クラウドファンディングもいよいよ"残り4日"

皆様、こんにちは。樋口大悟です。

このクラウドファンディングも いよいよ
"残り4日" となりました。

僕にとって、
このクラウドファンディングのページ作りや過去の写真を見返す事で、白血病と診断されてからの17年を振り返る良い機会となりました。

そんな中で
1番印象深いのは、1番目の白血病の治療を終えた時の事です。今日はその時の事を少しお話ししたいと思います。


25歳の夏の終わりに入院し、退院する時にはすっかり桜満開の春になっていました。

一応、白血病細胞は消えたものの、肝臓が悪くなった為に普通の患者さんは6回くらい行う抗がん剤治療を僕は半分の3回しか行いませんでした。その分再発率は高いのです。

不安なまま退院した僕は、何か煮えきらない思いでした。
退院した日、帰り際に、お腹が空いて母と偶々近くにあったマクドナルドに入りました。
なんとなく注文したテリヤキバーガー食べながら、何故か涙が流れて止まらなくなりました。
勿論、特別に涙が出るくらいに好きという訳ではありません。
別に嬉しくも悲しくもないのに、謎に涙が流れ続けます。ハンバーガーを涙を流しながら食べる僕の姿を見て、母も泣きながら食べていました。
外から見たら謎の親子でしょうね　笑

その時は、自分がなぜ泣いているのか全く分からなかったのですが、後から考えると母とハンバーガーを食べたあの時間が僕が日常に戻った瞬間だったんだと思います。
無意識に幸せを感じたんだと思います。
家族や好きな人とご飯を食べられる事、自由に動き回れる事、疲れ果てて寝られる事でさえも、普通の日常がいかに幸せかという事を知りました。

"みんな生きている" にはそんな思いも詰まっています。
今日は長くなってしまいましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。

この映画を沢山の方々に観て頂くのが本当に楽しみです。よりハイクオリティーな作品を作りたいと思っておりますので
ネクストゴール達成に向け、最後まで思いを伝え続けていきます。
引き続き、応援のほど宜しくお願い致します。

　　　　2020年12月21日 俳優　樋口大悟