プロジェクト終了のご報告
皆様のお力添えにより、無事に今回のプロジェクトを終了することができました。
2024年1月1日に発生した能登半島地震により、私たちが運営する『古民家ゲストハウス結舎-YUINOYA-』も被害を受けました。
震災直後から寄せられた多くの温かいメッセージや支援の輪に、心から感謝申し上げます。
まず、今回のクラウドファンディングの成果についてご報告させていただきます。
【目標金額と最終金額】
被害を受けた建物の修繕費として設定した目標金額200万円に対し、最終的に234万3千円ものご支援をいただくことができました。
ご支援いただきました皆様、私たちのクラウドファンディングを広めてくださった皆様に改めて感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
【支援金の活用について】
皆様からのご支援は、以下のように活用させていただきました。
・屋根の修繕: 地震による損傷を受けた屋根の棟部分を、古民家の風合いを守り、専門の職人の方に修復していただきました。
・灯籠の再建: 震災前の美しい庭を取り戻すべく、倒れてしまった3つの灯籠を再建いたしました。
・塀の修繕: 傾いていた塀を修繕し、灯籠の落下で傷ついた隣家の地面の整備も一緒に行いました。
・内壁と外壁の修繕: 内壁の至る所に入っていたヒビを修繕、また外壁の剥がれや雨漏りの修繕を行い、古民家の温かい雰囲気をを取り戻しました。
・トイレのタイル修繕: 再び快適にご利用いただけますよう、ヒビの入ったトイレのタイルを修復いたしました。
【能登復興への思い】
震災以降、私たちは「もう一度能登が輝きを取り戻すために何ができるのか」を日々考えてまいりました。
ゲストハウスを運営する者として、能登の復興に貢献するには、『結舎-YUINOYA-』を復興作業に携わる方々や被災者の方々にとっての「憩いの場」として提供することが最善であると考えました。
3月の営業再開のタイミングで食事提供もはじめました。
復興関係者の方には、朝夕の2食を無料でお付けしております。
微々たることかもしれませんが、これからも我々ができることで復興に携わっていきたいと考えております。
中能登町は震度6弱の揺れを観測しましたが、奥能登地域や隣町に比べると被害は少なく、現在はインフラも整っております。
3月からの半年間で多くの復興関係者に拠点としてご利用いただくことができました。
今後も、『結舎-YUINOYA-』が復興を支える一助となるよう、尽力してまいります。
【支援者の皆様への感謝】
今回のクラウドファンディングを通じて、多くの方々から寄せられたご支援や応援のメッセージにとても励まされました。
皆様のご支援がなければ、このように復旧を進めることはできなかったと強く感じております。
心から感謝申し上げます。
【今後の展望】
能登全域がこれまで通りの生活に戻るにはかなりの時間がかかると予想されます。
今後も「私たちにできることは何か」を追い求めて復興に携わっていければと考えております。
ゲストハウスの営業だけにとどまらず、今後は様々なことにチャレンジしていきます。
自分たちが前を向いてチャレンジすることで、少しでも勇気を与えることができればと考えております。
【最後に】
能登地域にとって、石川県にとって、そして私たちの家族にとっても今回の震災は大きな試練となりましたが、皆様の温かいご支援と励ましのおかげで、再び立ち上がることができました。
『結舎-YUINOYA-』が再び笑顔あふれる場所となり、能登が輝きを取り戻すための一助となるよう、全力を尽くしてまいります。
どうか引き続き温かいご支援とご声援を賜りますよう、お願い申し上げます。
皆様と共に、能登の未来を築いていきたいと心から願っております。
今後とも、『古民家ゲストハウス結舎-YUINOYA-』をどうぞよろしくお願いいたします。
古民家ゲストハウス結舎-YUINOYA-
寺田 匠吾