「世界は変えられるんだ！」一歩を踏み出す勇気を、この一冊で。

みなさん、こんばんは。ACE事務局長の白木朋子です。

今日は、実際に人生をChangeさせた子どものストーリーを少し紹介したいと思います。

 

episode：02    インド　シャンティちゃん

「学校に行きたくない…」

 

ACEがシャンティちゃんにはじめて出会ったのは、2014年、当時15歳でした。インドのナガルドーディ村で、学校には行かず、コットン畑で働いたり、家事の手伝いをして暮らしていました。両親は日雇労働者で、毎日仕事を探して働いていました。家庭は貧しくても、両親は「シャンティを勉強させたい」と思っていました。

 

●勉強したいけど学校へ行きたくない…

ACEがナガルドーディ村でプロジェクトを開始した後、シャンティちゃんはコットン畑で働くことをやめ、基礎教育を学べる補習学校に入学しました。しかし、シャンティちゃんはすぐに学校に来なくなってしまいました…。なぜ学校へ来なくなったのか理由を聞くと、複雑な気持ちを教えてくれました。

 

「年下の子たちと一緒のクラスで勉強するのは恥ずかしい。。
　もし同い年の友だちがいるクラスがあれば勉強できるのに…。」

 

インドだけでなく途上国では、小学校へ入学する年齢になっても児童労働などの理由で入学できない子どもたちがたくさんいます。あとから入学しても、年下の子どもたちに混ざって授業を受けることを嫌がって、学校へ来なくなってしまうことが少なくありません。シャンティちゃんもその一人でした。

 

シャンティちゃんの家にスタッフが何度も訪問し説得しましたが「もう年齢が高くなってしまって勉強できない」と言って働き続けました。シャンティちゃんは、いつも伏し目がちで、あまり話そうとしてくれず、将来の夢を描くことができず、自ら諦めているような様子でした。

 

●自分に自信が持てるようになった…！

ACEは、教育の機会を失った14～17歳の女の子を対象に将来の自立を支援するための基礎教育クラスと、縫製・仕立ての職業訓練をセンターで行っています。シャンティちゃんは、友達の通う職業訓練センターを見に行き、「これなら自分も通いたい！」と思い、通い始めました。

 

シャンティちゃんは、職業訓練に参加してから、見違えるほど表情や態度が変わっていました。

 

「前は勉強するのをあきらめていたけど、今は勉強して、

　友達もできてとてもうれしい。

　今まで5人分の服を作って、その人の名前も書いたよ。」

 

自分で作った服を着て見せてくれ、まっすぐ人の顔を見て、笑顔で話すようになりました。今は職業訓練を修了して、家で仕立て屋をして収入を得られるようになりました。

 

「前は畑に出て働くのは大変だったけど、

　今は家で仕事ができるようになってうれしい。

　自分でできることがわかり、自信を持てるようになりました。」

 

シャンティちゃんは、自ら職業訓練センターに行きたいと決断し、これまで失っていた学ぶ（習得）する機会を得て、自分の可能性を広げることができました。今では、表情も考え方も大きく変わりました。この職業訓練センターの経験が、今後の人生を切り拓く大きな底力となっていくことに違いありません。

 

私たちが直接支援してきた子どもたちは1600人以上。こんな子どものストーリーが1600人分あるわけです。唯一無二の子ども達ひとりひとりのChangeストーリー。それらを集め、一冊の本にまとめることを、このクラウドファンディングでは目指しています。

 

”大きな夢を描き、自分の持つ強みや可能性に気づき、機会を捉えて一歩を踏み出す。自分や他者が持つ力、社会は変えられることを信じ、困難があっても小さな前進を喜びながら、大きな変革を起こしていく。”

 

↑これは、ACEが大切にしていることです。子ども達のストーリーからは、このメッセージを強く感じることができます。本というカタチにすることで、この一冊を通じてさらなるChangeストーリーを生み出していきたいと考えています。

 

あと21日間で、1,303,000円。

引き続き、目標達成に向けて頑張っていきます！

 

ご支援、応援、SNSでのシェアなど、引き続きどうぞよろしくお願いします！

 

白木朋子

 

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