こんにちは。ジョイセフの柴です。
まだ5月だというのに毎日暑いですね。

さて、今回のプロジェクトの目的としては、

ネパールの若い女の子たちの「安全でない中絶」を減らす

ということもひとつあるのですが、

そもそもみなさん、「安全でない中絶」ってなにかわかりますか?

日本にいると恐らく、「”中絶”は分かる。でも”安全でない中絶”ってなに?」と、
いまいちピンと来ない方も多いのではないかと思いますが、

実はこれが、世界で妊娠・出産で亡くなる女性の主な原因のひとつになっています。


世界で起きている妊娠の25%は、人工妊娠中絶という結果ですが、
人工妊娠中絶が合法化されていない国も、まだまだ多いです。

そうすると、どうなるかというと、いわゆる違法で、医療従事者ではない者などによる、闇中絶などに、女性たちが行き、そこで安全でない中絶が行われます。

「安全でない」とは具体的にどういうことが行われるかというと・・・

・ 子宮の中に不衛生な棒を突っ込み、かき回す
  (ガラスの破片や裁縫用の針を入れることも・・・)

・ 危険な薬(もしくは毒草のようなハーブなど)を飲ませる

・ 子宮を圧迫し、無理やり中絶させる


などなど、本当に信じられない方法での中絶が行われたります。

 

そのために、出血多量や感染症で亡くなってしまったり、
子宮やその他の内臓が損傷してしまうなど、
多くの女性が命を落としたり、その後も疾病を持ち続ける原因となっています。

ネパールのように合法化されていても、合法化されたことを知らない、
また社会的に知られたくなくて、闇中絶を使用する人も後を絶ちません。

しかし、「適切な性教育、適切な避妊の使用、合法で安全な人工妊娠中絶の提供、そして合併症に対するタイムリーなケアを行えば、ほぼ全ての中絶による死亡や疾病は防ぐことが可能となる」とWHO(世界保健機構)も言っています。

ジョイセフのパートナーNGOのクリニックには、コンドームが置かれ、誰でも無料で持っていくことができる


ですから、ネパールの若い女の子たちにも、
まずは中絶という選択肢を取らなくてもいいように、様々な避妊方法を含む
適切な性教育をきちんと浸透させるのはもちろんですが、

万が一、そういう状況に陥ってしまった場合にも、
ネパールにおいて中絶は合法化されていること、
そしてきちんとした医療機関を使用する権利があり、
むしろ医療機関でなければ恐ろしい結果になる可能性が高いことを
きちんと伝える必要があります。

女性たちがこれ以上、安全でない中絶で命を落としたり、疾病を抱えないよう、みなさまからのご支援、よろしくお願いします。

男性用/女性用コンドーム、ピル、IUD、インプラント、注射など、様々な避妊の選択肢が提示される
医療による中絶の際のカウンセリングの流れがクリニックに張り出されている

 

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