
支援総額
目標金額 2,000,000円
- 支援者
- 157人
- 募集終了日
- 2017年12月18日
【ACE歴史③】ACE7歳、第2の人生をスタート
みなさん、こんばんは。ACE代表の岩附由香です。
今日は、ACEが第2の人生をスタートした時のお話しをしたいと思います。
●ACE再稼働
1998年にグローバルマーチを成功させた後、ACEはいったん長期休暇にはいりました。それから数年後、英国留学から戻り、東京で就職が決まった白木さん(現ACE事務局長)と「もう一度、ちゃんとACEの活動をやろう」と、本格的に再稼働したのが2001年のはじめでした。
「できることから」と考えた活動はメルマガの発行。いまも発行しているメールマガジンです。事務所もない、有給スタッフもいない、そんな自分たちでも出来ることとして、「児童労働の問題を伝える」ことならできる、と動きはじめました。
●2週間後に、日本で記者会見を…!?
そんな矢先に、1本の電話が私のところにかかってきました。その電話の主は、冨田とうこさん。彼女は当時、インドでネットワーク組織となって活動を続けていた「児童労働に反対するグローバルマーチ」のスタッフとして活動していました。
ちょうど2002年に日韓ワールドカップが開かれる前の年で、彼女からの電話の内容は「児童労働に反対するグローバルマーチで、サッカーワールドカップにからめてサッカーボール産業の児童労働についてのキャンペーンを行う。その開始記者会見を、主催国日本でやりたいので協力してほしい」というものでした。
突然の電話以上に驚いたのは「2週間後にカイラシュさんがサッカーボールを縫っていた子どもと一緒に日本に行くので記者会見を設定してほしい」という依頼。当時、私たちはフルタイムの仕事をしていたので、あまりにも急な依頼に「え~っ!」という感じだったのですが、押しが強い彼女の依頼を私が断り切れず、やることに。
記者会見なんてやったこともないのに、とにかく形をつくらなくては…!と、そこから2週間、奮闘することになります。そんなときに、国際労働機関(ILO)の日本事務所に恐る恐る電話をかけ、記者会見への出席を依頼すると、協力を快諾してくれたのが、堀内光子(文京学院大学、元ILO駐日事務所代表)さんでした。
●サッカーボールを縫い続けた少女、来日
そうして行われた記者会見。サッカーボールを縫う児童労働をしていたソニアさんは、病気のお母さんとその看病で忙しいお父さんを支えるため、5歳からボール縫いをはじめ、目が見えなくなってからも、ボール縫いを続けていました。そんな彼女が私たち日本人の目の前でこう語りました。
「サッカーボールは大人が正当な賃金をもらって作ったものを使ってください。子どもたちは教育を受けるべきです。そのためにどうか協力してください。」
▼記者会見でボールを持つソニアさん(右)とカイラシュさん(左)(右)

▼サッカーボールを縫うこども

この記者会見をきっかけに、サッカーボールという身近なものが、過酷な児童労働によって作られていることは、当時ワールドカップの裏ストーリーを探していたメディアにとってはちょうどよい題材だったようで、その記者会見後、いろいろな問い合わせを受けるようになりました。
●ワールドカップキャンペーンを展開!
こうして、2001年から2002年にかけて、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンと、日韓アジア基金との共催「ワールドカップキャンペーン~世界から児童労働をキックアウト!」を展開することになります。
▼サッカーボールの児童労働の実態や、スポーツ用品業界における児童労働などへの取り組みについてまとめた冊子も作りました。


▼「子どものためのフェアプレー宣言」をまとめ、署名活動も実施。FIFA大会組織委員会や日本サッカー協会などに申し入れなども行いました。

サッカーボールを使う人に伝えたい、ならばその人たちが参加しやすい形で伝えようと、チャリティフットサル大会を企画(フットサル経験0にも関わらず、です)し、その大会の中で「児童労働クイズ」をチーム対抗でやったりして、児童労働を伝えました。
▼つながりがつながりを呼びサッカー関係者の協力を得て、幸運にも、初めてなのに東京スタジアムで大会を実施することができました!このチャリティフットサル大会はNHKの夕方のニュースでも取り上げられました。


▼その他のセミナーやワールドカップマーチなど、キャンペーンに関する活動がたくさんの新聞でも取り上げられました。横浜では子ども100名ぐらいが参加するワークショップも行いました。

●キャンペーンの成功から、NPO法人化へ
この時のキャンペーンで大きな反響があり、いろいろな依頼が増え、平日の会議や講演、問合せなどが増えていきました。フルタイムの仕事を抱えながらその対応をするのがなかなか難しく、「これはボランティアで続けるには限界がある…」そう感じて、「任意団体ではなくNPO法人にしよう」と主要メンバーで合宿し、定款の文章を考え、NPO法人化の申請を行いました。
2004年にはフリー・ザ・チルドレン・ジャパン、国際子ども権利センターを誘って、3団体でひとつの部屋を借りました。その事務所は知る人ぞ知る御徒町の「丸幸ビル」で、最盛期には15団体もが事務所を持ち、お祭りまで開催するほどでした。
2005年には、白木が仕事をやめて、ACEの初の職員となりました。これが実現したのも「どうしても人を雇いたい」と相談した方からの大口寄付をいただいたから。あの時のあの寄付がなかったら、今のACEはなかった、といっても過言ではないほどの、一歩を踏み出すのにどうしても必要な寄付でした。
こうして、2005年8月に登記し、NPO法人ACEが誕生。ACEはこの時7歳、第2の人生をスタートさせました。全員ボランティアの任意団体だったACEが、事務所があって、職員がいる、そんなNPO法人へと変わっていったのです。
ひとつひとつの出来事が数珠玉のように連なり生まれたACEとその活動。もしそこに成功要因があったとしたら、それは「とにかくやってみる」ということです。
今回のクラウドファンディングでも、「とにかくやってみる」こと、そして「人生は自分の力で変えられる、世界は変えられるんだ!」ということをみなさんにお伝えし、感じてもらい、人生や社会に変化を起こす一歩を踏み出す人を増やしていきたい。そんな想いを持っています。
あと24日間で、1,323,000円。
引き続き、目標達成に向けて頑張っていきます!
ご支援、応援、SNSでのシェアなど、引き続きどうぞよろしくお願いします!
岩附由香
▼プロジェクト詳細はこちら
リターン
3,000円
【全額ご寄付】ご支援のすべてが記念ブック作製・出版のために使われます。
■心を込めたサンクスメール
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※【全額ご寄付】は寄付控除の対象になります
- 申込数
- 41
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2018年2月
10,000円

ACE20周年記念ブック『Change(仮)』をお届けします!
■ACE20周年記念ブック『Change(仮)』1冊
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- 56
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2018年7月
3,000円
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