少しずつ

亡くなる数日前、ガブの元気が亡くなった頃から何よりもガブを優先して1分1秒でもそばでみていたくて家の中で色々なものがぐちゃぐちゃのままでした。

しばらくは手がつけられず、片付けようと思ってもうまくできず…という状態だったのですが、少しずつ片付ける事ができています。

カリカリの療法食を食べられなくなった時、自力でごはんを食べられなくなった時からずっと捨てられなかった開封済みのごはんをやっと捨てることができました。

もう食べる事ができないと理解はしていても、万が一食べれたとしても開封済みでもう捨てるしかないとわかっていても、何となく捨てられませんでした。

きっとガブが元気だった頃の思い出があったからかな、捨てる事によって諦めてしまうような希望を捨ててしまうような感覚だったのかなと今は思います。

ガブにもう療法食は必要ないから、前向きに捨てられました。今は好きなもの食べてね。

他にもペットシーツは友人の猫ちゃんへ。
ウェットのパウチとリキッドはそれぞれ現在腎不全で頑張っている猫ちゃん達へ。
無事引き継ぎできました。

何よりもガブの為に部屋を作っていたのでガブの為の物が無くなるとかなり殺風景な部屋です。
ソファ、マットレス、掃除機、空気清浄機、それしか部屋にありません。
危険がないように家具を買わなかったり必要最低限のものしか無いというのと、1円でも使えるお金があるなら全てガブの医療費に使ってあげたかったので本当に全てを捧げてましたね。

ガブが足を滑らせないように床にひいたマットも、躓かないように高さを考えて買ったマットレスも、どんなに粗相しても大丈夫なように買った防水シーツも、他にもひとつひとつ何もかもがガブとの思い出がつまってます。

整理していると自分の心も整理されているような感覚になって少しずつ落ち着いてきました。

頑張ります。