子育てによる生きづらさ。"ママの心"の救いとなる本を作りたい

実は、中学2年生から専門学生まで某モデル事務所に

所属していました。

 

きっかけは、英検の受けた帰り道。

一緒に受験した友達とアーケードを帰っていました。

 

今でも鮮明に覚えていますが、友達と爆笑しながら歩いてたら・・

 

目の前からメーテルが歩いてきたんですよ！（笑）

 

180cmくらいの長身の女性で、髪は腰までの長さの金髪に近いシルバー、

顔立ちは日本人離れしてて人形みたい。鼻筋も通ってるし。

 

顔を覗き込んだわけじゃなっかったけれど、遠くから見ても

目鼻立ちはっきりした、圧倒的な存在感でした。

何と言っても、メーテルを決定づけたのは

ファーのロングコート。色こそグレーでしたが、

これが黒でロシア人みたいな防止被ってたらもう・・・

メーテル以外の何物でもない（笑）

 

そのメーテルこそ、スカウトマンだったんです。

 

「突然ごめんね。あなた今、どこかに所属してる？」

私が見てきた中でも一番美しかったし、やさしそうな笑顔も

あいまってついつい引きこまれそうになったけど、

とりあえず、事務所の者ですと紹介があったので安心した。

 

・・て、いうか中二の私とパリコレ並みな美しさを持つメーテルが

熊本のアーケードのど真ん中で話してるという、

あまりにもギャップがありすぎる光景だったに違いない（笑）

 

名刺はもらったものの、スカウト自体初めてで帰ったら

真っ先に母に相談した。

 

「どこの人かもわからんのに。やめなさい」

その一言で事はあっけなく終わった。

 

けれど、私とその事務所の縁はすでにつながり始めていました。

 

また別の日にアーケードを通った時の事。

またしても同じ事務所の方から声をかけられた。

二回目はメーテルではなく、別の人。

 

その、二回目のスカウトを機にわたしの中でなんとなく、

この事務所に通った方がいい気がして、母とのバトルの末、

事務所に所属が決まったのでした。

 

当時、中学二年生。

テニス部だったので肌の色は焦げパン。

今の私とはまるで別人でした。容姿だけでなく、中身だって

まだ十代。学校もあるし、事務所は放課後の時間からの

スタートだったので、芸能活動と学校と両方やってけるのか、

しかもテニス部にも入ってるし。

 

ごくフツーの中学生の人生が目まぐるしく変わり始めた

瞬間でした。

 

今思うのは、あんなに黒焦げだったのに

よく声かけてもらえたよな・・って不思議でしょうがなくて（汗）

 

でも、事務所に入ったことで早くから大人と接して

学ぶことが多かった。事務所では大人同然とみられるし、

その扱いに妙に居心地の良さを感じるようになっていった。

 

一方で、家庭では中学生にもなった私にいつまでも

幼児っぽく接していた母の存在があった。

 

その対応には毎日嫌気がさしていて、当時の将来の夢は

「一人暮らし」。

前回の投稿にも通ずるところはあるけれど、

子供は、周りがどう接するかで、子供っぽくも

大人っぽくも成長し得ると思います。

 

もちろん、子供の時はそれなりの対応の仕方ってあると

思いますが、親が対応を変えていかないといつまでたっても

子供は子供のままになってしまうな、と。

 

事務所の経験から実際に今、子育てする身となって

通じる部分多いなって。改めて思いました。