プロジェクト概要

 

多くのご支援ありがとうございます!

『新・モカに始まり〜産地編』の制作・印刷費用の目標金額を達成することができました。これより、『ネルドリップ編』の制作・印刷費用のため、ネクスト・ゴール220万円を目指します!

 

達成金額120万円は、初版本『モカに始まり』の前編にあたる『新・モカに始まり〜産地編』の制作・印刷費用に充てられます。この発行予定日は、森光宗男さんの一周忌にあたる今年の12月7日です。

 

続いて来年5月1日には、後編にあたる「新・モカに始まり〜ネルドリップ編」を発行し、2冊を併せて「モカに始まり」再版プロジェクトを完結させたいと思っています。


そのためには、ネルドリップ編の制作・印刷費用も用立てなくてはなりません。そこで、2冊を確実にみなさまのお手元にお届けできるよう、新たにネクストゴール220万円を設けたいと思います。


森光さんは初版本の奥付に「関わってくれた人、みんなの名前を漏れなく載せてね。映画のエンドロールみたいに」とおっしゃっていました。

 

みんなで一つのことを成し遂げることがお好きだったのです。その心を汲んでいただき、一人でも多くの方のお名前を「新・モカに始まり」に掲載できますよう、どうぞみなさま、引き続き、ご支援応援をよろしくお願いいたします!

 

 

昨年12月に急逝された"珈琲美美"のマスター、森光宗男さんへの想いを込めて

 

「ネルドリップの伝道師」と呼ばれ、日本の珈琲文化に大きな影響を与えた森光さんが、残念なことに、昨年12月に急逝されました。突然の訃報に、森光さんを慕うたくさんのコーヒーマンや珈琲美美のファンは悲しみに暮れました。そして改めて、森光さんがコツコツと長い時間をかけて、"町に美味しい珈琲店のある幸せ"という価値観を築いてくれたことに感謝したのです。

 

そんななか、生前出版され、絶版になっていた森光さんの珈琲への想いをまとめた『モカに始まり』の再販を望む多くの声があがりました。そこで、珈琲の世界に生きる人はもちろん、コーヒーファンの方にはぜひ読んでいただきたい希少な一冊を、森光さんの一周忌となる今年の12月7日に間に合うよう、再編集と再販に向けて動き出すことにしました。

 

 

 

 

珈琲美美の森光宗男さんが遺した本『モカに始まり』を復活したい!

 

みなさま、はじめまして。田中智子と申します。私は福岡市で30年ほど編集業務に携わってきました。特につくり手の思いがこもった手仕事を伝えることに重点をおいて、雑誌や書籍の出版、企画展の開催などを行なってまいりました。そんななか私が関わった仕事のひとつが、『モカに始まり』です。

 

全国にも数多くのファンをもつ喫茶店「珈琲美美(びみ)」の店主・森光宗男さんが、40年にわたる珈琲屋人生のすべてを込めて著した本です。繰り返し旅したイエメン、エチオピアへのコーヒー豆産地視察旅行の詳細、ネルドリップへのこだわり、店づくりの哲学にも通じるエッセイで構成されています。

 

残念ながら急逝された森光さんを惜しむ声とともに、当時編集にあたった私の元へ『モカに始まり』の再販を望む声が全国から届きました。自身の病気療養でなかなか取り掛かれずにおりましたが、森光さんの一周忌に合わせた再版を目指し、今回プロジェクトを立ち上げました。

 

生前、森光さんからは再販用の校正紙をお預かりしていました。これに、新たに追悼記事を加え、『新・モカに始まり〜産地編』を再編集し、発行したいと考えています。

 

「珈琲美美」にて再編集・再販に向けての打ち合わせ。

 

 

モカコーヒーにだけ宿るスパイシィな香りの秘密を追い求め、産地を巡った一人の珈琲屋の記録を追体験してほしい。

 

「ネルドリップの伝道師」 と呼ばれた福岡の喫茶店「珈琲美美(びみ)」の森光宗男さんは、昨年12月7日、ネルドリップの講演をソウルで済ませ、帰途についた空港で倒れ、帰らぬ人となりました。森光さんは、東京吉祥寺の「もか珈琲店」 で修行後、ネルドリップの店「珈琲美美」を開業し、多くのコーヒーファンを楽しませてきました。

 

珈琲屋として40年を生きた森光さんの仕事に対する姿勢は、常にその本質を追い求めることでした。自家焙煎という言葉がまだ一般的ではなかった時代に、福岡市内の小さな店で自ら豆を焼き、日々、ネルドリップで丁寧にコーヒーをおとしていた森光さん。その繰り返しの中で気づく、モカコーヒーの香りの特徴。

 

その謎を知りたくて、産地のイエメンへ、そしてコーヒーが生まれた土地エチオピアへと渡航を繰り返した森光さんが、ようやくたどり着いた答えとは、さて? モカコーヒーの秘密が、茶目っ気たっぷりに綴られた旅の描写とともに種明かしされています。

 

残念なことにイエメンは、今は紛争が続き、レベル4の渡航自粛地域となっています。しかし、モカ港の美しい青、日干し煉瓦と漆喰で彩られた装飾的な家屋、急峻な岩肌に張り付くコーヒー園、頭にターバンを巻き人なつっこい笑顔を見せる男性……、森光さんがシャッターを切ったコーヒーの国の人々の暮らしはなんと楽しげで、その風景はなんと力強いものなのでしょう!

 

野生のコーヒー豆を摘む女性。森光さんが産地を訪れるのは〝珈琲のルーツ〟に五感でふれるためでした。

 

そして、その土地で育まれているコーヒー豆の写真を目にしたとき、きっと今日口にする一杯の珈琲に、違う味わいが生まれるはずです。

 

また森光さんは、ネルドリップコーヒーにこだわった方でした。数ある抽出法の中でなぜネルドリップがすぐれているのかを、さまざまな角度から検証し、普及に努めました。ネルドリップの発祥はフランスと言われていますが、抽出法として確立されたのは日本です。とはいえ、まだまだ主流ではありません。その一端を担った森光さん独自の「美味しいコーヒーのおとし方・楽しみ方」を本書で伝えることで、ネルドリップのことをもっと知っていただきたいと考えています。

 

2010年、エチオピアのワユー村を訪れた時のスナップ。車よりもミュール(馬)のゆったりとした速度を愛した森光さんでした。

 

"珈琲美美(びみ)"の森光宗男氏

 

1947年 福岡県久留米市に生まれる

1966年 県立久留米高校卒業後上京

1972年 東京吉祥寺の「もか珈琲店」入店。漂交紀氏より5年間指導を受ける。

1977年12月 福岡市中央区今泉に自家焙煎ホーム・コーヒー販売、ネル・ドリップの店『珈琲美美』を開業

2009年5月 福岡市中央区赤坂けやき通りに移転

モカ珈琲その香味の種明かしを求め、イエメン5回、エチオピア7回の視察旅行をかさねる。

 

森光さんの大きな手の中にはいつも、光り輝く珈琲豆とネルドリッパーがありました。

 

 

『モカに始まり』 産地編/ネルドリップ編

 

❏産地編/200P程度予定/2017年12月7日出版予定

 

初版本同様、エチオピアを代表する最高級品種豆ハラールのゴールデンビーンズを求め、森光さんがミュール(馬)に乗ってワユー村を目指した紀行文。そして、モカコーヒーの源郷バニー・マタル、ブクラン、ハジャラ、マナハなどの産地をくまなく駆け巡るイエメンの旅を収録。

 

それぞれに貴重な写真資料と、各地の生産システムなどの解説が付く。また、コーヒーの起源や発展にまつわるコラムも6編掲載。今回はさらに、森光さんの視察旅行に同行したコーヒーマンたちのインタビュー記事や座談会記事が加わり、イエメン・エチオピアの旅のエピソードや、フィリピン、ケニアの旅の記録も楽しめる構成。

 

❏ネルドリップ編/150P程度予定/2018年5月頃出版予定

 

日本でネルドリップコーヒーを広めた魁・三浦義武に迫る島根への旅と新しい味覚「カフェラール」へのチャレンジを綴った紀行文、それから2001年〜2005年にわたって森光さんが綴ったエッセイを30本掲載。また新たに、森光さんが開発に携わったネルドリップ機器・ねるっこの開発秘話や、森光式ネルドリップ法、焙煎法、店づくりの視点を紐解く記事を追加する。

 

『新・モカに始まり〜産地編』が完成したのちに、『新・モカにはじまり〜ネルドリップ編』に着手し、森光宗男さんが遺した『モカに始まり』を完結したいと考えています。

 

〝滴一滴〟とカップに注がれた珈琲美美のデミタスコーヒー。とろりと甘く、深い余韻に包まれます。

 

 

森光さんの想いを伝えるとともに、日常にコーヒーがある、日本の喫茶文化の底上げに貢献する一冊にしたい。

 

初版『モカに始まり』は、森光宗男さんが長年の調査で得た知識のすべてを注ぎ込んだ、専門書的アプローチが際立つ構成でした。その分、気軽に購入するにはためらわれる価格であり、また内容も、一介のコーヒー好きが読むには難解な表現も多々ありました。

 

今回は、「森光さんの功績を広く知っていただき、次代のコーヒーマンに伝える」ことを目的に、手に取りやすい価格にし、本書の主内容である産地巡りのページを抜粋した『新・モカに始まり〜産地編』として、イエメン・エチオピアの旅を収録した本にしたいと考えています。

 

また、追悼記事を補足し、森光さんとともに旅した方々のインタビュー記事も掲載し、フィリピン、ケニアの旅の一端も楽しんでいただける構成になる予定です。コーヒー豆産地の状況を知っていただくことで一人でも多くの方にコーヒーのルーツに関心を持っていただき、コーヒー業に関わる方はもちろん、コーヒーファンの皆さんの好奇心を満たせたらと思います。

 

本書の中にも触れていますが、森光さんはエチオピアのジェルジェルツー村に林立する、樹齢百年を超すコーヒー園を世界遺産に登録する運動を続けていらっしゃいました。森光さんの急逝により、活動はいったん、休止符を打たれた状態ですが、この運動の再開にもつなげられればと考えています。

 

「美味しい珈琲がある。珈琲の美味しさというようなものはない」と考え、珈琲屋として純粋に生き、その一生を珈琲の神様に捧げた森光宗男さん。この本を読んでいただければ、日々の一杯の珈琲がもっと美味しくなる、珈琲を通じてさらに世界が広がると、プロジェクト一同、信じています。今では、日常の飲料として欠かせないコーヒーの、豆一粒が生まれる国の風景や歴史に興味を抱いていただけるバイブルになるべく、ぜひご支援よろしくお願いいたします。

 

たくさんの人から愛された森光さんと珈琲美美。

 

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