誰もが希望を持てる未来へ|挑戦するNGO新人スタッフをともに応援
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寄付総額
目標金額 500,000円
- 寄付者
- 57人
- 募集終了日
- 2023年10月10日
インタビュー:田浦久美子さん 支援のバトンをつなげていきたい
田浦久美子さん(パレスチナ子どものキャンペーン)
2020年度新人賞受賞者
パレスチナ子どものキャンペーンは、レバノンの難民キャンプでの子ども支援からスタートし、以来パレスチナ難民をはじめ中東地域を中心に困難な状況におかれた子どもや家族のための支援を行なうと同時に、パレスチナ問題の理解促進を通じて平和をどう実現するかを訴え続けてきました。田浦さんは2016年の入職以来、東京事務所にてレバノン事業を担当しています。
◎NGOに関心を持ったきっかけはなんですか。
国際協力には小学生のころから関心がありました。女優として好きだったオードリー・ヘップバーンが国連の親善大使としてソマリアを訪問している姿に感銘を受けたのと、ジャーナリストが紛争地で撮った写真、ベトナム戦争の枯葉剤の影響を受けた子どもたちの写真などを目にして、自分と同年代や年下の子どもたちがなぜこんな目にあわなくてはいけないのかという疑問や怒りを持っていて、大人になったらそうしたことに関わりたいと思っていました。
大学時代にはフィリピンの大学へ留学し、卒業論文執筆のためイスラム教徒の女性の妊娠・出産についてフィールドワークも行いました。国際協力の分野で就職するためには社会人経験や実務経験も必要と思って企業で働きましたが、その後は大学院に進学し、引き続きフィリピンで論文執筆のためフィールドワークを行いました。修了後は独立行政法人のマニラ事務所で働き、留学やフィールドワークも含めてフィリピンにどっぷりつかっていましたが、そろそろ日本をベースに支援活動に関わりたいと思って仕事を探しました。フィリピン滞在中には現地で活動するNGOも知ることになり、NGOの存在は身近だったのと、フィールドワーク中の「最も近いところまで踏み込んで相手に寄り添うことで、初めて見えてくることがある」という気付き・経験から、できるだけ一人一人に近いところで関わりを持ち、顔の見える支援に携わりたいと思い、NGOに関心を持ちました。
![フィリピン時代、フィールドワークをしていたマニラ首都圏のムスリムコミュニティの様子(2012年)](/s3/readyfor-img/ckeditor_assets/pictures/1173438/content_f87985c2bae73b968ffdd174e2ce2272d6fd49c5.jpg)
◎なぜ、中東が専門のパレスチナ子どものキャンペーンで働くようになったのですか。
実は、日本をベースに働けるNGOを探すなかで、一番はじめにご縁があったのがパレスチナ子どものキャンペーンだったんです。中東には行ったこともなくて、入職してすぐに上司から「来月、レバノンに行くから」と言われてびっくりしました(笑)。
パレスチナ難民の方々は生まれながらにして難民として生きるしかなく、特にレバノンに暮らすパレスチナ難民は、生きていくうえでの制約がとても多く、様々な権利が保障されていません。さらにここ数年は経済危機が悪化し、難民への風当たりはなおさら強くなっています。
![](/s3/readyfor-img/ckeditor_assets/pictures/1173398/content_69af2a6549ec876b3117fed929cc988faefde1ca.jpg)
それでも、何度も家を壊されたり、内戦があったりと自分自身が大変な生活を余儀なくされている現地の提携団体のスタッフが、故郷に帰る日をずっと思い描きながら頑張っている姿を見ると、私自身がとても勇気をもらうというか、この状況を日本に伝え、支援のバトンをつながなければと思ってここまで来ました。彼ら彼女らは、自分も難民でありながら、同じ難民の方々のために支援に携わっている人たちなんです。
◎入職されて5年目で新人賞を授賞されました。
私の団体のなかには、同じ年数くらい働いている人、レバノンやパレスチナの大変な現場に駐在している人、年若くして頑張っている後輩などもいました。だから、推薦してもらったときには何度も「私でいいんですか?」と確認しました。
◎推薦文には、「転職が多く人材の流動性が高すぎるなかでプロフェッショナルになる前に業界を去る人が多いけれど、田浦さんは違う」と書かれていますね。
NGOの職員は、雇用が安定していないことが理由なのか、国連機関などへの一ステップと考えて短期間で辞める人も少なくありません。でも、何年か続けているからこそ見えることがあるし、やっていてよかったと思うことも増えてきます。受賞の際の作文にも書いたのですが、例えば「子どもたちの成長」。1年でやめてしまったら、1回しか会えずに終わるかもしれない。でも、年に1回でも同じ家族に会い続けていれば、「一年でこんなに背が伸びたんだ!」とわかるし、数年続けていれば、高学年になった子どもたちがボランティアとして自分より年下の子どもたちの学習支援や課外活動をサポートしに来てくれるようになったりする場面に出会えます。それがNGOで続けていてよかったな、と思えるときです。
![](/s3/readyfor-img/ckeditor_assets/pictures/1173409/content_3d2f7b38c61e6793f1a55ad30dde52d60df3e44a.jpg)
◎そうした反面、大変と思うことは。
NGOは「燃え尽き症候群」になりやすい業界だと思うんですよね。正直に言うと、私も定期的にそういう時期が訪れます。やってもやっても変わらない、むしろ社会経済状況がどんどん悪くなる中で感じる無力感。短期的に何らかの変化が生まれるわけでもなく、良くなる兆候も必ずしも見えるわけではありません。
現場はもっと厳しい環境にあり、外部のメンタルサポートも取り入れるようになっているのですが、NGOの事情も知ったうえでのサポートでないとしっくりこないこともあります。そういうときには、他団体と相談できる環境が重要だなと思います。駐在員同士は現場で横のつながりがあるのですが、とくに東京ではコロナ以降、オンラインでの用件のみのやり取りが増えて、困りごとを気軽に相談できにくくなっているような気がします。
◎そんななかで、アーユスNGO新人賞は今後、どんな役割を果たせるでしょうか。
NGOや国際協力での活動は華やかそうに見えても、そこで働いている人がやっていることの多くは、地味でコツコツ日々積み重ねていく業務がほとんどだと思います。日々、こなしていかなくてはならないことに忙殺されて、燃え尽き症候群の一歩手前になったりして、途中でやめたり去っていく人もいるなかで、アーユスの新人賞は本当に「光をあてて」くださって励みになるものでした。今後も続けていただきたいです。
私は授賞式のときに読み上げたメッセージを手元に残していて、それを「もうやめたい」という思いになったときに見返しているんです。そして「そうだ、このときも落ち込んだりしていたけれど頑張れたな。よし、今回ももうちょっと続けてみよう」と思いなおす。新人賞は、大変なときに立ち返るようなところ、自分にとっての道標にもなるものだと思います。これまでの受賞者のなかにも、そう思っている方がいるんじゃないかな。だから、そういう人を応援し続けていただきたいなと思います。
◎あらためて、田浦さんにとって新人賞とは何ですか。
新人賞は、個人がいただく賞ではあるのだけれど、私自身は団体とかチームでとったものだという想いが強いです。新人賞を受賞したときに、同僚の広報スタッフが、日本にいるメンバーだけでなく現地スタッフにまでお祝いのビデオメッセージをもらって、いっしょうけんめい編集してくれたんですよね。それを見るとあらためて現地のパートナーも含めて「みんなでとった賞だな」って。だから新人賞は、個人はもちろんだけれど、私がかかわっている人たちみんなの力、励みになる賞だと思っています。
![](/s3/readyfor-img/ckeditor_assets/pictures/1173400/content_5eb38fc2bb786e3e7a2def481cce302c2ad9fe2a.jpg)
NGOって、不条理を感じた私たちが支援するばかりではなく、私たちが現場から生きていく力をもらうこともあるし、それがまた現場に伝わって活力になっていく、そういういい循環の場でもあることを日本の若い人たちには伝えたい。この新人賞が知られることで、NGOという「選択肢」があるのだということが広がっていけばいいなと思います。
ギフト
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