップグレード(K3)のアラビカコーヒーの輸出量が8.94コンテナだったのに対して、2017年には39.12コンテナまで増えています。

 

その背景に団体やブランドが徐々に形作られてきたということもあります。

 

特徴的なものとしては女性団体les Femmes Congolaises dans le Café & Cacao (IFCCA)があります。女性による女性のための団体で、その流れをくみ女性のみで栽培、収穫、精製、管理されている“Café Femme”というブランドも立ち上げられています。

また、1965年に創業されたCoffeelacなどは国内のコーヒーブランドとしても有名です。新しいところでは、2015年に創業のCafé Kivu2017年に創業のLe Petit Chaletというコーヒーショップによって、国内消費の増加やコーヒーの品質に対する意識の向上にも貢献していることかと思います。

 

尚、現在コーヒーで生計を立てている農家(生計のうちコーヒー関連の収入が一番ウェイトを占める農家)25万人以上いるようです。それらの生産者は主にコンゴ東部のキブ湖周辺を中心に栽培エリアとしています。

では、それぞれの生産エリア/ゾーンについて簡単に触れてみたいと思います。

 

Bord de Lac : キブ湖に沿って広がるこのエリアは年間平均気温が16.8、平均降水量が1,637mmであるだけでなく、標高が1,450~1,800mにもおよび、理想的な生育条件に恵まれています。一般的には穏やかな酸とトロピカルフルーツ、りんご、ジャスミン、チョコレート、オレンジ、ブラックベリーなどの風味を持っていると表現されます。また、24,000人以上のコーヒー農家が住んでおり、先述のCafé Femmeムーブメントの中心エリアとなっています。

 

Ruzizi : Ruzizi地域は16,118㎢もの広大なエリアをカバーし、平均気温が21.6~26、年間降水量が981~1,549mm、標高が1,200~2,400m。ミディアムボディでレモンのような爽やかさやフローラルさ、トロピカルフルーツ、メロンの風味で知られています。

 

Grand Nord : North Kivuの北東部に位置するこちらのエリアはDRCの中でも最も生産量の多いゾーンの1つです。ルベロとベニという重要な商業都市が含まれ、24,579㎢のエリアにまたがります。そして気温は16.9~23という比較的穏やかな気候に囲まれ、年間降水量の平均1,420~1,582mmです。標高は1,200~2,200mの範囲で、このエリアは世界的にもロブスタ種の生産でよく知られていましたが、近年は最高級のアラビカ種の生産で注目されています。ミディアムボディでトロピカルフルーツ、レモン、ハニーなどの風味特性を持っています。

 

Petit Nord : 豊かな粘土質の土壌と10,000㎢以上のなだらかな丘陵が特長のこのゾーンは、コンゴ東部の観光センターの1つであるゴマ市の近くに位置しています。

そして、アフリカ最古のヴィルンガ国立公園に隣接しており、主要生産地への玄関口と呼ばれることがよくあります。

平均気温が18.9~21.7、年間降水量が1,185~1,596mm、標高も1,400~1,800mで恵まれた環境にあります。風味特性は滑らかなボディ、ブラックベリー、ブドウ、レモンなどで知られています。

 

Ituri : ウガンダと国境を接するアルバート湖の岸に沿った5,200㎢の険しい山脈や深い谷にまたがるこのゾーンは、肥沃な粘土質の土壌でコンゴのユニークな特徴を生み出してくれています。生産環境は比較的温暖で年間平均気温は19.6、年間降水量は1,380mm、標高は1,600~1,900mでこれらの条件がコーヒーの品質と生産量の上昇に恩恵をもたらしています。

 

このようにコンゴ東部を中心としたコーヒー生産地の中で、バイヤーたちは、現地のしっかりと入り込み、包括的なトレーニングの実施やソーシングモデルの開発など、生産者と共に持続可能な形で品質向上に向けた取組みを広く進めています

リターン

1,000


1,000円コース

1,000円コース

1,000円の支援をして頂いた方にコンゴ民主共和国の産地写真(データ)と共にありがとうメールをお送りいたします。

申込数
1
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

3,000


3,000円コースA

3,000円コースA

3,000円の支援をして頂いた方に御礼として、下記項目を発送させていただきます。
・コンゴ民主共和国の産地の写真(データ)
・ありがとうメール
・今回輸入予定のコーヒーで製造するドリップバッグ10袋

申込数
17
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

1,000


1,000円コース

1,000円コース

1,000円の支援をして頂いた方にコンゴ民主共和国の産地写真(データ)と共にありがとうメールをお送りいたします。

申込数
1
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

3,000


3,000円コースA

3,000円コースA

3,000円の支援をして頂いた方に御礼として、下記項目を発送させていただきます。
・コンゴ民主共和国の産地の写真(データ)
・ありがとうメール
・今回輸入予定のコーヒーで製造するドリップバッグ10袋

申込数
17
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月
1 ~ 1/ 17


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