図鑑水槽完成!たくさんの来館者に楽しんでいただいています!
すさみ町立エビとカニの水族館の水族館館長の平井です。
ご報告大変遅くなりましたが、7月20日にいろいろと苦労はありつつも、無事”図鑑水槽”を完成することができました。
当館スタッフの”たくさんの甲殻類をもっと知ってほしいという想い”だけで始めたクラウドファンディングでしたが、本当にたくさんの方にご支援、ご声援をいただき心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
図鑑水槽完成までについてはリターンとしてすでにお送りした報告書でお知らせしておりますが、完成後たくさんのメディアにもご紹介いただき、地元をはじめたくさんの方に周知することができました。そのおかげか、夏休みも地震への警戒や台風などがあったにもかかわらず、昨年よりも多くの来館者にお越しいただくことができました。図鑑水槽を目当てにお越しいただく来館者もおり、本当に挑戦して良かったと心から思うことができました。
今回皆様から頂いた資金は、全額水槽設置に係る経費として使用させていただきました。
(主な経費として水槽台8台、水槽150基(設置は132基)、濾過槽8基、プロテインスキマー8台、水槽用ライト24台、塩ビ類他、リターン製作費&発送費となりました。)
設置についてはすべてスタッフで行い、132基分の水槽配管などいろいろと苦労がありました。しかし自分たちで製作できたことで図鑑水槽に愛着を持つことができ、今後も大切に維持しながらたくさんの方に楽しんでいただきたいと心から思える水槽となりました。
リターンについてはすべて7月31日に発送を完了しておりますが、もしまだ届いていないという方がいらっしゃいましたらお手数ですがご連絡いただけましたら幸いです。
図鑑水槽が完成して小型甲殻類の魅力を本当にたくさんの方に知っていただけるようになりました。『こんなにも種類がいるとは思っていたなかった』『成長しても数㎝の小さいエビやカニたちが一生懸命生きていることを知った』など図鑑水槽を制作して本当に良かったと思う声もいただいています。
今回、図鑑水槽を制作するにあたり展示するエビやカニたちを選定しましたが、軽く見積もって150種、精一杯集めたら200種以上とまだまだ展示したい種がたくさんいることが判明しました。現状では132種の小型甲殻類の展示となっていますが、今後もしまた館内の展示を見直すことがあれば、200種を超える展示に挑戦できないかと考えています。
甲殻類の多様性とおもしろさをこれからも一人でも多くの方に伝えていけるようにがんばります。小さな町の小さな水族館ではありますが、今後もすさみ町立エビとカニの水族館をよろしくお願いいたします。
閉館後132種の甲殻類に囲まれる図鑑水槽を眺めながら次の展示を考えるスタッフ