解体迫る！中銀カプセルタワービル全戸調査記録＋動くカプセルで保存へ

 

2022年4月9日、10日で、中銀カプセルタワービルA606のオリジナルパーツの一部を予定通り取り外しをしました。アスベストの影響がない範囲で行いましたが、念のため目張りをしています。

 

家具の戸や棚、ユニットバスの入り口の戸やシャワーヘッド・丸鏡・小物入れなどの小さなパーツ、便器を覆っていたFRPのカバー、二重窓の内窓などです。いずれも丁寧に外して、できる限り現状を保つよう気を付けて行いました。

 

二重窓は、カプセルを取り外す際、軽量鉄骨の躯体が歪んだり、壊れたりする可能性もあるため、できるだけ外しておきました。丸窓の枠に溶接された大きな2つの蝶番をグラインダーで切断しました。溶接された部分（ビード）を切っているため、再度溶接することでまた使えるようになります。

 

 

今後、アスベスト除去工事期間中に、アスベストが露出してしまう範囲の残りのユニットバスや棚の側板・棚板などを、私たち自ら外します。昨年、私たちはアスベスト関連の資格を取得しています。

 

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床が木目調の塩ビシートなのは、元所有者さんがリフォームした際、ALC板の上に合板と塩ビシートを貼った床にしたためです。カプセルのオリジナルは、ALC板にパンチカーペット直貼りなどでした。そのため、とても底冷えするものでした。