今だからこそ、想いをつなげるエールを込めたクラフトビール作ります!

寄付総額

905,000

目標金額 600,000円

寄付者
83人
募集終了日
2021年2月1日

    https://readyfor.jp/projects/KORNMUTTER_SAKURA_2021?sns_share_token=
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2021年09月12日 17:50

ビール作りだけでなく卒論修論の研究やってます!👨‍🎓

ツクツクボウシの声も少なくなり、秋の気配が深まってきています。

9月後半に大学の後期が始まります。学生の皆さんはそれまで夏休みを満喫🍉!?

いえいえ、次の麦シーズンを目の前に、8月に積み残した実験データを測定することと論文の執筆に向かい研究室のセミナーで💦議論を交わしています。そして夏前に収穫した大麦で、いよいよ次のクラフトビール作りの段取りを練り始めています。

 

今日はそんな研究室活動の紹介です。🧪🧫

地球規模での気候変動で、世界の重要な食料であるコムギの生産も大きな影響を受けています。そんな厳しい環境変化に順応して作物を収穫するためには、土の中に元気な根をしっかり張って土台をしっかりと育てることが一つの切り口になります。(学生時代に鍛えられてしっかり根を張り、立派な穂をつける🌾...学生さんの学びと成長と重なりますね😃)

 

植物は1人で環境と闘っているのではありません。土の中や葉の表面、そして体の中にも目に見えないたくさんの微生物が共生して、助け合いながら生きています。ヒトの腸内細菌を健全に保つことが健康につながると言われます。最近では、「植物の根はひっくり返った腸」と言われるように根の周り(根圏問いいます)にたくさんの微生物が共生して、良い環境を作ることで健全に育つことが注目されています。どうやって良い根圏環境をコムギ自身が作り上げるか、それに関わる遺伝子を探して、気候変動に頑健性や回復力を発揮して持続して収穫できる品種改良を目指す研究をしています。

 

では、実験室の中を覗いてみましょう。

土壌微生物を培養して、善玉菌を見つけ出す実験です。

 

学生さんが探しているのは菌根菌というキノコ(カビ)の仲間の微生物です。いろいろな色と形の菌が出てきます。

菌根菌は、根っこに感染して植物にリン酸や水の栄養成分を運んでくれます。植物は菌根菌に糖分やアミノ酸を供給して良い共生関係を作り出します。それにより、根が届く範囲(根系)よりはるかに広い範囲に菌糸のネットワークが広がり、しっかりした土台が出来上がります。お庭や家庭菜園で草を抜いたとき、根っこに土が沢山ついてきますよね。あれは菌根菌の菌糸が蜘蛛の巣のように土地の粒を巻き込んで「菌根」になった状態です。

 

  

 

さてさて、どんな菌が増えてきたでしょう🔬

根毛ほどの太さの菌糸が、キラキラ光って広がっています。丸く見えるのは胞子が入った袋(いわゆるキノコの部分です)。栗と白がありますが、キチン成分を染める色素で染色してUVライトで観察してみると、生きている部分が白く光、枯れているところが黒くなっています。すざまじい勢いで成長し、あっという間に根系を広げてくれます。

 

なんとか、うまく培養できたようですね。

これで実験はおわりではなく、これからが本番です。多様な種類のコムギにこの菌根菌を接種して、きょうせいしやすい小麦とそうでないコムギの遺伝子源を選び出し、そこから善玉菌を呼び込みやすいコムギの遺伝子を探すこと、その共生関係を強化する生物刺激剤(バイオスティミュラント)の効果を探ることです。

 

田んぼの雑草であるアオウキクサから植物性に脂肪酸が抽出されており、その液に種まき前にイネやコムギの種子をつけてから育てると、環境変化に強くなり育つ免疫作用が生まれます。その結果、少ない肥料で農薬を使わなくてもたくましく育つ、まさにSDGsを目指した研究です。

 

夏場は暑くて麦が育てられないので、この夏に水稲のコシヒカリでその生物刺激剤を効果を検証してみました。(以前お話ししたハウスの田んぼは、50°Cを地球温暖化を想定したスケールアップした実験です)

 

左の写真のように出穂期まで穂あまり生育に差がないようです(先生には、生物刺激剤を処理した方が出穂期が1日遅く、若干背が低くみて取れました)。学生さんは初めての稲作、時に水やりを忘れたりしてかなり厳しい環境変動に見舞われたそうです。

登熟が始まった右側の写真では、ほら違いが分かりますね!処理をしていない右側のポットが黄色く色づき始めていますが、処理したポットはまだ葉が生きてしっかり光合成をしてお米の粒を大きくしています。これは、しっかり根が張っていたので、厳しい(学生さんが与えた)環境変動でもめげずに底力を発揮して育っているという様子です。

 

これからの、卒論と修論の最終段階が楽しみですね!

来月には、新しい3年生が研究室にやってきます。

引き続き、みなさんのご指導をよろしくお願いいたします👨‍🎓👨‍🌾

 

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🍺 さて、いよいよ今シーズンのビールつくりを始動します。

コルンムッターを醸造いただくサンクトガーレンの岩本さんが、NHKテレビに登場します。📺 

 

SanktGallenBrewery / 元祖地ビール屋 サンクトガーレン 

2019年8月に放映された、美の壺「日々を潤す ビール」が下記日程で再放送されます。

ビールの泡、色、香りの3つの要素に注目。サンクトガーレンは“色”のパートで登場します。

9月12日(日) NHK Eテレ1 23:00~23:30

9月16日(木) NHK Eテレ1 11:00~11:30

https://www.nhk.jp/p/ts/Y5X4W21ZN2/schedule/ts/NL6KV9YLVX/

映像が美しく、見ているとビールが飲みたくなります。お時間のある方はぜひ。

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ギフト

3,000


KORNMUTTER カード

KORNMUTTER カード

● 寄附金領収書

●麦畑の周りの身近な自然を写したカードです。いろいろな生き物たちの暮らしぶりを解説して紹介します。

※3,000円×複数口でのご寄附も可能です。(「寄附する」ボタンを押していただいた先の画面右上で、個数を選択できます。)

寄付者
40人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年5月

10,000


KORNMUTTER カードと「全集中、麦の呼吸」オンラインイベントへのご招待

KORNMUTTER カードと「全集中、麦の呼吸」オンラインイベントへのご招待

● 寄附金領収書

●KORNMUTTERカードは、麦畑の周りの身近な自然を写したカードです。いろいろな生き物たちの暮らしぶりを解説して紹介します。

●サンクトガーレンとのコラボでのオンラインイベントや、コロナを吹っ飛ばす「全集中、麦の呼吸」のオンラインセミナーへご招待いたします。

※オンラインイベントやセミナーは、2021年5月〜9月の期間で開催予定です。Peatixにてご招待をお送りする予定です。

※1万円×複数口でのご寄附も可能です。(「寄附する」ボタンを押していただいた先の画面右上で、個数を選択できます。)

寄付者
37人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年5月

50,000


ビール大麦の農業体験、KORNMUTTER カードと「全集中、麦の呼吸」オンラインイベントへのご招待

ビール大麦の農業体験、KORNMUTTER カードと「全集中、麦の呼吸」オンラインイベントへのご招待

● 寄附金領収書

●舞岡の圃場で一緒に麦を育ててみませんか!?麦ふみから、青麦、麦秋、収穫などの農業体験、また各種イベントに年間を通じてご招待させていただきます。(ご希望制)

●KORNMUTTERカードは、麦畑の周りの身近な自然を写したカードです。いろいろな生き物たちの暮らしぶりを解説して紹介します。

●サンクトガーレンとのコラボでのオンラインイベントや、コロナを吹っ飛ばす「全集中、麦の呼吸」のオンラインセミナーへご招待いたします。

※オンラインイベントやセミナーは、2021年5月〜9月の期間で開催予定です。Peatixにてご招待をお送りする予定です。

※5万円×複数口でのご寄附も可能です。(「寄附する」ボタンを押していただいた先の画面右上で、個数を選択できます。)

寄付者
5人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年5月

100,000


木原生物学研究所ツアーとオンライン講義の受講

木原生物学研究所ツアーとオンライン講義の受講

● 寄附金領収書

●木原生物学研究所の紹介ツアーと「コムギの話」「生命科学を地球の医師に」とSDGsをテーマにした講義を受講して、未来への知の開拓へご招待いたします。

●舞岡の圃場で一緒に麦を育ててみませんか!?麦ふみから、青麦、麦秋、収穫などの農業体験、また各種イベントに年間を通じてご招待させていただきます。(ご希望制)

●KORNMUTTERカードは、麦畑の周りの身近な自然を写したカードです。いろいろな生き物たちの暮らしぶりを解説して紹介します。

●サンクトガーレンとのコラボでのオンラインイベントや、コロナを吹っ飛ばす「全集中、麦の呼吸」のオンラインセミナーへご招待いたします。

※オンラインイベントやセミナーは、2021年5月〜9月の期間で開催予定です。Peatixにてご招待をお送りする予定です。

※10万円×複数口でのご寄附も可能です。(「寄附する」ボタンを押していただいた先の画面右上で、個数を選択できます。)

寄付者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年5月

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