別子銅山の魅力を後世へ　高校生の語り部づくり

　新居浜市では「別子銅山近代化産業遺産創造塾」が行われています。
　この塾は、「世界に誇る別子銅山近代化産業遺産を学び、『シビックプライド』『別子銅山の記憶』を次世代に語り継ぎ、全国･世界へ発信を担う若者の養成」を目的に新居浜市別子銅山文化遺産課が主催して、今年で4年目となります。
　新居浜市内の高校生13名が参加しています。

＜講義の様子＞

　本校では、今年度より『地域共創系列』がスタートし、市との連携事業として「にいはま学」等の授業を学んでいる生徒、そしてユネスコ部員が参加しました。
　今回は、別子銅山稼動時の体験者から現地のフィールドワークなども交えて学びました。
　特に別子銅山の社宅について、その歴史や社宅の特徴、人々の暮らしぶりなども分かりやすく具体的に学習することができました。

＜フィールドワークの様子＞

　フィールドワークでは、現地で当時の写真と比較しながらお話を伺うことで、当時の様子が目の前に浮かんでくるようでした。

＜フィールドワークの様子　旧星越駅舎前＞

　現在この地域では、一般社宅の取り壊しが進んでさびしい一方で、鉱山社長宅や西洋社宅などの保存活用に向けた具体的な工事も始まっていました。

＜ワークショップの様子＞

　高校生の若い感性で、遺産をどのように保存活用していくか、さらに学びを深めて行きます。

　今後は別子銅山近代化産業遺産を活用したまちづくりプランを作成し、市長への提言も行います。

＜プラン作成のアイディアを出している様子＞

　そのプラン作成、今後のまちづくりにもガイドブックは活躍してくれます。