居場所のない子どもたちに居場所を！自らの意思で選び取れる選択肢を！

もう2月になりましたね、

皆さんは今年2021年をどんな年にしようと考えて、一年を始めましたか？

私は大学のレポートも終わり、やっと自分がしたいと思う活動などに時間が割けるようになり、とても嬉しいです！

今、ある高校の２年生の子たちと定期的に会い、進路や学校生活の相談を行っています。相談を行う中でとてももどかしく感じることもありますが、自分を見ているような親近感を覚えることもあります。少しづつではありますが、信頼できる関係をつくれた良いなと感じているところです。

彼女たちにこの活動の話をしました。するととても喜んでくれて、本当に嬉しく思いました。このような活動をしていると、本当に意味があるのか？と少し不安になることもありますが、そのような彼女たちの声をききとても嬉しく思いました。

それと同時に、自分の高校時代を思い出しました。

私は高校時代一時期本当に家に帰るのがいやで放課後は友達と外を歩き回り、時にはどこに行くわけでもないのに電車に乗って終点まで行き、また戻る。というようなことを繰り返していました。ずっと続けていた部活もやめてしまいました。

そんな時、留学という選択肢が目の前に置かれました。その時の私にとって、自分が生きている世界に　”ここにいたい。ここにいても良いんだ”　と思える場所はありませんでした。そして、留学に行けば家に帰らずに済む。そんな思いで留学を決意し、一年間パナマ に留学することになりました。

留学先では、言語も通じない、見た目も周りとは全然違う私のことを、みんなが呼んでくれました。沢山ハグもしてくれました。そして、あなたがここに来てくれてよかった、と言ってくれました。そのような環境で過ごす内に、自然と　”ここにいたい。ここにいても良いんだ”　と感じるようになっている自分がいました。

高校時代の私には、留学という道が目の前に置かれ、自分の居場所ができました。この経験があったからこそ今の自分がいます。

もし、あの時留学という選択肢がなかったら、？私を支えてくれる大人がいなかったら？と考えると、今どうなっていたのかわかりません。

だからこそ私は、高校生の時私が感じていたような思いを抱える今の子どもたちに　”ここにいたい。ここにいても良いんだ”　と感じられる場所を作りたいと思ったのです。

彼女たちが自分自身にとって最善の選択ができるようにサポートすること、それがこの居場所作りをする中でとても重要なことだと感じています。

留学先のクラスメイトとの写真