スタジオ作る人紹介〜三浦匡さんインタビュー

今回ご紹介するのは、三浦匡建築設計事務所の三浦匡さんです。

三浦さんは、ちょうどスタジオの隣のビル２階に事務所を構えていて、代表及川とも同年代、お子さんの年も同じくらいということでさくさく話がすすみ、内壁や棚などかゆいところに手が届く内装のアイディアなどをいただいています。

お仕事について、お人柄についてお話を伺いました。

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独立する前のお仕事

 

気仙沼の出身で、高校進学で仙台にきました。推薦で北海道の建築学科にすすみ、建築の仕事にハマりました。

卒業後は、就職活動をせずに仙台に戻ってきました。

大学院に行く人も多いんですけど、院で２年過ごすのは長いので、１年は設計以外の仕事にも携わってみようと思ってフリーターになりました。

広告代理店でポスターとか販促物の作成をしてたのですが、建築関係の仕事を振られることが多かったです。

職人さん（塗装や左官、天井工事など）の仕事も長くして、その後設計事務所に入社しました。

ここでの経験は、職人さんの気持ちがわかるのでよい経験でした。

１社目では住宅、ビルや地下鉄駅（薬師堂）の仕事をしてました。

設計だけしてても職人さんになめられるので施工もしている会社にはいりました。20代で４社くらい社歴があります。

２社めでは住宅、カフェ、飲食店関係の仕事。設計図面を書いてお金取りまとめして、職人さんを手配したりしました。

 

すんなりとうまくいかないのを楽しむ

 

会社の仕事と自分の仕事を兼業でやってるのがなかなかハードで、仕事の流れでちょうど１年前に独立しました。

建築設計がずっと好きで、やりつづけてた末に独立できた感じですね。

 

サラリーマン時代は大きい建物を扱うことが多かったのですが、お客さんとの距離が遠かったように思えます。

 

今は実際に使われる方とのコミュニケーションをしっかりとっています。

お客様の思いが強い分、すんなりいかないことも多いんですけど、それを一つずつ解決していくのに面白さを感じます。

すんなりとうまくいかないからおもしろい。

 

予算の問題もあるし、優先順位をつけて交通整理しながら考えるのが仕事。双方納得できるようにしていきたい。

職人さんとも関係性が大事ですね。作る側が作りやすいように作るんじゃなくて、めんどくさいことを一緒に楽しめる人たち、しっかりやってくれる信頼できる方達と仕事してます。

 

ー（及川）制作と俳優の関係みたいですね。専門家をとりまとめる。プロデューサーの仕事にも似ています。

子どもたちが集う場所

独身時代は「シュっとした」かっこいい仕事に憧れを持ってましたが、自分にも子どもができた後は、実用性も大事だと感じるようになりました。

生活者の視点を取り入れてうまくバランスをとっていきたいですね。

 

ー（及川）こどもがいると特に床の質感とかトイレまわり大事ですよね。人が集うための要素を構造と予算と相談しながらスタジオを作っていきたいと考えています。

 

これまでは文化芸術の話はあまり知る機会がなかったので、今回のご縁を通じて、NPOや文化芸術についても興味深く知ることができました。

ありがとうございました。

 

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今回、三浦さんには室内と上階へ続く階段をしきる壁と棚を製作頂きました。

その他にも今後必要となる室内の家具などを相談しています。

スタジオとのコラボレーションをとても楽しみながら、そしてすんぷちょの活動にご興味を持って頂きながら取り組んで頂き、とても感謝しています。

 

ご自身の自邸も設計したそうです。

ご用命は下記WEBサイトまで！

https://tasukumiura-a.com/