ミス・パウルが勤めた新生療養所は、今は新生病院として、小布施にはなくてはならない病院になっています。

現在は、内科や外科、小児科をはじめ計19の診療科目を掲げ、小布施町の福祉や保健、介護の機関と連携して、住民の健康を支えるための体制を築いてきました。

 

また病院では、かつてカナダ聖公会の奉仕に支えられていた歴史を真摯に受け止め、国際的な医療協力活動にも取り組んできました。バングラデシュなどアジアの国々から研修医を招いての技術指導をはじめ、医師や看護師らによる現地での医療支援、小布施周辺に住む外国人への無料健康診断など、精力的な活動をつづけてきました。


また、1997(平成9)年、新生病院に緩和ケア病棟が開設。
かねてより医師や看護師など職員の方々がターミナルケアを学び、協力しあって実践を積み重ねてきた末のことであり、長野県内では先進的な取り組みです。


 

かつての結核療養所がこうして時代のなかで形を変え、しかし当時の精神はそのままに受け継がれていることは、忘れてはいけない小布施の歴史であり、日本の歴史だと思います。

「世界一のパン」のお話は、かつての物語でもあり、現在の物語でもあります。

 

 

(新生病院のマークには、カナダの国旗にもあしらわれる

「メープルリーフ」が配されています。)

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