c-project の活動をよりよく理解してもらうために

 

今回の私たちの活動の一環として、佐藤雅彦教授による講義「新表現方法論」を公開することとなりました。この講義は、これからのご支援を検討されている方に対して、そして既にご支援くださった方々に対して、「手法から映像を作る」という取り組みを理解してもらう内容となっております。私たちの活動を広く理解していただくための講義なので、無料公開で行いたいと思います。

 

この集中講義は、映画表現に特化した内容ではありませんが、「手法から映像を作る」という内容を通して、私たちが現在目指している新しい映画表現の試みをご理解して頂ければ幸いです。

 

※ 講義内容は、東京藝術大学・慶応義塾大学にて佐藤教授が開講している「新表現方法論」の授業の概論となっております。最近では、東京大学の第88期 五月祭(2015)での特別講演会や、昨年12月青山学院大学で催された教育シンポジウム EDIM16’ での招待講演や、今年2月東京芸術大学で公開された講義「目で見る数学 目で見る物理」でも、近い内容にて講演を行いました。

佐藤教授によると、それらの講義を既に受講された方にとっては、重複した内容になるので、今回の受講は奨められませんとのことでした。予め、お伝えしておきます。

 

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佐藤雅彦教授 集中講義「新表現方法論」

 

日時:2017年5月27日(土) 16:00~17:30(90分)

場所:東京藝術大学上野校地 5-109教室

定員:250名(事前申し込み制)

 

定員に達しましたため受付を終了いたしました。

たくさんのお申し込み、ありがとうございました。

 

取材・プレスの方は c.prjct@gmail.com までお問い合わせください。

 

 

集中講義「新表現方法論 」シラバス

1999年から慶応義塾大学大学院政策メディア研究科で行われた最初の「新表現方法論」では、計算機科学(computer science)、認知科学(cognitive science)そして計算幾何学(computation geometry)などの基本的な概念を基に、映像を生み出すという試みを講義した。例えば、「アルゴリズムが生む表現」「レイヤーという考え方から生まれる表現」「ロトスコープの再発見」などの映像手法が、初めて披露された。これらは、後に開発されるピタゴラスイッチや2355といったNHK教育テレビの番組やベネッセとの共同研究「日常に潜む数理概念」に繋がるものである。

その後、この映像手法は、基となる概念を拡げ、「考え方が生む表現」と題して、数学・物理学・物性科学・生物・認知科学などを取り入れた。結果、複数のプロジェクトで使用され、数多くの映像を作ることとなった。

 

この集中講義では、基となった数学や認知科学などの考え方が、どのように表現に取り入れられ変容されたかを具体例を示しながら、提示していく。そして、新しい物事を作る上で、作り方から作るという考え方がいかに有効であるかを理解してもらう。