藝大アーツイン丸の内展示企画「藝大は秘境？⇄藝大生は変人？」

プロジェクト概要

皆さん、こんにちは。小山このかと言います。私は東京藝術大学美術学部芸術学科に在籍しています。芸術学科は油画や写真、日本画、彫刻、といった実技全般を学び、美術史、美学といった研究をする非常にトータルな学科です。芸術作品を間近に見たいとこの学科を選びました。

最近、藝大がメディアに持ち上げられることが増えたものの、藝大外部の方から見たちょっと面白おかしく大衆向けに書き直されてしまった藝大生に、私は違和感を感じました。

そんな時に、外部の方が藝大について知ることができるイベント藝大アーツイン丸の内での展示の機会をいただきました。そこで、今回は外部の方に向けて、藝大そのものをプロデュースしたいと思っています。

VR仮想空間で藝大を巡ろう。制作風景など、藝大生がどのように過ごしているかをVRで体験していただく展示です。藝大の正しい姿を伝えるためにご協力いただけないでしょうか？

本当の藝大の姿は、芸術に対して真摯に向かい合っている場所です。私も最高の友達に恵まれて、切磋琢磨しながら、お互いに芸術を語り合っています。そういう時間がとても楽しく充実しています。

いつもはアーティストをプロディースしている私ですが、今回は藝大そのものをプロデュースしたいと思っています。ですが、藝大が最近メディアに持ち上げられることが増えてうれしい反面、面白おかしく大衆向けに書き直されてしまい藝大の実態から遠ざかっている姿に違和感を感じました。例えば、作品を作ろうと必死に向かい合っている姿ではなく、それ以外の個性的な見た目、独創的な考え方など、変わった様子を誇張して取り上げているメディア。

芸術に対して真面目に取り組んでいるつもりが、その一心不乱な姿が世間的には変わった人と受け止められることが多くあります。藝大生自身が藝大を語る。そのような場を作りたいと思いから、この度藝大アーツイン丸の内で藝大を発信していくという企画を立ち上げました。

今回のプロジェクトでは、みなさんからご支援をいただいて展示のために必要な機材をレンタルします。３６０度カメラで普段は目にすることのできない藝大内部の様子を撮影していき、VR仮想空間となった映像作品を、外部の方が藝大について知ることができるイベント藝大アーツイン丸の内のみで限定公開していく予定です。藝大を訪れたことのない方だけでなく、藝大を訪れた方でも楽しめるような藝大案内所を丸の内に作りあげていきます。

藝大での日本画アトリエや彫刻アトリエなどの様子をご覧いただくことで、藝大生がどのような場所で作品を作っているのかを体験していただけます。
 

バーチャルな仮想空間の藝大は、学生それぞれが思い描く妄想の藝大であり、その妄想が藝大の本質とも言えます。藝大生の思う藝大をVRで味わってもらった後には、ぜひリアルの藝大のほうに遊びに来ていただければと思います。そして、芸術を身近に感じて、藝大生というイメージにではなく、藝大生の作品に興味を持っていただきたいです。

正直なところ、ここまで言っておきながらという感じですが、秘境、変人と騒がれても、皆様が藝大に興味を持っていただけたなら、どちらにしろそれは非常に嬉しいことなのですが…！ご協力いただければ幸いです。
 

今回、ご支援いただいた方には、後日お礼の気持ちを込めて絵柄が全て違うサイン入り直筆絵葉書をお送りする他、製作者へのインタビュー、他アーティスト作品講評、藝大丸秘エピソードを載せた文集に、丸ビル展示作品の一部であるイラスト入りハコスコと藝大美術館チケットを添えて差し上げます。

また、他にも…

■藝大芸術学科(研究者、学芸員を目指す学科)の生徒による美術館ガイドに招待します。(藝大美術館を予定しています。日時調整可。)

■藝大生があなただけの芸術作品を作ります。

というスペシャルな特典を二つのうちどちらか選べるプランをご用意させていただいております。

今後のアーティストの活動のためにも、何卒ご支援いただければ幸いです。

長文になってしまいましたが、お目通し戴いた皆様方、誠にありがとうございました。