「携帯可能なラジオ局」をインドネシアの災害地域に導入します!

「携帯可能なラジオ局」をインドネシアの災害地域に導入します!

寄付総額

512,000

目標金額 350,000円

寄付者
42人
募集終了日
2018年1月31日

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2018年04月06日 14:07

インドネシアでのバックパックラジオ利用が始まりました!

みなさまのご支援のおかげで、「持ち運びできるラジオ局」バックパックラジオのワークショップをインドネシアで開催することができました。そして「実際にこれを使って放送したよ」という報告が続々と届いています!

 

バックパックラジオを実際に組み立て・放送・測定をおこなうワークショップを実施しました

 

 

1.ワークショップの実施


3月5日〜7日にかけて開催したワークショップには、噴火災害が多発するムラピ山周辺のコミュニティラジオ局7局(GEMA MERAPI・Geme FM・K FM・MMC FM・Geminastiti FM・MerapiFM・Lintas Merapi)と、インドネシアコミュニティ放送協会をはじめとする放送関係者の計30人が参加しました。

 

まずは講義でラジオ放送やソーラー発電の仕組みを学び、そして実際に組み立て・放送・測定まで一通りをおこないます。完成したバックパックラジオ8台は現地に無償提供しました。

 

バックパックラジオに関する座学・実技以外にも、インドネシアにおける過去の災害を振り返ったり、雷害対策についてのレクチャーをしたり、災害FMの制度化に向けて議論したりと、コミュニティラジオ局の力を総合的に高めることのできるワークショップとなりました。

 

「女性でも扱えますか?」「毎日放送したい場合はどうすれば良いですか?」などたくさん質問が挙がりました

 

 

参加したコミュニティラジオ局のスタッフからは下記のような意見や感想を頂きました。


・災害放送は初動が大事。
・とても小さくて軽く、移動しやすい装置だ。
・これを使えば災害時の情報ロスを減らすことができる。
・メンテナンスについては、専門技術者との連携が必要だと思う。
・うまく使いこなせない事がありそうなので測定器が欲しい。
・非常時だけでなく、日常でも使える可能性がある。
・どこでも移動でき、非常時でもすぐ放送できる。
・コミュニティラジオネットワークの新たな物語が始まる。
・ソーラーパネルのケーブルを編むのが楽しかったが指がこんがらがりそうだった。
・一つずつ組み立てて、放送して、チェックするというBHN講師・志村さんの緻密な"Step by Step"の姿勢から多くのことを教わった。
・小さなねじでもおろそかにしないようにする。
・テクニカルなことだけでなく、準備や段取りの大事さについて学べた。一度にいろいろやろうとするとぐちゃぐちゃになってしまう。
・バックパックラジオの組み立て方をとても分かりやすく教わった。
・ケーブルやアンテナのどこに異常があるのか、SWR計という測定器でチェックする仕方がわかった。
・"Step by Step"でひとつずつクリアしていく方法に、日本とジャワの違いを感じた。
・とても重要な技術を学べた。これまでは電源をオン/オフすることしか分からなかった。
・これは限定的な放送だから、復興の段階にあわせてより遠くまで放送できる設備に変えていくことも必要だ。

 

覚書を交わして、3日間のワークショップは終了しました

 

 

2.プロジェクトの成果

 

(1)災害対応力の向上
ワークショップには7局のコミュニティラジオ局スタッフが参加しました。それぞれのコミュニティラジオ局がある村の人口を合計すると、約29,000人です。本事業によって、この人々が、災害発生直後から必要な情報を入手することが可能になりました。バックパックラジオからの適切な放送は、心を癒やし、二次災害を防ぎ、復旧・復興に貢献することでしょう。


(2)コミュニティの強靱化
バックパックラジオを非常時だけでなく、普段から活用していくための議論もまた活発に交わされました。噴火を想定した「避難訓練」はもちろん、「結婚式の出張放送」や「伝統楽器ガムランの演奏会放送」など、村ごとの行事を盛り上げていくことで、人々の絆を深め、困難に立ち向かうためのコミュニティづくりがより一層行われると期待できます。


(3)コミュニティラジオ局の安定化
スタッフは「電源をオン・オフすること」以上のさまざまな技術的知識を学ぶことができました。彼らが落雷被害を軽減し、機材を大事に使う事で、日頃の放送を安定的・恒常的に続けることができるようになるでしょう。

 

 

 

3.今後の展開

 

ワークショップの開催から1ヶ月が経ち、伝統楽器であるガムランの演奏会を出張放送したり、バックパックラジオを使って新しいラジオ局の設立を目指したりと、実際に現地で活用されている報告が届いています。

 

復興村のリーダー、ソンドンさんはバックパックラジオを使って新たなラジオ局を設立準備中です

 


このように、インドネシアで培われたバックパックラジオの知見・技術をより多くの国・地域に届けていくために、BHNは、今秋開催される世界コミュニティラジオ放送連盟(AMARC)アジア太平洋地域会議への参加を予定しています。それまでにバックパックラジオをコンテンツ化(作り方・使い方などを英語で冊子化)し、会議内で紹介し、そして具体的にどのように導入するか検討していきます。

ギフト

3,000


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お礼のメールをお送りします

●寄附領収書
●お礼メール

寄付者
24人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2018年4月

10,000


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活動報告書をお送りします

●寄附領収書
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寄付者
10人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2018年4月

30,000


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HPにご芳名を掲載します

●寄附領収書
●お礼メール
●バックパックラジオ事業の活動報告書
●団体のHPににご芳名を掲載します。

寄付者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2018年4月

50,000


バックパックラジオにお名前を刻みます

バックパックラジオにお名前を刻みます

●寄附領収書
●お礼メール
●バックパックラジオ事業の活動報告書
●団体のHPににご芳名を掲載します。
●バックパックラジオに、寄附いただいた方のお名前を刻みます。

寄付者
5人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2018年4月

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