タイトル:カッコイイじじいと言われたい。

福井人:植田 薫さん(武生商業高等学校 教諭)
会える場所:越前市

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「よろしくお願いします!!!」吹奏楽部の部長に続いて部員達の大きな声が部屋に響く。
先生が音楽を通して教えていること「音楽家である前に、挨拶などいち人間としての礼儀が大切」という教えは生徒達の心にも響いているようだ。

その先生が赴任した学校の吹奏楽部は必ず全国大会に出場する。
全国的にもその名をとどろかせるファンキー先生こと植田薫さんは、ご自身も30年にも及ぶファンクバンド『ニュービーズ』のボーカル兼パフォーマーとして、その世界では有名人。小さい頃から音楽が好きで、中学の頃からバンド活動をしてきた。東京で活動されていた時は有名ミュージシャン達と一緒のステージに立っていた。

生まれ故郷の福井に戻ってきてからは一転、国語の教師として高校で熱弁をふるう。
植田氏が顧問をつとめる吹奏楽部が凄いのは技術だけではない。まだまだクラシック的要素が強い吹奏楽の世界の中で、ご自身のバンド経験と60、70年代からのソウルミュージックから生み出された『音を楽しむ為のミュージック・ファンクパワー』を融合させ、ファンキーなブラックミュージックを吹奏楽で大胆アレンジ。
しかも楽器を演奏しながら部員全員(+先生)が踊る!歌う!飛び跳ねる!!小さな演奏会から大きな大会まで観覧に来た人達は度肝を抜かれ、最終的には一緒に腰をふって踊ることになる。

「部活と勉強、家と学校、クラシックとポップス、先生とバンド・・・一見相反する事をそれぞれ頑張ることによって生まれる化学反応はとてつもないパワーになるんです。これを私は『吹奏楽的二元論』と言ってるんですよ。」と笑う姿はバンド小僧の少年のようだ。
「なんかカッコイイぞ!あのじじい!!と言われたい。」

死ぬまで音楽をやっていたいというファンキー先生は、『ファンキーで世界を平和でハッピーにする』想いと共に今日も生徒達に『音楽魂』を教えている。


(取材・執筆: 高山 友樹)

 

≪参考≫
・武生商業高等学校Web: http://www.takefu-ch.ed.jp/

・実際の演奏の動画:http://www.youtube.com/watch?v=GbSlhsisJ1A


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