インドネシアの災害時にバックパックラジオが活用されています。


今年の3月に、皆様のおかげでインドネシアに導入することができた「持ち運びできるラジオ局 バックパックラジオ」ですが、実際に災害時での活用が始まりました。

 

インドネシアからの報告をお届けします。

 

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●事例1「ジャワ島中部バンジャルヌガラでの臨時災害放送」

 

 

2018年4月に発生した中部ジャワ地震の直後に、インドネシアコミュニティ放送協会(JRKI)のスタッフがバイクで7,8時間かけてバックパックラジオを運搬し、土砂崩れによって大きな被害を受けたjemlung地域で臨時災害放送をおこなった。

 

バックパックラジオの使い方を現地のボランティアスタッフにレクチャーし、避難者およそ150人に対して1ヶ月間、県防災局からの復旧に関する情報を放送し続けた。

 

 

●事例2「バリ島アグン山周辺地域での災害放送」

 

 

2018年9月、国家防災庁からJRKIに依頼があり、現地調査を踏まえて、バリ島アグン山の南北2ヵ所にバックパックラジオを使った災害FM局を設置した。

 

放送局を運営しているのはアグン山防災無線ネットワーク組の"Pasebaya"で、可聴範囲の人口は約3,000人。もともと無線を扱っているメンバーなので、放送機材の習得も早かった。JRKIは初回含めて3回渡航してフォローアップしている。

 

現在は土日のみの放送で、午後3時から午後7時〜0時まで(終了時刻は変動)放送している。放送しているのは山の状況や周辺環境の様子、音楽、トークショーなど。

 

※飛行機ではバッテリーが運搬できなかったこと、現地で商用電源が確保できることから、ソーラーシステムは使わず、ACアダプタを別途購入して放送している。

 

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災害が頻発することは決して望ましいことではありませんが、被災された方々に対して希望となる情報を届け、あるいは普段の災害意識を高めることに、バックパックラジオが少しでも役立っていることを嬉しく思います。引き続き、日本を含めて展開できるように活動を続けていきます。

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