独自の力で切り開いた物理法則。４つの動的式が世界を変える。

　宇宙については最終章になります。

　宇宙の話には必ずアインシュタインが現れます。
　彼が言ったことが真実であると信じきっている学者からの非難を期待しながら書いてみましょう。

　革　新　的

 　４つの動的式は従来から使われている電場に基づいているだけ。
　一方アインシュタインもシュレーディンガーも従来の伝統的思考からはかけ離れたアイデアに基づいている。
　にもかかわらずこれへの否定は物理学の否定であるかのように扱われる。

　客　観　的

　ここで“客観”について確認しておこう。
　密室に３人が居てある命題を一人が“間違っている”と言い。他の２人は“正しい”と言う。当然この命題は客観的に“正しい“となる。
　この３人のなかで多数決による民主主義が確立していれば、全員がこの命題に対して“正しい”として扱わなければならない。
　しばらくしてこの密室に一人加わって４人になったとき既に３人で正しいと判断された命題は一人の追加でも覆すことが出来ない。確認のために４人で採決をしたとき、既に３人は正しいとして繰り返し扱っている命題にいまさら疑問を持たなくなっているため、後から加わった一人が間違っていると主張しても他の３人の“正しい”を覆すことが出来ず、４人の中でこの命題は“正しい”となる。
　これを繰り返していき世界中の人がこの密室に順に参加していくと、最初の二人の選択だけで全世界での判断が決まってしまうことになる。
　地球に居る何十億人は最初の二人の選択に強制されることになる。特に物理概念はそのような危険をはらんでいるようだ。

　一人の反論者

　４つの動的式は古典も古典、十分使い古されたところから導き出したもの。
　本来ならこちらの意見が正統でアインシュタインは異端。
　ただ時既に遅し。先ほどの密室での最初の２人が異端にもかかわらず最初に密室での判断の方向を決めてしまい、その上何億の人もがそれに従ってしまっているものをいまさら正統を言ったところで見捨てられるだけ。

　そこで仕方なく新たな密室を用意し３人から始めることにする。
　ReadyForを通して知ってもらった中から一人づつ、新たな密室に入ってもらうようにすれば良いわけです。

　最初の命題

    ①　宇宙に時間という物理概念はなく、あるのは現在のみである。
    ②　背景から浮かび上がった平衡体（実在）はその背景の中を伝搬する。
　　　しかもその速度は光速一定である。
    ③　無数の原子からなる塊が運動するとその塊の中では
    　　　　　長さLと、
　　　　　　原子が行う手順の流れを時間ｔ
　　とすると（L,t）による現象は特殊相対性理論と同じ。”