5人目の助成対象者が決定しました！（がん薬物療法看護認定看護師）

皆様こんにちは！長崎大学病院がん診療センターです。

本プロジェクトの5人目の助成対象者が決定いたしました！

JCHO諫早総合病院　林田　晋作さんです！

がん薬物療法看護の認定看護師を取得されました、おめでとうございます！

林田様よりメッセージをいただいております！

①資格取得を目指した理由を教えてください！

がん治療センターへの異動を契機に、外来で治療を継続する多くの患者さんが、副作用による身体的・精神的な苦痛や将来への不安を抱えている現状に直面しました。そうした日々の関わりの中で、看護師としての支援が患者さんの安心感や生活の質に深く関わっていることを実感し、看護の専門性の重要性を改めて認識しました。
当センターには、がん看護専門看護師や各種認定看護師が多数在籍しており、それぞれが高い専門性を活かして質の高い看護を提供しています。その姿に刺激を受け、私自身も薬物療法に臨む患者さんを支える力を高めたいと考え、がん薬物療法看護認定看護師の資格取得を目指すようになりました。

②これからどんなことをしたいとお考えでしょうか？

薬物療法を受ける患者さんが安心して治療に臨めるよう、個々の症状や生活背景に寄り添った看護の実践に努めてまいります。また、副作用対策や安全な投与管理の強化、スタッフ教育の充実に加え、新薬・新レジメン導入に伴うプロトコールの整備にも注力し、現場ニーズに即した実践的な運用体制の構築を目指しています。 

認定看護師として経験の浅い立場ではありますが、一つひとつの取り組みを丁寧に積み重ねながら、状況に応じた柔軟な判断と確実な対応ができる力を培っていけたらと思っています。

③資格取得を目指している方へ一言お願いします。

こちらを読んでくださっている皆さんは、きっと同じ志を持つ方々だと思います。
課程を修了した今、がん医療の現場では、患者さんの「生きる力」に寄り添い、治療を支える看護の力が、以前にも増して強く実感しています。

一歩を踏み出すことは、とても難しいことだと思います。私自身も、その壁に向き合い、迷いながらも歩み始めた経験があります。

まだまだ未熟な私ではありますが、そうした経験を通して、皆さんと歩みを共にできることを、心から願っています。