クラウドファンディング1日目が終わりました。

1日目からご支援いただいた皆様、心より感謝申し上げます。

 

このご支援の感謝を思い、明日からも頑張ります!

 

今後映画「はたらく」のここだけの情報をお伝えしたく思っているのですが、まずは私が書きました、映画「はたらく」上映に向けてという文章をシェアさせてください。

 

 

映画「はたらく」上映に向けて

 

 映画「はたらく」の監督、齋藤一男です。ここではロゴスフィルム最新作第4弾「はたらく」の上映に先がけて、本作品の私の思いを知っていただきたく思い、“映画「はたらく」上映に向けて”と題して、ここに記させていただきます。

 

 「はたらく」は、2014年1月から製作開始、およそ3年後の2017年2月に完成し、いよいよ「はたらく」が皆様の前に旅立つということになり、感無量の気持ちであります。そしてこれからは新たなるスタートです。皆様に見ていただき、本作品の趣旨である「人が働く」とはどういうことか考えるきっかけをご提供することができて、ようやくゴールだと思っています。

 

 今回の作品は、私が以前働かせていただいていた福祉作業所に利用者として働いている長田翔平さんという方が主人公です。彼は俗に言う自閉症という障害のある方です。ただ自閉症という言葉だけで説明できるほど一人の人間を知ることは簡単ではありませんが、それはどの人も同じだと思います。今回、翔平さんを主人公にしたいと思った主な理由は、彼の存在感、何より彼の人格としての深さ、理解することが難しいということは私にとっての役者の素質が十分であること、映画的に素晴らしい作品になるのではないか、また映画という媒体を通して彼の本質的なものが何かつかめるのではないかと思ったというようなこと、彼が普段定期的にミュージカルで舞台に立っているので人前で何かすることは仕事として成立するのではないかと思ったことなどです。撮影を通して翔平さんと2年ほど深く関わらせていただきました。この2年間だけで翔平さんを知ることは難しいかもしれませんし、きっと一生かけても難しいのかもしれません。ただ映画という媒体を通して翔平さんと関わらせていただき、映画でなければ気が付くことができないことがたくさんあったと思っていまして、その2年間の気が付いたことの全てがこの映画に詰まっていると思います。

 

 大まかな作品の流れとしては、翔平さんと一緒に映画制作していく過程の様子の映像と実際に完成した映画の二本立てのような作品です。しかし正直な所、映画が本当に完成することができるのだろうかという不安がありました。なぜなら翔平さんは同じことの繰り返し、ルーティン仕事でないと難しいと私は思っていたので、本来撮影はルーティン仕事のようには絶対いかないのですが、極力翔平さんが仕事をしやすいよう、毎回同じことをする繰り返しの撮影をしていましたがこれで本当におもしろくなるのだろうかという不安もありました。そのような撮影の作品を実際に映画として人にお金を払って見てもらえるような作品にしなければならないというプレッシャーもありましたが、“翔平さんの俳優としての魅力を表現すること”を忠実に表現すればきっとすばらしい映画になるだろうという思いもありましたし、今は翔平さんにとって、仕事をする上でルーティン以上に大事なものがあるかもしれないということを知ることが私はできたのではないかもしれないと思っています。

 

 最後に、本作品を通して皆様と考えたいと思っていることがあります。人が働くことを通して、「福祉とは何か?」ということです。福祉とは、「人の幸せ、豊かさ」の追求であると思うのですが、「人にとっての幸せ」とはいったい何でしょうか?それは障害の有無は関係なく、決して他人ごとではない全ての人にとっての問題だと思います。本作品のテーマである「仕事」ということを通して私なりに「福祉」について考えてみました。私は「福祉」と「仕事」はお互いに生かしあうことができると信じています。というよりはお互いがお互いを必要不可欠な存在なのではないでしょうか。ただ映画「はたらく」はあくまで考えるきっかけのご提供に過ぎません。一人一人皆いろいろな考え方価値観があると思います。「仕事とは、働くとは、幸せとは、豊かさとは、福祉とは」何か皆で分かち合い考えていけたら、またその積み重ねがより良い社会の第一歩であることを信じています。

 

 それでは皆様とお会いできることを心より楽しみにしております。

 

 

                      ロゴスフィルム 齋藤一男

 

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