【IPJメンバーからのメッセージ⑦】

プロジェクトページの本文に掲載することができなかったIPJメンバーからのメッセージです。渕野貴生(立命館大学大学院法務研究科・教授）からのメッセージを掲載致します。

 

■渕野貴生（ふちのたかお）

 

 

〈プロフィール〉

立命館大学大学院法務研究科教授。犯罪の嫌疑をかけられた被疑者・被告人に対して適正な刑事手続を保障することを実現したいとの思いをもって刑事法研究を行っています。

 

〈メッセージ〉

私の専門は刑事訴訟法学ですが、その中でややマイナーなテーマとされている報道被害の防止・救済について細々と研究を続けてきました。冤罪の被害にあわれた方は、誤って刑罰を科されるだけでなく、メディア報道やインターネットを通じて名誉やプライバシーの面でも深刻な被害を受け、さらに報道等をきっかけに職を奪われたり、人間関係を断絶させられたりするなど、人生そのものを破壊されるような甚大な影響を受けることも稀ではありません。

 

イノセンス・プロジェクト・ジャパンの活動を通じて、冤罪の被害にあわれた方が人間の尊厳を取り戻せるように少しでも伴走できればと思っています。

 

現実に、えん罪被害を救済し、冤罪の発生を防止するためには、法制度整備、必要な証拠の収集・発見、社会的な支援の三位一体の取組みが必要です。

イノセンス・プロジェクト・ジャパンはそれらの取組みの軸となる役割を果たします。

 

引き続きご支援いただきますよう、よろしくお願いいたします。