100年未開の遺跡を発掘へ。古代エジプト-古王国時代-を紐解く

寄付総額

5,258,000

目標金額 2,500,000円

寄付者
231人
募集終了日
2019年12月20日

    https://readyfor.jp/projects/Meidum-Pyramid?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note
2019年12月13日 18:00

【ページリニューアル!】第1目標達成までの軌跡

私たちの挑戦もあと残り7日。 500万円の達成までもう一歩。 発掘にはどんな可能性があるのか? メイドゥム遺跡にはどんな謎が隠されているのか? ネクストゴール達成に向けページをリニューアルしました!(本文はこちら

 

つきまして、旧ページは新着情報に残させていただきます。

 

===

 

 

砂の下に埋もれ続けていた、
歴史の一頁を今、明らかに。

 

皆さまはじめまして、駒澤大学 文学部教授の大城 道則です。

 

これまで『図説ピラミッドの歴史』や『古代エジプト 死者からの声』などの著書の出版、あるいは20年以上にわたり『地球の歩き方(エジプト編)』の監修を行ってきました。また研究として、世界遺産であるシリアのパルミラ遺跡やイタリアのポンペイ遺跡で発掘調査をして参りました。もちろん専門のエジプトでもです。

 

この度、駒澤大学の教員・大学院生を中心としたチームで、古王国時代第3王朝のフニ王が着工し、第4王朝のスネフェル王が建造を引き継いだと言われる「崩れピラミッド」に隣接する、未だ調査がなされていないメイドゥム遺跡の調査をしています。

 

これまで三度にわたり調査をし、確認されてきた地中レーダー探査のデータ解析、ピラミッドのコンピューターグラフィックス製作と内部のバーチャルリアリティー製作を進めています。

 

しかし、約100年間、誰も手をつけていない砂漠の下の調査には、時間、人手、そして費用がかかり、研究には多くの困難を強いられています。四回目の調査を行うための資金を集めるべく、クラウドファンディングの挑戦を決意しました。

 

ピラミッド史において、未調査の歴史の一頁をたくさんの方々と共有しながら解明し、ご寄附いただく皆さまを含めた日本チームだからこそできたという成果へ向け、頑張りますので、どうぞ応援のほどよろしくお願いします!

 

 

 

「崩れピラミッド」だけじゃない。

メイドゥム遺跡とは?

 

▲メイドゥムのピラミッド周辺遺跡について


メイドゥムのピラミッド周辺遺跡は、ギザの大ピラミッドを建造したクフ王の父であるスネフェル王のピラミッドを中心に、3000年間にわたり大小様々な墓が作られてきた巨大な「死者の町」です。

 

古代エジプト文明の遺跡には、いまだ発掘すら十分になされていない重要な遺跡が存在しています。メイドゥム遺跡はその一番手に挙げられる遺跡です。

 

メイドゥムのピラミッド周辺遺跡

 

メイドゥム遺跡には、世界的に有名なスネフェル王の「崩れピラミッド」、またその周辺には王族の墓である巨大なマスタバ墓が複数存在し、既にスネフェル王の息子たち(クフ王の兄弟たち)の墓が確認されています。その墓からは、カイロ考古学博物館の目玉として展示されている有名な「メイドゥムのガチョウ」のレリーフや「ラーホテプとネフェレトの夫婦像」出土しています。

 

それらマスタバ墓周辺には、まだ発見できていない王族の墓があると予想されています。

 

出土した「メイドゥムのガチョウ」

 

▲メイドゥム遺跡を調べることで推測できること

 

謎の多いメイドゥム遺跡は、ピラミッドが巨大化していった初期のピラミッドです。調査を進めることで以下のことが推測できるようになります。

①最初の真正ピラミッドがメイドゥムで造られた理由

 

②スネフェル王が100メートル級の巨大なピラミッドを三基も建造した理由

 

③ピラミッドの建造方法:ピラミッドはどのようにして建造されたのか

 

④巨大マスタバ墓の被葬者:クフ王の兄弟たちか、それともスネフェル王の親族か、王になれなかった悲劇の王子か

 

④どうして3000年以上にわたって墓地として使用され続けたのか

メイドゥム遺跡のことだけではなく、ピラミッドの本質的な謎に迫ることのできる魅力に溢れた遺跡なのです。

 

 

100年間未開のメイドゥム遺跡。

調査を積み重ね、ついに見えた「影」。

 

上記のように三大ピラミッドのギザや王家の谷があるルクソールと並び、メイドゥムは未だ十分に発掘すらされていないエジプト考古学史上、貴重で重要な遺跡です。なぜそんな遺跡を我々が調査できることになったのか?

 

私たちのチームと親交のあったエジプト考古学の権威・ザヒ・ハワス博士から推薦を受けたことがきっかけでした。「もちろん、メイドゥムでOKですが、ホントに?」と、とても驚いたことを記憶しています。

 

今回は、アメリカやドイツといった世界各国の調査チームとの、調査権の選考を勝ち抜き、私たちのチームが発掘を行わせていただくことになりました。

 

私のようにエジプト学を志す者にとっては最高の瞬間でした。

 

これまで3月から3回に渡り、遺跡全域の踏査と地中レーダー探査機を使用した調査を行って参りました。その際には、これまで未確認であった地下構造物の影を複数確認することができています。

 

三次元デジタル測量で解析した崩れピラミッドの全景

 

第一回 調査

[ 2019年2月末~3月初旬 ]


メイドゥムのピラミッドおよびその周辺のジェネラル・サーベイ(踏査)を実施しました。広大な遺跡の現況および情報収集も並行して行いました。

 

この一回目の調査は、遺跡全体の現状把握と調査すべき場所の特定を行うことが目的でした。メイドゥム遺跡はまともな地図すら作られておらず、現地のエジプト人考古学者たちからだけではなく、世界中の研究者仲間に意見をききました。

 

メイドゥム遺跡の全体地図

 

 

第二回 調査

[ 2019年7月末 ]


マスタバ墳第14号墓と第15号墓の測量を実施。同時に地中レーダーで地下調査を開始。地中レーダーは平らな場所で性能を発揮することから、なるべく平らな場所を選び調査を実施しました。

 

この二回目の調査の際、実は、地中レーダー探査の結果で何も出なければ、この調査はそこで終了の予定でした。資金も底をついていたため、さらに方針転換をして調査を行うことはできなかったのです。

 

KEYTEC株式会社の河合さんと三上さんによる地中レーダー探査

 

エアコンも止まって、停電もしばしば起こるホテルのロビーで、汗を拭きつつ、その解析画像に影を発見。

 

「ここ何かありますよね?ね、ありますよね?本当にありますよね?」

 

その影は、約10メートル×3メートルの構造物と竪坑。クフ王の兄弟あるいは親族の墓と想定されるマスタバ第14号墓と第15号墓のそばで東西軸上にありました。そして東側に未盗掘墓を含む複数の竪穴も発見。

 

皆で歓声をあげ、ハイタッチをしました。次の調査への扉が開いた瞬間でした。

 

データ解析中!

 

第三回 調査

[ 2019年9月上旬~中旬 ]

 

三回目の調査では、調査範囲の拡大を目的として、地中レーダー探査を行いました。レーダー地下探査と並行して、ピラミッドの内部と外部、そしてマスタバ第14号墓と第15号墓の三次元デジタル測量を、ファロージャパンさんのご協力と、林武文先生(関西大学)の指揮の下、実施。

 

さらに同時並行でマスタバ墓の平面図を角道亮介先生(駒澤大学)の指揮の下、作成することができました。

 

これにより、発掘調査すべき場所が特定されました。発掘調査への基礎ができ、ここからがいよいよ本番です。

 

林先生、ピラミッドの玄室内で三次元デジタル測量中!

 

 

 

眠りから目覚めさせる。
四度目の調査へ!

 

2020年1月に予定している四度目の調査では、第二回、三回目の調査で明らかになった結果を踏まえ、必要な箇所の地中レーダー探査のデータ解析、そしてついにテストピット(試掘)を進めていきたいと考えております。

 

それらが未発見のマスタバ墓であるのか、神殿の一部であるのか、それとも未発見の地下墓なのかを解明します。並行してVR( virtual reality )の作製も進めます。

 

大ピラミッド時代がなぜこの時期に始まったのかという原因・理由

その背景でスネフェル王の親族がどのような役割を果たしたのか。

そしてなぜ短期間で王墓地は捨てられたのか。

 

この調査ではこれらのことが推測できるようになります。今回の調査は、これまでの調査成果を一つの形へと繋げるものであり、数千年の間、誰も知らなかった発見は目の前です!


そして日本チームを代表して行うこの調査には、多くの皆さまのご協力を必要としています。調査・研究は第四回目の発掘で全てが解明されるわけではなく、継続して実施する必要があります。調査・発掘もまさに「継続は力なり」なのです。

 

その経過を、この研究を見守ってくださる皆さまと一緒に進めることで、日本発の世界を代表する研究の一つへとつくり上げていきたいと考えています。

 

第一目標:250万円

・地中レーダー探査のデータ解析
・100年ぶりのメイドゥム遺跡の地図作成
・メイドゥム遺跡のVR(virtual reality)の作成

マスタバ第14号墓と第15号墓を中心としたメイドゥム北遺跡の全体地図とメイドゥム遺跡のVRの完成を実現できます。

 

第二目標:500万円

・テストピットから発掘開始!

さらに未発見・未盗掘の墓・遺構の発見を目指します!

 

発掘は、未知への挑戦です。この調査によりクフ王の兄弟たちの墓である第14号墓と第15号墓の周りに配置された礼拝堂・葬祭神殿や、未発見・未盗掘のものを含む小型の付属墓の存在が明らかとなる可能性を秘めています。

 

また、マスタバ墓に通常置かれる巨大な石碑が見つかれば、これらの墓の被葬者の名前が判明する可能性もあり、ファラオになれなかった悲劇の王子の名前判明へと歴史の一頁が紐解かれていきます!

 

■資金使途詳細

現地調査渡航費:    2,000,000円

データ解析:      500,000円

現地作業員給料:    1,500,000円

Virtual reality 作製:  500,000円

現地コーディネーター費:500,000円

計500万円の内、第一目標では250万円を目指します。

 

 

 

千載一遇のチャンスを逃さない。

皆さまと一緒に古代エジプト史を解き明かす!

 

エジプトには遺跡が多すぎて、三大ピラミッドのあるギザと王家の谷にあるルクソールの調査で、エジプト考古庁は手一杯なのが現状です。全てのピラミッドを満遍なく調査することは、古代エジプト史を解き明かすに当たって非常に大事なことです。

 

そのためにも、このチャンスを逃さず、ピラミッド史の研究を推し進めるためにメイドゥム周辺遺跡を調査しなければなりません。

 

まだ誰も発掘していないこの遺跡群では、まず間違いなく新たな考古学的発見が見込まれます。これは古代エジプト文明の知られざる側面を人々に提供し、考古学的・歴史学的調査をさらに次の一歩へと推し進めます!

 

私たちだけではなく、参加するすべての研究者たち、専門家たち、大学院生たち、そして本プロジェクトご寄附いただく皆さまもその調査隊の大事なメンバーです!

 

このプロジェクトは、日本の皆さまの考古学への想いとともに実現させていきますので、どうか我々に、夢に力をお貸しいただけませんでしょうか?よろしくお願いいたします!

 

 

ギフトのご案内(一部抜粋)

 

・ゆるゆる神様図鑑 古代エジプト編 オリジナル壁紙(大城、橋本共著)
出版されたばかりの調査隊員大城・橋本による著書のオリジナル壁紙。クラウドファディングのご支援者様の限定品です。

一例です。

 

・調査隊とお揃い!限定Tシャツ&トートバック

現地で調査隊も着用予定のTシャツ&トートバックです。調査隊の一員の気分で毎日をお過ごしください!

画像はイメージです。

 

 

・「地球の歩き方」監修の大城が教える!支援者限定のエジプトおすすめの歩き方

20年以上にわたり『地球の歩き方(エジプト編)』の監修を行った大城が今回のメイドゥム遺跡の観光もコースに含めたご支援者さま限定の観光コースをご案内します。(PDFでお送りいたします。)

 

・調査隊の「非公開」Facebookグループにご招待
調査隊の「非公開」Facebookグループでは4回目の調査の様子を生配信や投稿などでリアルタイムで共有します。調査隊の一員になって調査の様子をみていただけます。

 

・調査報告会

ご支援者様限定の報告会を実施いたします。日時・場所に関してはプロジェクト達成個別にご連絡いたします。

 

・メイドゥム遺跡見学
メイドゥム遺跡見学は現地のツアーに大城が同行して、ご案内をいたします。対象は調査中に現地にきていただける方に限ります。(次回の渡航は2020年1月〜3月を予定しておりますが、次次回以降は再度アナウンスいたします。また現地までの交通費に関しましてもご支援者様の自費負担となります。)

 

 

メンバー紹介

 

◆調査隊隊長:大城 道則
(駒澤大学文学部歴史学科教授)

 

メイドゥム・ジャパン・プロジェクト(チーム駒澤)は、スネフェル王の「崩れ」ピラミッドを中心としたメイドゥム遺跡の持つ意味を明らかにすることを最終目標に掲げています。そこに向かって駒澤大学の教員と学生たち、そして協力してくれる皆さまと一緒に謎の解明に挑みます!


 

 

◆考古学班リーダー:角道 亮介
(駒澤大学文学部歴史学科准教授)

 

メイドゥム遺跡の地下にはまだまだ多くの謎が眠っています。遺跡の調査を通じて当時の人々の生活や思想に近づき、皆さんと一緒に謎を一つずつ解き明かしていきたいと思っています。


 

 

◆考古学班隊員:遠藤 颯馬
(東京都立産業技術高等学校 講師)

 

古代エジプト史のなかでも重要な位置を占めるメイドゥムの調査に携わることができ、大変光栄です。日々勉強の毎日ですが、このプロジェクトのお役に立てたら嬉しく思います。ご協力お願いします。


 

 

◆考古学班隊員:野中 涼
(駒澤大学人文科学研究科修士課程2年)

 

これまで自分が日本で、そしてブルガリアなどの海外調査で得た発掘経験を活かし、成果を皆さまに届けられるように頑張ります。よろしくお願いいたします。


 

 

◆考古学班隊員:鈴木 崇司
(駒澤大学人文科学研究科 修士課程2年)

 

バーレーンや中国など国内外での発掘調査経験で学んだ知識をはじめ、長く学んできた考古学の知識を最大限生かし、目的を達成できるように努めます。よろしくお願いいたします。


 

 

◆林 武文

三次元デジタル測量班リーダー
(関西大学総合情報学部 教授)

 

ピラミッドや遺跡の3次元計測の結果を、3DCG(三次元コンピューターグラフィックス)、VR(バーチャルリアリティー)、AR(オーグメンテッド・リアリティ=拡張現実)、プロジェクションマッピング等の最新の情報技術を用いて分かり易く紹介していきます。


 

 

◆橋本 幸実

三次元デジタル測量班隊員
(駒澤大学人文科学研究科 修士課程2年)

 

古代エジプト人の作品であるピラミッドやマスタバ墓から立体的なデータをとり、ビジュアル面からも分析する調査に携わらせていただきます。皆さまと一緒に頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします!


 

 

 

◆河合 秀之

地中レーダー探査班リーダー
(KEYTEC株式会社)

 

このプロジェクトに参加できたことを光栄に思います。地中レーダー探査のプロとして、このチームの最終目的を達成できるよう努めてまいります。


 

 

◆三上 晴照

地中レーダー探査班隊員
(KEYTEC株式会社)

 

KEYTEC株式会社の三上です。過酷な真夏のエジプトでの調査には大変苦労しましたが、エジプト料理は美味しく、毎日食べ過ぎてしまうほどでした!


 

 

◆小野 詠美

地中レーダー探査班隊員

(駒澤大学人文科学研究科 修士課程1年)

 

これまでの勉学・研究で得た知識を最大限活かし、調査に貢献出来るよう頑張ります。よろしくお願いします。


ギフト

3,000


ゆるゆる神様図鑑 オリジナル壁紙コース

ゆるゆる神様図鑑 オリジナル壁紙コース

・プロジェクトメンバーからのお礼のメール
・ゆるゆる神様図鑑 古代エジプト編 オリジナル壁紙(大城、橋本共著)
・寄附金受領証明書(寄付控除の詳細に関してはページ下部をご覧ください。)

申込数
32
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年1月

5,000


メイドゥム遺跡PC壁紙コース

メイドゥム遺跡PC壁紙コース

・お礼メール
・メイドゥム遺跡のPC用オリジナル壁紙3枚
・ゆるゆる神様図鑑 古代エジプト編 オリジナル壁紙(大城、橋本共著)
・寄附金受領証明書(寄付控除の詳細に関してはページ下部をご覧ください。)

※画像はイメージです。

申込数
14
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年1月

3,000


ゆるゆる神様図鑑 オリジナル壁紙コース

ゆるゆる神様図鑑 オリジナル壁紙コース

・プロジェクトメンバーからのお礼のメール
・ゆるゆる神様図鑑 古代エジプト編 オリジナル壁紙(大城、橋本共著)
・寄附金受領証明書(寄付控除の詳細に関してはページ下部をご覧ください。)

申込数
32
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年1月

5,000


メイドゥム遺跡PC壁紙コース

メイドゥム遺跡PC壁紙コース

・お礼メール
・メイドゥム遺跡のPC用オリジナル壁紙3枚
・ゆるゆる神様図鑑 古代エジプト編 オリジナル壁紙(大城、橋本共著)
・寄附金受領証明書(寄付控除の詳細に関してはページ下部をご覧ください。)

※画像はイメージです。

申込数
14
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年1月
1 ~ 1/ 13

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る