みなさまこんにちは。

 

昨日、4月21日(日)に、みな子姐さんゆかりの方々に、浅草の雷門の前にある、浅草観光センターにお集りいただき、映像を見ていただきました。近年リニューアルオープンした観光センターは、眺めもよく、きれいで、ここで開くことができて、お姐さんも喜んでくださっているのではないかと思っております。会場には、遺影と提灯、それとお花と大好きだった菊正宗をお供えしました。

 

映像を他の方にご覧戴くのは、この日がはじめてでした。編集していた期間も含めて8年間、誰にもお見せしたことがなかったので、初披露でした。なんだか変な話ですが、私しか見ていなかったお姐さんが、私の手から離れてしまう気がして、少し寂しい気持ちもしました。

 

小雨まじりの季節外れの寒さにもかかわらず、60名以上の方々が来てくださいました。遠くは沖縄からいらしてくださった方もいらっしゃいました。

 

上映会の前には、私の拙い挨拶に続き、江戸里神楽の家元で文部大臣賞など数々の賞をおとりになっている松本源之助さんのお言葉を頂戴することができました。御年90歳。吉原に40年以上いらした方なので、かつての思い出を語ってくださいました。

 

上映の最中は、私は機材になにかあってはいけないと思い、ずっと機材の脇におりま、また、みなさまがどのようにご覧になるだろうかと、とても不安だったので、座席の方を一度も見ませんでした。ただ、ドッと笑いが起きたり、静かになったりしているのを、耳で聞いていました。後からうかがったところ、ハンカチで涙をぬぐっている方が大勢いらしたそうです。

 

懇親会は、やはり雷門の横の和民で行ないました。こちらにも、40名以上の方々がご参加くださいました。最初は、浅草観光センターの予約もしていただいた、ご近所の顔役の方に、乾杯のご発声をしていただきました、そして最後は、吉原青年部部長の方に、吉原独特の手締めで締めていただきました。

 

松本源之助さんも青年部長の方も、面識もない私の突然のお願いにもかかわらず、快く引き受けてくださいました。受付から映像機材の設置にはじまり、ご挨拶をしていただいたり、乾杯のご発声をしていただいたりと、本当にみなさまがたのおかげさまにて無事に会を終えることができました。そして、なによりも、心温まる思い出深い会になりました。

 

これからは、みな子姐さんの芸やお話を通して、かつての日本にはいらして現代にはほとんどいらっしゃらない洒脱で芯の強い日本人の姿と、350年にわたり日本文化を支え続けてきたにもかかわらず、現代では全くといってよいほど忘れられている吉原の文化を、すこしでも多くの方々に見ていただきたく思っております。

 

今後とも、お見守りいただきたく、何卒よろしくお願い申し上げます。