応援メッセージ紹介：米倉誠一郎さん（一橋大学名誉教授）

最近、日本ではSDGsマークのピンバッチをつけている人が多くなりました。
2015年9月の国連サミットは、世界的に持続可能な開発目標（SDGｓ）を採択しました。17の課題と169の具体的行動指針を示した国際目標であり、2030年までに持続可能な世界を実現することを謳っています。また、その実現には地球上の誰一人として取り残さない（leave no one behind）ことも誓っています。いわば、月に人送り込むといった壮大なムーンショット的試みです。日本政府もSDGs達成に積極的に取り組むことを宣言しましたが、どれだけの日本人がこのムーンショットに本気で立ち向かっているでしょうか。

日本の現状を憂いつつも、日本の底力を信じ、これまでと違った発想と行動、これまでとは全く違った目標と取り組みでSDGsの実現を目指すため、コロナ禍の中、2020年4月に社会課題解決ができる人材の育成を目指したソーシャル・イノベーション・スクールを立ち上げた法政大学大学院教授・一橋大学名誉教授の米倉誠一郎先生をご紹介します。フェアトレード・ラベル・ジャパンのアドバイザーとして、私たちの活動も応援いただいている米倉先生は、大学や社会人スクールでのユニークな講義やアフリカ・アジアの新興国等での現地ワークショップを通じ、これまでとは違う発想や行動を促してきました。先生の教えを受け、社会を変えるために行動を起こして起業した方々も多くあります。日本にとどまらず、世界の社会問題に目を向け、問題解決のために行動を起こす。そんな人材を育てるために日々、奮闘されています。

米倉先生から、今回のクラウドファンディングへの応援メッセージをいただきましたのでご紹介します。

=====================================

世界的なコロナの流行は日本を含め、世界中の人々に困難を与えています。

しかし、悲しいことにこのようなパンデミックは最も弱い人たちに最も大きな被害を及ぼします。なんとか、この困難を乗り切るべく、多くの方にクラウドファンディングで応援して頂けたら嬉しいです。

ソーシャル・イノベーション・スクール学長　米倉誠一郎

米倉誠一郎さん　プロフィール
一橋大学社会学部および経済学部卒業。同大学大学院社会学研究科修士課程修了。ハーバード大学Ph.D.(歴史学)。2008年より2012年まで一橋大学イノベーション研究センター長。2012年よりプレトリア大学ビジネススクール(GIBS) 日本研究センター所長を兼務。2017年より一橋大学名誉教授・法政大学大学院教授。2019年、一般社団法人Creative Response設立。ソーシャル・イノベーション・スクール学長に就任。