矢作川水源の森を37.8アール購入しました
安城市・矢作川水源のをあなたと守りたいに
ご支援ありがとうございました
矢作川水源の森を37.8a購入しました
Readyfor様を通じて、「1日864,000㎥減。安城市・矢作川水源の森をあなたと守りたい」プロジェクトに対して、皆様からご支援いただきました資金により、矢作川水源の森を購入することできました。お礼を申し上げるとともに結果のご報告を申し上げます。

皆様からのご支援で、長野県下伊那郡根羽村3370番地28の土地35.93haの一部にあたる37.8aを根羽村から購入することができました。上の地図上に緑で示した場所の一部を購入しました。(購入予定地のうち、どの場所であるかの特定はできません)
購入を進めている自然林の一部を写した写真です。
【自然林の中を流れる沢】
【自然林】
支援していただいたお金は次のように支出いたしました。
・矢作川水源の森購入費378,000円(根羽村へ送金)
・購入するための経費 162,000円(readyforへ納付)
「山林取得代金」根羽村の領収証 「必要経費」Readyforへの手数料支払い
【
土地の譲渡に対して、エコネットあんじょうと根羽村では土地譲渡覚書を交わしています。



この資金を積み上げ、今後もナショナルトラスト運動を継続してまいります。
加えて、水源地の保全はもとより、安城市民の皆様に水源地の必要性を啓発していくことが大切と感じております。これからも矢作川水源の森を中心に、私たちの活動を進めてまいりたいと思います。
最後になりますが、改めてご支援に対してお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
以後、ご参考
私たちが、なぜ矢作川水源の森を買おうとするのか
①貴重な緑のダムだから
私たちNPO法人 地球温暖化対策地域協議会 エコネットあんじょうがトラスト運動を実施して購入しようとしている土地は、長野県と愛知県の県境にある茶臼山の北斜面です。長野県根羽村が土地所有者で国定公園2種に指定されている自然林の森です。先日、この森をスコップで掘ってみました。すると、長い年月を経てできたふかふかの腐葉土が数十cmも積もっていて、雨水をたっぷり吸収できる、まさしく緑のダムを実感することができました。このように水源地として優れた土地は、東京都や横浜市に倣って、矢作川水系にある公共団体が所有し、管理・運用すべきです。しかし、矢作川水源の森にはこのような公共団体の関与はまだまだ十分とは言えません。いつか矢作川水系の市町が水源の森として管理・運用をしてくれるまで、私たち市民が守っていかなくてはならないからです。
②水源地にふさわしくない土地利用をさせないために
このような命の水を生み出す矢作川水源の森を将来にわたって市民の手で守っていかなければなりません。なぜなら、茶臼山を挟んで南側にある萩太郎山には広大な斜面に芝ザクラを植え、観光資源としている例があります。見事に咲きそろう芝ザクラの群生を新聞記事でも報じるため、さらに多くの観光客が集まっている状況です。ここで考えなければならないのが、芝ザクラを咲きそろえさせるために農薬や科学肥料を使っているであろうことです。水源地という環境に悪影響を及ぼさないか?という疑問です。平地ならまだしも、標高1,300mという、愛知県では最も高い位置にある水源地であるからこそ大きな問題を感じます。また、水源地を外国資本が購入する例が日本各地で起こっています。
すぐ隣にある矢作川水源の森が将来このような水源地としてふさわしくない土地活用にならないとは限りません。ですから、100年先も1,000年先も私たちはもとより子々孫々の人々のために、この地が命の水を育む水源地であってほしいのです。水源地にふさわしくない土地利用をさせないためには、水源の森を購入するしかないと考えています。
矢作川水源の森を守る活動 環境教育林として活用する
私たちが今、矢作川水源の森を舞台に進めている活動を紹介します。
私たちエコネット安城は、矢作川水源の森の散策や恵まれた自然を観察すること、恵まれた自然の中で体験しながら遊ぶことを通して、水循環、水源涵養機能や希少植物などを市民の皆さんと共に学んでいく機会を今後も設けていきます。
〇水資源の保全と意識の向上
-矢作川水源の森でドングリを拾って苗を育てよう-


〇水資源の保全と意識の向上
-矢作川水源の森参画とコンサートとジビエ料理で根羽村満喫ツアー-

〇中学生に伝えたい
命の水を生みだす優れた涵養機能をもつ根羽村の「矢作川水源の森」が市民に認知されていないという問題があります。
安城市内全8中学1年生全員と関係教員、根羽村の矢作川水源の森を訪れる安城市民に対して、命の水を生みだす優れた涵養機能をもつ根羽村の「矢作川水源の森(安城市茶臼山高原野外センターに隣接)」を市民に知らせる活動が重要であると考え、次の内容を実施します。
①自然あふれる矢作川水源の森の紹介、水を生み出す森のヒミツになどについて知ってもらうための視聴覚教材(DVD)を制作して市内全8中学校に無償で配布する。
②市内全中学1年生が実施する自然教室を行う安城市茶臼山高原野外センターでの現地ガイドを無償で行う。また、水源の森が水を生み出す仕組みや水資源の循環などについての事前指導を中学校で行う。
(令和2年度は、本年度版を改定したDVDを使用する)
(①②とも中学校の要請によってスタッフが無償で行う。)
(要請がない学校でも、DVDから得た情報を基に学校の先生方により指導できる)




















