飯田喜四郎先生インタビュー　その3　東松家住宅について

今回は、飯田先生が移築・保存に関わられた「東松家住宅」についてのインタビューの冒頭部分をご紹介します。

村瀬「先生はゴシック建築の大家ですが、明治村では和風住宅の「東松家住宅」の移築復原にも関わられていますよね？」

飯田「あの建物は、本来は私が担当ではなかったんです（笑）。色々な事情があって、私が関わることになった。明治村は基本的に所有者からの要望があって建物を譲り受けるのですが、東松家は解体の話を聞いてこちら側から残して欲しいとお願いしに行きました。」

村瀬「それは興味深いですね。」

飯田「東松家住宅の持主は、当初建物を残すつもりはなかった。それで、何度かの交渉を経てOKとなった。交渉には名工大の城戸久教授が当たったと伺っています。」

この後、移築・復元の際に飯田先生が苦労された興味深い内容へと話は進んでいきます。本編をぜひお楽しみに！

村瀬良太