プロジェクト終了報告
皆様、お久しぶりです。
北日本製袋株式会社の松田です。
支援者のみなさまのおかげで、この一年様々な経験をさせていただきました。
昨年の4月上旬頃はハイアットセントリック東京のスペースを借りての展示と東京ビッグサイトで行われたファッションワールド東京という展示会への出展を経験させていただきました。その際、共同通信社様をはじめとする様々なメディアで取り上げていただき、定期的に新聞で取り上げていただくことがあり、ECサイトでの注文もその都度増えていきました。また9~11月にかけて地元自治体の秋祭り等の出店時に「ラジオで聞きました」と県内でも反響をいただき励みになりました。現在では県内外で販売代理店(盛岡市:クロステラス盛岡様、北上市:VOICE様、東京都:岩手銀河プラザ様)ができるなど、ここまで広がりを見せるとは思っておりませんでした。本当に感謝しきれないことばかりです。
・収支報告
皆様からご寄付いただきました1,453,500円は以下の通り使わせていただきました。
①ECサイト開設費の一部 200,000円
②COMESACK用資材購入費 200,000円
③展示会用備品(什器等ディスプレイ用品)250,000円
④出展費用の一部 500,000円
⑤返礼品代金 58,138円
⑥発送用梱包費 53,500円
⑦クラウドファンディング運営手数料 191,862円
・今後の展望について
世界的に脱炭素社会に向けての動きが強くなっているように感じています。その観点から言えば石油由来の製品を減らしていくことが課題となるため、樹脂糸の原材料も新素材を試していくことになるかと思われます。弊社の別事業としてお米由来のプラスチックの製造を進めておりますので、この新素材から樹脂糸を製造していく予定です。提携会社にお願いして糸の試作を終え、現在では量産段階に入っておりますので、秋頃のファッションワールド東京でまたお目見えできればと思っております。
この新素材「ライスレジン」はバイオマスレジンホールディングスとの協力により作ることができるようになります。非可食用米を用いてプラスチックと混ぜることで作るバイオマスプラスチックです。米の消費量が毎年10万トン程度減っており、米農家の方々も日々悩みながら作っていることと思いつつ、米の卸売りをしている弊社としてもどのように寄り添っていけるかを日々考えながら仕事をしておりました。新素材は環境問題だけでなく米農家の未来も解決できる夢のような素材です。来年度あたりには自社工場でもライスレジンを製造するプラントが完成しますので、弊社のCOMESACKに限らず、プラスチック製品全般にこの新素材が使われたらなあと夢見ております。今後もぜひ応援いただければ幸いです。