雲上で栽培される幻のお茶！ホンモノの日本茶を世界へ届けたい

 

初めまして。Chilty株式会社です。

 

私たちが取り組むのは、日本茶の販売。標高が高く、寒暖の差が大きい山間部のお茶農家へ直接出向き、高品質で、栽培方法にこだわったお茶を厳選して仕入れ、商品にしております。

 

ホっとしたい時、リラックスしたい時・・・日本茶には様々な効果があり、日本人にとっては一番身近な飲み物の一つです。最近では、緑茶/Greenteaや抹茶/Matchaを見たり聞いたりすることが多くなったものの、日本茶本来の魅力を知っている方はまだ少ないように思います。

 

また、海外では、美味しい日本茶が手に入りづらいだけでなく、いまだに間違った認識や飲み方がされていることが多いような現状です。そこで、ホンモノの日本茶を世界中の人に知ってほしいと思い、2018年にブランドを立ち上げました。

 

今回のプロジェクトでは、世界中の人にホンモノの日本茶を知っていただくきっかけをつくるため、皆さんから頂いたご支援を、商品パッケージのリニューアルにあてたいと思います。

 

 

 

弊社が取り扱っている日本茶の一つに「天空の幻のお茶 つゆひかり」があります。

 

お茶を栽培する土地は平坦な土地から山間部まで色々ありますが、つゆひかりは標高が高く、寒暖の差が大きい山間部で栽培された高級茶です。

 

- なぜ山間部のお茶が美味しいと言われるのか？

 

1.日照時間の短さ

茶葉は太陽の光により、葉の中のカテキン類の成分が増えます。このカテキン類の成分が増えることにより、お茶の特徴である、渋味や苦味を多く含んだお茶の葉になります。

 

ですが、日照時間が短い山間部では、平地のお茶に比べてお茶が太陽の光浴びないため、カテキン類の成分が少なくなり、その結果、甘みをたっぷり含んだまろやかな茶葉が出来上がります。

 

2.夜間の気温の低さ

多くの植物は光合成でできる糖質をデンプンとして蓄えます。光合成は昼間太陽の光を浴びて光合成はされますが、夜間は光合成せず、合成した糖類を消費します。夜間気温が下がり、植物の消費活動が少なくて済むと、その分合成した糖類は植物の中に溜まり、甘味や旨味がたっぷり含まれたものとなります。

 

3.寒暖差による霧の発生

さらに、標高が高い山間部では、朝晩の気温差によって霧が多く発生します。この霧により太陽光を適度に遮ることで、茶の旨み成分が多く醸成されます。

 

 

-「天空の幻のお茶 つゆひかり」とは

 

静岡県の楢尾という、標高650mの山間部で栽培されています。茶畑よりも雲が下に見えるほど標高が高く、冬には雪に覆われることもあるため、茶葉が寒さに負けないように敷き草を引いています。山から流れ出る美味しい水と、清らかな空気の元で育っています。

 

茶葉は、一般的な煎茶と比べて、雪にも耐えられるほどの大きな葉、力強い芽をもつのが特徴です。甘く芳醇な香りを楽しむことができるほか、甘味・旨味がたっぷり含まれており、だし汁のような甘くて深い味と仰る方もいます。

 

 

 

 

-生産地を取り巻く状況

 

現在、私たちが取り扱っている商品は、静岡県楢尾、福岡県八女、愛知県西尾といった生産地から仕入れをしています。そのため、質の高い茶葉を仕入れるためには、その土地土地で、茶葉をつくり続ける農家の方々の存在が必要不可欠です。

 

ですが、お茶農家の方々は年々高齢化の一途を辿っています。

 

つゆひかりを栽培している、静岡県楢尾のような山間部でのお茶づくりは、足場の悪い場所で作業をしなければならない他、摘んだ茶葉を製茶工場まで運ぶ必要があるため、お年を召した方にとっては非常に重労働となります。また気候の変化により、お茶の良し悪しが左右されてしまうため、突然の変化にも対応しなければならず、そこでもまた大きな労力がかかります。

 

美味しい日本茶を今後も残していくためには、若手後継者を探し、育成していくことが急務になってきます。

 

そこで、今回のクラウドファンディングを通して、日本茶の良さを海外のみならず日本国内の方々にも再認識していただくと同時に、こうした地方のお茶農家の後継者問題に目を向けていただく機会にもなればと考えています。

 

 

近年の日本食ブームにより、海外のスーパーで緑茶や抹茶が並んでいるのは、珍しい光景ではなくなってきました。ですが、よく見てみると、日本産ではない緑茶や抹茶しか棚に並んでいないことがほとんどです。

それもそのはずで、日本茶の輸出量はグローバルの輸出量合計の金額ベースでわずか1.7%です。もちろんトップは中国で、20%を占めています。日本茶と言われているにも関わらず、海外の市場で流通しているのは他国産のものばかりなのです。

 

日本茶輸出の最大の障壁は、輸出相手国ごとに異なる残留農薬規制や植物検疫制度等です。こうした問題に対応するためには、まず各国の輸入規制を把握し、生産者がこういった規制をクリアできる生産体制をとることが必要です。輸出量が少ない理由としては、長年このような体制が整えられなかったことが挙げられます。

 

茶葉の種類、育て方、飲み方...日本茶はとても奥が深い飲み物です。独自の方法を開発しながら、こだわりのお茶を作り続けている農家の方もたくさんいます。

 

私たちは、海外の市場に適応するために生産体制を整え、そうした農家の方々が作るこだわりの日本茶を、今よりももっと、世界に広めていくことを目指していきます。

 

 

今回のプロジェクトでは、皆さんからのご支援を頂き、より多くの方々に日本のホンモノのお茶を知っていただくため、そして飲んでいただくため、商品パッケージのリニューアルをしたいと考えています。

 

リニューアルをすることで、幻の山の煎茶、幻のかぶせ茶、農薬・化学肥料不使用の八女茶、有機抹茶、フレーバー茶など、今出している商品の魅力をさらに引き出し、伝えることができます。

 

今までは、英語に弊社ロゴをあしらったデザインにしていましたが、日本の文化を反映させる歌舞伎、相撲、富士山などを用い、茶葉の品質伝えるために箔押しを用いたデザインにする予定です。

 

訪日外国人旅行者数は年々増え、2019年には約3,550万人になると予測されております。2020年にはオリンピックも控えていることから、日本茶の魅力をより多くの外国人にアピールする機会が増えます。

 

これからは日本茶を、ただ健康に良い飲み物、としてだけではなく、日本の文化やお茶生産に関わるストーリーを合わせて伝え、イメージを作っていくことが重要になります。

 

そうして日本茶と他国産の緑茶との差別化を図り、日本文化を混ぜてブランディングしていくことで、日本茶のもつ品質、文化を世界中に浸透させていくことができると考えています。

 

海外での日本茶の需要をさらに増やし、生産を安定させて、日本茶が脚光を浴びるようになれば、農家の方々が持つ後継者問題、人手不足への手助けにもなる。そうした、大きなテーマに向けた第一歩としても、このプロジェクトを成功させていきたいです。

 

皆さまどうか、ご支援のほどよろしくお願いいたします。