
寄付総額
目標金額 3,000,000円
- 寄付者
- 196人
- 募集終了日
- 2019年8月30日
26年振りの箱根へ チームを率いた駅伝主将・大土手嵩の4ヶ月
こんにちは!筑波大学陸上競技部駅伝主将の大土手嵩です。平素より多大なご支援・ご声援を賜り、本当にありがとうございます。
10月26日の箱根駅伝予選会に向けて、たくさんのご支援と応援ありがとうございました。おかげさまで、僕たち筑波大学は、第6位という成績で1月2、3日に行われる箱根駅伝への切符を手にすることができました。
皆様のご支援とご声援がなければ、決して達成することはできなかった結果だったと思います。クラウドファンディングによる資金面の援助はもちろんですが、皆様からいただいた熱い想いや心温まる声援が私たちの原動力となったことは間違いありません。
今年の7月に投稿させていただいた『第4弾クラウドファンディング』の記事で、「厳しい練習に負けそうになったときは、“結果発表が終わった後に、全員で抱き合って喜びを分かち合う姿”を想像し、奮い立たせていきます。もちろんそのシーンの中には、皆様の姿も重なります。」と書かせていただきました。
その言葉通り、予選会のゴール地点の『みんなの原っぱ』で、予選突破が決定した歴史的瞬間を皆様と一緒に迎え、その感動を共有することができたことは本当に嬉しかったです。正しく、筑波大学が一つのチームになった瞬間だと強く感じられ、最高の気分でした。こんな全身全霊で味わう感動を今まで経験したことはありません。皆様には、心からお礼が言いたいです。ありがとうございました。
さて、今回は、僕が駅伝主将になってからの取り組みや、自分自身の心境の変化、そしてチームの変化について書かせていただきたいと思います。
6月半ばから7月初めにかけて、チーム改革を目論み何回ものミーティングを重ねました。チームが一つの方向に進んでいこうと決意を新たにしたタイミングで、私は駅伝主将に立候補しました。その時に、僕が僕自身に誓ったことは、
「これから変化し強くなっていくであろうこのチームで、自分が一番変化し、強くなろう」
ということです。大げさかもしれませんが、チーム改革の象徴になろうと決意したのです。そうした決意を持ってスタートした新体制を率いて間もなく、夏合宿がスタートしました。
本当ならば、新駅伝主将としてAグループの先頭に立ち、練習からガンガン引っ張っていきたかったのですが、6月まで故障などがあり、ろくに練習も消化できていなかった当時の僕は、BやCグループで必死に身体を作っていくしかありませんでした。
駅伝主将になるときに、「今はまだ練習を引っ張るような力はないから、みんなに支えてほしい」と伝えていたので、特に同学年の仲間が練習を盛り上げようとしている姿勢に助けられましたし、とても頼もしかったです。
もちろん「早くAチームに上がって練習したい」という焦りもありましたが、自分がすべきことは十分に理解できていたので、仲間と協力してチームを牽引する日は、毎日が充実したものだったと思います。
この間、僕がすべきことはいくつもありましたが、その中で重要だと考えていたことは、組織と制度の構築です。イメージとしては、選手が目標に向かって邁進していけるようなレールを引くこと。目的地に向かってレールを走行する大きな汽車(チーム)があれば、皆が安心して乗車していられるという感じです。
このチームの弱点だと僕が感じていたことに、陸上競技に対する高度な経験が少ないことがありました。それは、筑波大学に入ってくる選手の特徴として、高校時代にチームの中で自分が一番速くて、一人で練習していた選手が多いことと関係していると思います。
陸上競技は個人スポーツですが、長距離種目においては、チーム単位で動く場合がほとんどです。しかし、チームで動いた経験があまりないと、何かうまくいかなくなった時の対処方法が独りよがりになってしまい、悪循環にはまってしまうことがしばしば見られました。
「筑波大生は頭がよく、それを各競技にも生かせている」という評価をいただくこともありますが、それに関して僕には物凄い違和感がありました。確かに、チームメイトは勉強ができますし、特にテストの時など本当に凄いなあと思います。しかし、その頭の良さが競技に生きているのか?と言われると、そうとは言えませんでした。
このもったいない状況を「筑波らしさ」という曖昧な言葉で流している風潮を変えない限りチームは成長していけないだろうと感じました。
そこで、今まで各自に任せていた動きづくりやハードルドリル、ウエイトなどをチーム全体で取り組むように、朝練習前に動きづくりを組み込み、主練習がJOGの日は、グループごとでハードルドリル、ウエイト等を行うように徹底しました。
初めのうちは、全体でやることに意味があるのかという声も聞かれましたが、他の人とアドバイスし合ったり、上手い人からコツを聞こうという流れができてからは、全員が目的意識を持って取り組むことができるようになったと思います。
筑波大の選手は本当に素直で真面目で、地味な練習でもコツコツとやり切れるという点はどのチームにも負けないと思います。後出しのようになってしまいますが、その長所を最大限に生かすための方法が、制度化して(レールを引いて)、具体例を示す中で、各々が工夫していくことだと信じていました。
今では、自分に必要な動きづくり等を各自が取捨選択し、ウォーミングアップ等で取り入れるなど、私が「こうなればいいなあ」と思っていた“かたち”になりつつありますが、まだまだ改良の余地はあると思っています。チームの皆と知恵を出し合って、ベストな方法を模索していきます。
夏合宿前から取り組んでいた様々な制度化が、日を重ねるごとにチームの雰囲気とマッチしていく実感が増していきました。あとは、自分が予選会で走れるように力をつけるだけだと思えるようになりました。
夏季第3次(熊本)合宿以降のチームの成長は、誰しもの想像を超えるもので、昨年までの練習と比較して「こんなに俺たちは走れるのか」と練習ごとに自信を深めていけました。
そんな中、予選会まで3週間を切った段階で、僕は12人の出走メンバーには入れないかもしれないなと感じ始めました。それは、弱気になったからではなく(選ばれれば、しっかり走れる手応えはありました)、他のメンバーが練習を完璧にこなし、14人中12人の誰が走っても戦っていけるという確信があったからです。
結果的に、僕は予選会を走ることはできませんでした・・・
そのことは本当に悔しかったですし、駅伝主将として情けないなとも感じました。しかし、そんな感情を表に出したところで、予選会に向かっていくチームにとってメリットは何もないので、チームの皆のためにすべき行動を最大限に心掛けて行動しました。
出走メンバーはとても頼もしく、10㎞、15㎞と通過していくごとにいけるかもしれないという思いが増していきました。最後、20㎞地点での応援が終わり、みんなの原っぱに戻ってくると、力を出し切った清々しい顔の選手たちとそれを何重にも囲む応援の方々の姿が目につき、その瞬間に、これまで頑張ってきてよかったなと心の底から思いました。
結果よりも過程が大事だと何度も言われてきましたが、結果にこだわって、こだわって、こだわり抜いたからこそ、過程が光り輝くのだと今回の経験を通して強く感じました。
箱根駅伝予選会突破の余韻も冷め、現在、僕たちは箱根駅伝でシードを取ることを目標に掲げ、練習に取り組んでいます。これまでは憧れでしかなかった箱根駅伝で他大学と戦うために、自分たちは何をしなければいけないのか、ミーティングを重ね、意識の共有を図りながら、チーム一丸となって「やれる」という手応えを掴みつつあります。
また、予選会では12人の出走でしたが、本選は10人の出走となるので、メンバー争いはさらに熾烈になっています。僕自身も予選会では補欠に回りましたが、本戦だけは絶対に譲れません。
11月4日に行われた第7回筑波大競技会では、14分15秒66の自己ベストで走ることができ、ようやく走りでも言動でも引っ張るという僕が理想とする駅伝主将の姿に近づくことができつつあると感じています。今後は、チーム・選手の成長はもちろん、メンバー争いも含めて、それらの行方をぜひお楽しみください。
このチームは本当に強くなったと思います。それは、個々の走力向上だけでなく、組織としてのチームマネジメントやチームビルディングを通しても実感しています。今のチームを僕が作ったなどと言うつもりは毛頭ありません。しかし、「みんなでこのチームを作り上げたんだ!」と誇りを持って言えます。
僕はこのチームが大好きです。このチームで26年ぶりに筑波大学の襷をつけて箱根路を走れることにとてもワクワクしています。
支援くださる沢山の方々に、僕たちができることは、箱根路を元気に走り抜いて、ご支援・応援者の想いが詰まった襷を笑顔で繋ぐことです。箱根駅伝本戦まで残り1か月半、これからも私たちを応援してください。よろしくお願いいたします。
▼第5弾 国立大の本気の挑戦!筑波大学箱根駅伝復活プロジェクト
クラウドファンディング実施中!
第96回箱根駅伝本戦でシード権獲得(10位以内)を目指して、さらには、その後も連続出場を果たすために、ご支援と応援をいただきますようお願い致します。
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