日本国外で研究に挑戦している研究者と家族を助成金でサポートしたい!
日本国外で研究に挑戦している研究者と家族を助成金でサポートしたい!

支援総額

3,062,000

目標金額 3,500,000円

支援者
100人
募集終了日
2021年3月31日

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2022年08月16日 21:25

Cheiron-GIFTS 2021採択者5名の活動報告


【ご支援いただきました皆様へ】

このたびは、NPO法人ケイロン・イニシアチブの活動にご関心をお寄せ頂き、

海外で研究活動をおこなう研究者とその家族へご支援を頂き、ありがとうございます。

 

新型コロナウイルス感染症拡大により、留学をめぐる厳しい状況が続いています。

予定していた研究留学をあきらめざるを得ない、渡航先から帰国せざるを得ない、

そんなケースもあるなかで、皆様から寄せられたご支援は、研究者にとって、

研究を続ける大きな支えとなりました。

 

今回、皆様からご支援頂いた研究者5名の声を、ご紹介させていただきます。

 

 

■Cheiron-GIFTS 2021 活用報告1

 

<支援内容>

シングルマザーとして小学校低学年の男児を養育しながら研究・大学院留学をするにあたり、子供の教育支援と地震の研究生産性の補完を目指す(宮地麻衣さん)

 

<活動内容>

この度、シンシナティ小児病院での臨床研究を終え、ハーバード公衆衛生大学院疫学修士の学位も無事取得し、帰国いたしました。

約2年間の留学期間中、途中からは、遠方の家族や友人を頼ることが厳しくなったコロナ禍にあっての休校で預け先探しに奔走し、デイケアなどの集団保育を見つけてはそこも閉鎖が決定する、ということが続き、生産性の低下に心が折れる日々のありました。幸い、途中からは医療従事者向けの学童保育の開設、翌年からは学校の再開と、状況も徐々に落ち着き、なんとか学位の取得と研究の完成という最低限の目標は達成できたことを嬉しく思います。

そんな状況のなか、Cheiron-GIFTSからの奨学金を活用し、息子は、開設している間は毎日学童に通い、また水泳や絵画などのお稽古にも通って、アメリカ生活を楽しむことができました。これらの経験は帰国後も息子の財産となっております。

私の方は、息子が学童に通っている間に、何とか大学院の授業や課題をこなしたり、研究をすすめたり、家事をすることができました。ケイロンからの奨学金に大変感謝していると同時に、多くの人が知るサポートになると良いと感じております。

 

<支援に対するメッセージ>

研究そのものへの奨学金という形ではなく、留学者の家族への支援という形でのサポートは大変ユニークなコンセプトであるとともに、とても現実的で切実な問題を解決してくれるサポートであると感じました。今後も継続・発展していくように情報共有していければと思います。

 

 

■Cheiron-GIFTS 2021 活用事例2

 

<支援内容>

研究者の配偶者の精神科医が、コロナ禍の在留邦人のメンタルヘルスの不調リスク因子を、留学先のベルギーを含む大規模なアンケート調査によって統計学的に解析するとともに、帰国後のキャリアアップにつなげることを目指す(森英毅さん)

 

<活動内容>

2020年春より突然猛威を振るったコロナ渦は、海外在留邦人に大きな影響を及ぼしました。ただでさえ、異国の地で文化や言葉が違う環境への適応・帯同家族にはキャリアの途絶など様々なストレスを受ける上に、長いロックダウンなどの社会規制によって、コミュニケーションが取りづらい期間を過ごす事になりました。研究者は日本人会を通じて、メンタルヘルスセミナーを合計3回開催し、コロナ渦における特殊な状況下かつ社会的接触が難しい環境、更にベルギーは長い冬を天候が悪い中で過ごすため、これらのストレスをマネジメントするためのレクチャーを行いました。更に、日本人会や地域のコミュニティのご協力を得ながら、メンタルヘルスに関するアンケート調査を行い、在ベルギー邦人における不安・うつ状況の調査およびそれに関する因子の検討を行いました。成果は2022年6月開催の第118回日本精神神経学会学術総会で発表を行い、論文投稿準備中です。Cheiron-GIFTSの援助を受け、順調に研究活動が出来ました事をこの場を借りて、御礼申し上げます。

 

<支援に対するメッセージ>

研究者にとって、海外留学は国外での研究という範囲のみならず、家族・子供にとっても、異国の文化・考え方・語学を学ぶ何者にも得難い機会です。研究者の家族を支援するというユニークかつ本当に必要とされる支援として、Cheiron-GIFTSの更なる発展を祈念・応援しています。

 

 

■Cheiron-GIFTS 2021 活用事例3

 

<支援内容>

申請者は語学学校での勤務経験を有し、留学先であるイギリスでも日本語補習校の講師として勤務するにあたり、子どものケアサポートを受けることで、研究者の生産性維持と申請者の就労経験の獲得というキャリア形成につなげることを目指す(石田ゆうきさん)

 

<活動内容>

Cheiron-GIFTS 2021にてご支援いただきありがとうございます。応募当初は日本語補習校での勤務を希望しており、条件に合う補習校での求人に応募しましたが、残念ながら採用となりませんでした。代案としてオンライン語学学習サービスの日本語講師の職へ応募し、無事講師としての活動を開始することができました。予定していた勤務形態とは異なりますが、渡英前の語学学校での学習サポートの経験を活かし、希望していた語学学習に携わる分野でのキャリアを再開することができ、大変嬉しく思っています。娘も今年9月より、助成金を活用し週2回託児所に通うことが決まり、安定した就労時間を確保できると同時に、娘自身も新たな刺激の中で大きく成長していくことと思います。貴財団のサポートがなければ、イギリスの高額な託児利用料が大きな障壁となり、キャリア再開に向けた活動は何年も先延ばしになっていたはずです。海外生活では研究者のみならず、帯同する家族にも様々な障壁があります。その中でできる限り負担を減らし、海外生活をより有意義な時間に変えるサポートをしていただけたことに、改めて御礼申し上げます。

 

<支援に対するメッセージ>

貴財団の「帯同する家族のための支援」がきっかけとなり、様々な障壁のある海外生活の中で、どのように家族一人一人のキャリアや成長を両立していくかに向き合い、そして活動をスタートさせることができました。今後もより多くのご家族が、こうしたサポートをきっかけにより充実した海外生活を送られることを祈念しております。

 

 

■Cheiron-GIFTS 2021 活用事例4

 

<支援内容>

研究者の配偶者は小児科医であり、本助成金を活用して、ハーバード公衆衛生大学院にて疫学、統計を学び、COVID-19に関する研究を含め、小児の健康増進のための疫学研究を推進する(鵜飼智子さん)

 

<活動内容>

COVID19の流行を受け、大学院の授業はオンラインにて開催された。戸惑いはあったが、通学時間がなく、また不明点を後から繰り返し復習できるというメリットもあった。連日朝から晩までの授業はハードではあったが、早朝に予習復習、休み時間に家事をして乗り切った。年度途中から対面授業に切り替わるも、子供の保育園での感染状況などにより、やむを得ず欠席する時期もあった。しかし事情を説明すると、どの先生もオンラインでの参加を快諾してくださり、柔軟な対応に感動した。熱意をもって交渉すればチャンスを与えられることがモチベーションになった。また、異なる背景を持ちながらも同じ志をもつ沢山の友人に出会った。授業では時に自分の許容範囲を超える課題に出会うが、仲間と議論しながら解決策を模索する過程は非常に有意義であった。この繋がりこそが宝物だと確信している。家族、友人をはじめ沢山の方の支えにより、卒業のための単位をほぼ取得することができた。現在は授業と平行して小児ワクチンに関する臨床研究に携わっている。子供たちが感染症の脅威から守られ、安心して成長していけるように、今まで勉強してきたことを活かして研究を続けていきたいと思う。

 

<支援に対するメッセージ>

この度はCheiron-GIFTSに採択を頂き心より御礼申し上げます。この助成を通じて、自身のキャリアを含めた、留学中の家族の在り方について再考するきっかけとなりました。この素晴らしい取り組みにより、これから留学する家族の不安が少しでも軽減できるよう願っています。

 

 

■Cheiron-GIFTS 2021 活用事例5

 

<支援内容>

コロナ禍で全ての授業がオンラインへと切り替わる中、7歳になった娘は、Cheiron-GIFTS 2021助成金を活用させていただきバークレーのローレンス科学博物館が主催する夏季講習に参加させていただきました。この経験が、より一層、科学への興味を持つきっかけを与えて下さいました(後藤美紀子さん)

 

<活動内容>

ローレンス科学博物館のサマーキャンプでは博物館内外で子供たちがサイエンスを体感し、観察・発見・探求ができるように環境が整えられていました。エキスパートによるレクチャーを受け、学んだことをすぐに実践できる素晴らしい環境でした。具体的には、宇宙の惑星や水の力について学んだり、自然界の生き物について探索、観察、記録をしました。日本では見たことのない巨大なゴキブリ(約10cm)なども観察したそうです。また木材などを使って虫の家を作り、虫が好きそうな草木を集めたりもしました。このキャンプで最も印象的だったのは、とかげに餌をやりつつ、実際に触ったことだったようです。このように多くの経験によって刺激された好奇心によって、キャンプ終了後もイチゴの花や月の観察、そしてナメクジの観察を実施し、ノートにまとめるなど、学んだことを生活の中に取り込んでいる姿は印象的でした。本キャンプに参加させていただくことでコロナ禍において制限された環境の中で、娘は何事にも代えがたい経験をさせていただきました。改めて家族一同、感謝申し上げます。

 

<支援に対するメッセージ>

Cheiron-GIFTSに家族一丸となって挑戦することで、これまで気づかなかった家族の在り方について考えることができ、視野を広げることができる機会を頂きました。Cheiron-GIFTSからのご支援に対して改めて感謝申し上げますと共に、今後も留学に挑む研究者とその御家族にとって、何事にも代えがたい時間と経験、そしてより一層の成長の機会をくださる本助成金が、多くの人に届きますことを願っております。有難うございました。

 

 

【今後ともケイロン・イニシアチブへのご支援をよろしくお願いいたします】

私達は、研究者とその家族の支援を通じて、科学と社会を結び、

世界のイノベーションを促進したいと考え、活動を続けています。

研究者とその家族の支援活動を通じて課題を見える化することで、

研究者だけでなく、より多くのひとに共通する課題に気づくことがあります。

海外での研究活動を支える活動を軸に、今後も課題解決のためのサステイナブルな

プラットフォーム構築にむけた取り組みを続けてまいります。

 

Cheiron-GIFTS 2022採択者6名の声も、当NPO法人ウェブサイトでご紹介しています。

是非ご覧ください:

 

今後とも、皆様の暖かいご支援をよろしくお願いいたします。

 

リターン

3,000


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感謝のメール

・感謝のメール

申込数
34
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年9月

10,000


alt

感謝のメール・活動報告書

・感謝のメール
・活動報告書

※感謝のメールは2021年9月ごろの発送予定です。

申込数
32
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年7月

3,000


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感謝のメール

・感謝のメール

申込数
34
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年9月

10,000


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感謝のメール・活動報告書

・感謝のメール
・活動報告書

※感謝のメールは2021年9月ごろの発送予定です。

申込数
32
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年7月
1 ~ 1/ 12

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