約1年前。

 

「この地域(谷根千)でお店を出したいんです。」

 

と岩本さんが現れました。

 

正直に言いますと有名な地域ですから、

お店を出したいという人は多いです。

 

ただ岩本さんの印象はちょっとそれとは違う感じ。

 

少しだけ話を聞いてもいいかな。と思い、

「どんなお店を出すんですか?」と聞いたと思います。

 

色々と現状を聞いてみると

過去に既にお店を出したことがあることも聞いた。

 

それが「ヌクモリパンヤ」ということも聞いた。

 

「じゃあ次もパン屋さんですか?」と質問をすると、

 

「次はパン屋さんはやらない!」と

 

予想もしていない強い口調で押し返された。

 

「パンは次の日に残せないからもうやらない。」

と、更に強いまなざしで重ねて言った。

 

ではどんなお店を出すんですか?と尋ねると

「パンは作るけどパン屋はやらない」と言われた。

 

更に頭がこんがらがる。

 

当時はベイクショップという言葉も知らず、

パンを扱うのは全てパン屋さんだと思っていた。

 

ではパンを扱うのが全てパン屋さんでないのなら、

「一体パンの定義ってなんですか?」と質問をした。

 

色々やりとりをした結果、

結局パンというものは「小麦粉を使った料理」ということ。

 

ではなんでそんなにパンが良いんですか?

と更に聞くと「パンは繊細で奥が深いんです。」と、

また未知なる返答が返ってくる。

 

「パンは翌日までとっておくことが出来ないんです。

残ったパンは全て廃棄になっちゃうので数は作りたくないんです。」

 

これが最初に岩本さんと会った時の

インパクトのある会話でした。

 

それから岩本さんの最初のお店を調べました。

ウェブでも沢山の写真が今でも残っています。

 

とても愛されたんだなあ、というのが今でも分かります。

そしてその中で出てきた写真に当時の思いがありました。

 

 

パンという食品はそこから始めて色々調べました。

小麦粉にも沢山の種類があり、

また複数ある小麦粉を混ぜて、寝かして、生地にして。

 

パン専門誌も数冊読みましたが、

パン屋さんは深夜に生地を作り寝かす。

そして朝焼いてお店に出す。

 

ただこれの繰り返しですがとても体力も使うし、

少しでも間違えると上手にできない。

 

一回一回が真剣勝負を毎日繰り返す。

 

だからこそ真剣にやればやるほど

パンは難しい。

 

だからこそ岩本さんはパンに真剣に向かい合い、

一つのお店をやりきったからこそ、

 

「次はパン屋さんはやらない。」

 

と言ったのだと今は思っています。

 

今でもヌクモリパンヤの記事がウェブにあります。

地域に愛されたんだなあと今でも伝わります。

ぜひ一度訪れてみてください。

 

 

本当はここの写真を載せたいですが、

一般の方が撮った写真ばかりですので、

やめておきます。

 

気になる方は見てくださいね。

(絶対みてくださいね。)

 

今日から30日間のクラウドファンディングが始まります。

 

現在はお店の設計が佳境に入っています。

お店の鍵は明日引き渡しを受けます。

 

また詳細をお届けしようと思います。

 

こんな谷中に生まれるお店に

ご支援のほどよろしくお願い致します。

 

 

 

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