こんばんは、箱バル不動産 蒲生です。

僕がどうしてここ、大三坂ビルヂングの一角で宿をやりたいと思ったかというと、それは原体験に基づいています。

 

僕は旅が好きで、行く先では地元の人の暮らしに近いドミトリーや民宿、ゲストハウスなどに泊まることも少なくありません。

もう10年以上前ですが、海外で生活していた時は宿泊費を抑える目的もあり、よくドミトリーのあるバックパッカー宿にも泊まっていました。もう時効かとは思いますが、あの頃宿に長期滞在しながら季節労働の仕事に思うようにありつけず、あまりにもお腹が空いて夜中にこっそりオレンジ農園に落ちているオレンジを夢中で食べたことがありました。数分後、農薬にやられて顔がオレンジみたいに凸凹に腫れ上がったのも今になってはいい思い出です。

 

その頃バックパッカー宿に泊まる目的は「安いから」でしたが、思い返してみるとそういった宿に泊まった思い出の方が、記憶には深く残っています。

 

一方、寝ることだけを目的にインターネットで条件検索して選んだ宿泊先は特に不自由なく旅の疲れを癒すことができる反面、記憶にはほとんど残らない事にも気付きました。

 

2011年の夏、車で妻と関西を旅した時に出会ったのが「HOSTEL64大阪」でした。

ここが僕にとってゲストハウスの概念を変えるきっかけになります。

 

かつては寝場所の確保としてだけ考えていたゲストハウスでしたが、ここでは空間の魅力に惹きつけられました。

 

置いてあるものや部屋の内装それ自体が表現で、わざわざそこに来た意味を実感させられました。

 

それからというもの、宿泊先を探すときは「地域名 ゲストハウス」で検索し、HPの雰囲気を見て宿を選ぶようになりました。

 

2年ほど前、家族旅行の宿選びに、せっかくなら空間に個性のある宿に泊まりたいと思い検索したのですが、その地域には小さな子連れで泊まれるゲストハウスが少なかったのです。

 

自分が宿をやるなら、空間の作り手の顔が見えて、子供と一緒に泊まれる宿にしたいと思ったのはこの時でした。

 

そして、大三坂ビルヂングの周辺には、親子で楽しめる函館公園や、実は夜景だけではなく昼の景色も素晴らしい函館山、ノスタルジックな銭湯、美味しいパン屋、西園のチャーハン、カフェもたくさん、などなど他にもここでは紹介しきれないくらいの暮らしに近い魅力的スポットが集まっている場所なんです。

 

 

旅人と住民で町の良さを共有したい!これが僕のこの場所でSMALL TOWN HOSTELをやりたい一番の理由かもしれません。