123年前に地元四日市で製造された国内最古級の貨車を現役時の姿に!

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支援総額

4,581,000

目標金額 3,000,000円

支援者
349人
募集終了日
2023年3月31日

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2023年03月07日 14:10

三岐鉄道のフライアッシュ・炭酸カルシウム輸送列車

貨物鉄道博物館常務理事の南野です。

 

今日は三岐鉄道三岐線を走る貨物列車のお話です!

 

貨物鉄道博物館からは、三岐鉄道三岐線を走る貨物列車が見られますが、セメント貨物列車の他に、フライアッシュ及び炭酸カルシウム輸送の貨物列車があります。

 火力発電所で石炭などを燃やすと二酸化硫黄(亜硫酸ガス)が発生し、大気汚染や酸性雨など環境破壊の原因になります。そこで、排煙脱硫装置を設置して、亜硫酸ガスを除去しています。この亜硫酸ガスの除去に効果的なのが、石灰石を粉砕して出来た炭酸カルシウムです。

 一方、フライアッシュは、火力発電所で石炭を燃焼の際に発生する灰で、かつては産業廃棄物として扱われていましたが、1970年代よりセメント原料である粘土の代替として利用されるようになりました。セメントとの相性も良く、セメントに混入すると、ゆっくり強度が増進し水密性・耐久性が向上します。また、フライアッシュ粒はほぼ球形で表面が滑らかなためコンクリートの作業性も改善されます。

 この電力会社とセメント会社との相関関係から生まれたのが、往復輸送なのです。

 

 その輸送は、愛知県碧南市にある石炭火力発電所から排出されるフライアッシュ(石炭灰)を衣浦臨海鉄道・JR貨物・三岐鉄道の三社経由で太平洋セメント藤原工場まで運び、同工場でフライアッシュを取下ろし後、同貨車に炭酸カルシウムを積込み、逆経路で火力発電所へ運ぶもので、往復輸送という高効率を達成し、現在では三岐鉄道貨物輸送量の25%を占めています。

 

●太平洋セメント碧南資源センターでフライアッシュ積込中

●三岐鉄道三岐線を走るフライアッシュ列車

●東藤原駅から太平洋セメント藤原工場へ押し込まれるフライアッシュ貨車

●太平洋セメント藤原工場でフライアッシュ荷下ろし作業

●太平洋セメント藤原工場で炭酸カルシウム積込み作業

●三岐鉄道三岐線を走る炭酸カルシウム列車

●太平洋セメント碧南資源センターへ到着のタンカル列車

では、その往復輸送の積み荷、フライアッシュ炭酸カルシウムですが、同じ重さでも比重の違いから体積が異なります!

 こんな三岐鉄道の高効率往復輸送にも注目して頂ければと思います。

リターン

3,000+システム利用料


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お気持ちコース 3,000円

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申込数
44
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

5,000+システム利用料


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