応援のコメント、ありがとうございます！

 

ご支援いただいている皆さま、このクラウドファンディングをきっかけにシマアオジたちの現状を知り関心を寄せていただいている皆さま、ありがとうございます。

 

ご寄付の募集をお受けするのは、あと４日となりました。まだ、終了まで日は残されていますが、これまでにお寄せいただいた応援のコメントからいくつか紹介させてください。

 

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より多くの方に、シマアオジの現状を知っていただきたい、というのがクラウドファンディングを選んだ大きな理由でした。

　　

 

北海道にお住まいの方からも応援コメントをたくさんいただきました。かつて観察したことがあるシマアオジを、もう一度、同じ場所で見ていただけるように、頑張らなければと思います。

　　

 

シマアオジを観察したことがない方からの、彼らのいる景色を取り戻してほしいと強く願うメッセージもたくさんいただきました。

もう少し早く見に行けば良かったという思いのまま終わらせたくない。渡り途中の希な渡来個体に殺到するのではなく、ちゃんと帰ってくるようになった北海道でゆっくり観察してもらえるように、がんばります。

 

ぼくらバードリサーチは、鳥類の生息状況などを皆さんと一緒に調査し、その変化を捉えることを活動の軸としています。

調査しているからこそ減少していることをいち早く捉えられる。事実をデータとして示せるから説得力を持って鳥たちの危機を伝えられる。全国鳥類繁殖分布調査の3回目の調査も、バードリサーチが声をかけて他団体と協力して実施しました。

 

今回のクラウドファンディングでも、保護活動ではなく調査をメインに据えています。直接保護する活動に比べると調査の意義や貢献度は低く見られてしまうものです。そんな中、調査が大事なんだ、と伝えてくださるコメントに心がふるえました。

 

　　　

 

シマアオジたちの減少は、北海道の湿原や草原を守っているだけでは食い止めることができません。原因の多くが、国外の中継地や越冬地にあるからです。

日本のようにバードウォッチングが普及して、野の鳥を野で観察する文化*が普及している国もあれば、そうではない国もたくさんあります。

さまざまな歴史や文化、日々の生活がある中で、野鳥の保護を優先してもらうには、どうしたら良いのか。簡単ではないことは確かですが、それでも、根拠を持って伝えていくために、東南アジアの各国と連携していきたいと思っています。日本で起きたことが、越冬地の各国で起きた時には、もう手遅れです。そうしてはいけない。

国境を越えて協力していける世界を、とのコメントも寄せていただきました。

 

　　

 

この活動は、シマアオジだけのために取り組んでいるわけではありません。シマアオジの仲間にあたるホオジロ類のいくつかの種は、同じような環境を利用する渡り鳥で、越冬地で集団ねぐらをつくる生態を持っています。これらの鳥も減少傾向がみられています。ホオジロ類のほかにも、アカモズなど草原に生息する鳥には、危機が迫っている鳥が多いのです。

シマアオジのための調査や普及啓発、保護の取り組みは、他の鳥たちの保全にもつなげていくことを考えて実施しています。同じ気持ちでいてくださる方からのコメントもたくさんいただきました。

　　

 

今回、公募型の助成金ではなく、クラウドファンディングという形で皆さまからのご寄付をお願いすることにしました。そうしたからこそいただけたコメントがとても嬉しく、クラウドファンディングを選んでよかったと感じています。

　　

 

たくさんの「頑張ってください！」をいただきました。ありがとうございます。

頑張ります！！

 

 

引用*

「野の鳥は野に」という標語は、日本野鳥の会（現　公益財団法人日本野鳥の会）創設者の中西悟堂が唱えたことばです。東南アジアでは、野鳥を飼育して観賞する文化が根付いている国もあります。近くで接することから得られるものもあり、一概に悪いとは言えませんが、度が過ぎるのは良くありませんし、「野」にいるからこそ、彼ら本来の生態や行動を見たり聞いたりできるので、それを五感で感じて楽しむ楽しみ方も知ってもらえたらと思います。