カンボジアの青年作家達を日本での記念絵画展に連れて行きたい！

　　　　　　　　　　　表紙デザイン：チーヴ・ヒーア

　2015年10月、KDDI財団様のご支援をいただき、小さな美術スクールで美術を学ぶ子ども達の絵画集を初めて出版することができました。

　この度、巷房での絵画展を開いてくださるきっかけになったのも、笠原の40年前の教え子が、この絵画集を見せながら、笠原のカンボジアでの活動のことを巷房のギャラリーオーナーにしたからだそうです。

　まさか、絵画集の出版2年後に生徒達を連れて、日本に行くなんて、誰一人思っていませんでした。

　絵画集完成直後、シェムリアップの五つ星リゾートホテルのシンタマニホテルが生徒達を招待して絵画集出版を記念パーティーを開いて下さいました。（プノンペンの印刷会社から届いたのは、その日の朝でした）

　ホテル内のレストランを貸し切っての出版記念パーティーだったのですが、生徒達以外にも、活動提携団体の方々、シェムリアップ内で活動を応援してくださっている方々など、100名以上お祝いに来てくださいました。また、子ども達は、ホテルで用意してくださった料理やデザートに目をキラキラさせながらいただいていました。

　作品発表の時は、時間ギリギリまで、一枚一枚作品をプロジェクターに映し出し、生徒が来ていれば、生徒達を前に呼んで、自己紹介してもらいました。生徒達は少し照れながら、自分たちの描いた作品に対する思いを発表してくれました。美術授業のスケジュールが違うと、他の生徒達と会う機会はなかなかないのですが、このような機会をいただき、お互いの作品紹介ができたことに感謝しております。

こちらの動画にて作品を閲覧できます。