解体迫る！中銀カプセルタワービル全戸調査記録＋動くカプセルで保存へ

 

中銀カプセルタワービルA606 プロジェクトは、いままでシェアオフィスとして使いながらカプセルの機器類を全て使えるようにしてきました。

 

2021年夏の実測調査をふまえ、失われたベッド・スツールも復元し、2022年最期にA606で竣工当時の姿にしています。

 

黒川紀章 氏が生み出した1972年当時のオリジナルのカプセルがどういう空間だったのか分かってきました。

 

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また、2021年から2022年4月11日の昨日までに、全140戸と全館を調査したことで、いままで知らなかったこと、建物のつくられ方なども分かってきました。

 

現地保存されずに解体されることは本当に残念ですが、実際に建物内を見れば、その傷みはひどいものだと多くの方が感じると思います。解体は致し方無かったと使いながら思うようになりました。

 

2013年から1年ほど住み、その後からは事務所・シェアオフィスとして2戸のカプセルを企画・運営してきました。残らないのであれば、せめて「記録保存」だけはしたいと入居中から数年間考えてきましたし、最期を見届けるつもりで過ごしてきました。

 

私たちの活動を最終所有企業が認めてくれたおかげで、2021年5月の調停の中で、全戸調査やカプセルA606を譲り受けることが決まっていました。譲り受けるための準備も着々と進めています。

 

私たちが取り組んでいる3つの保存「記録保存」、「オリジナル保存」、「シェア保存」のうち、全140戸のカプセル・全館調査を終えたことで、「記録保存」はひとまず完了しました。（作図などまとまった形にすることは残っていますが！）

 

「オリジナル保存」、「シェア保存」の進捗については、追ってお知らせしていきます。

 

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機器類が使える様子はYouTube等で動画でもご覧頂けます。https://www.youtube.com/channel/UCUe1NRZg5t7uyFSM6jkrR5g