「サインしてもらってもよろしいでしょうか・・? (恐る恐る)」私。
「(一瞬、驚いたような、なんだこいつは?的な間)いいよー。」

と、森光宗男マスター(以下、マスター)。

2008年、大晦日の前日だったか?
当時、関西で会社員をしていた私は、福岡に帰省した際は実家に向かう前に珈琲美美に向かうのが習慣でした。当時、珈琲マニアな私にとっては、最大の楽しみだったのです。
当時の美美はとても雰囲気があり、扉を開くのも覚悟がいるお店だったので、意を決して店員の女性(後に次女、英会さんと知る)に確認したのでした。

私はある日、「手の間6号」にマスターのイエメン産地視察記(“モカにはじまり”に収録)が掲載されていることをネットでたまたま知り、即、手の間に電話で問い合わせ送ってもらいました。
イエメンの光景が目に浮かぶようで、ワクワクしながら、奥深くも甘美で魅力的な言葉に魅了されました。何度も読み返したものです
強い感銘を受けていた私は、いてもたってもいられなくて衝動的に「手の間」を鞄にしのばせ、冒頭の蛮行におよんだのでした。

恐らく、そのときが、マスターが私を認識された最初だったのかもしれません。その後「珈琲を一緒にやらないか」と誘っていただき、けやき通りへの移転に合わせて、会社を退職し美美で働きはじめました。(と、さらっと書きましたがこの時期は何悶着もあり、どうにかこうにか私の珈琲人生がはじまりました)
「手の間6号」、のちの “モカにはじまり”が無ければ、今、これを書いていることもなく、全く別の人生を歩んでいたかもしれません(続きます)。
 

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