国際子ども権利センター(シーライツ)代表理事の甲斐田万智子さんから応援メッセージをいただきました。児童労働ネットワークの事務局長を務める岩附にとって、いつも頼りになる存在で、ネットワークの事務局を務めるNPO法人ACEの生みの親ともいうべき大切な存在です!甲斐田さん、本当にありがとうございます!!!

 

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「貧しい家庭の子どもは働いても仕方がない」

 

私が暮らしたインドやカンボジアでは、一般の人たちだけでなく、政府の役人でさえ、このような考えを持っていました。そのため、働く子どもたちは、学校に行くこともできず、一日中、カーペットを織ったり、タバコを巻いたり、レンガ工場で働いたりしていました。

 岩附由香さんと一緒に監訳したインドの児童労働の本『インドの債務児童労働 〜見えない鎖につながれて』(ヒューマン・ライツ・ウォッチ著)には、法律で禁止されているにもかかわらず、親の借金のカタに奴隷のように働かされている子どもたちの現状が書かれています。貧しい家庭に生まれ、低いカースト出身であれば、そのような状況もやむを得ないと考え、警察も法律を遵守しようとしていませんでした。

 このような、「児童労働は当たり前」という考えと政府の政治的意思の欠如を変えていくのが国際社会・市民社会によるアドボカシーの力だと思います。

 そして、その力を発揮する場が各国の政府代表と市民社会が共に解決策を話し合う国際会議ではないでしょうか。政府代表の参加者は、そうした場で市民社会や子ども若者の議論を聞き、これまでの消極的な態度を反省させられるでしょう。行動計画策定を約束する宣言文に自ら同意することで、アクションを迫られるでしょう。

 以前、横浜とリオで開かれた「子どもの性的搾取に反対する世界会議」に参加した際に、世界各国からの子ども若者の声をおとなが直接聴くことの大切さを学びました。また、子ども若者が同じ思いをもってつながることの大切さも実感しました。

 今回も日本から若者二人が参加できれば、アドボカシー力を高めることになるでしょう。児童労働をなくし、SDGs達成に向け、変革を起こすために児童労働ネットワークから4名の代表を送りましょう。

 

国際子ども権利センター(シーライツ)代表理事 甲斐田万智子

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