プロジェクト概要

  っわわ宮城と福島の仮設住宅へ訪問し鎮魂の音楽・舞の雅楽を演奏します

 

はじめまして、私は雅楽演奏家の岩佐堅志と申します。私はこれまで、東日本大震災の被災地にて雅楽の演奏を届ける活動を5回に渡り実行してきました。雅楽は、世界最古の演奏様式である伝統音楽として知られ古来より親しまれている音楽ですが、古くから大きな災害がこの国を襲った際にも、鎮魂の意味で演奏されてきたという歴史があります。慰霊は一度きりのボランティアで済むものではありません。雅楽演奏家として、何としてもこの活動を続けたく思っています。

 

この遠征にかかる費用は、参加者の自己負担と博雅会の雅楽公演会場におけるカンパでまかなっていますが、参加者の経済的な負担が大きくなっています。多くの方々に雅楽の音と舞を通じて心の平安を得てもらうために、どうかご協力いただけないでしょうか。

 

(福島県南相馬市・小池第三仮設住宅集会場にて『舞楽 陵王』)

 

東日本大震災から二年が経ちました。震災以来、日本中の誰もが「私に出来ることは何だろうか?」と考えたことでしょう。もちろん私も考えました。私は宗教行事に使われる音楽である「雅楽(ががく)」の演奏家である関係上から、僧侶や神職その他宗教関係者の友人がたくさんおり、

彼らが震災後真っ先に被災地に入り活動する様子を知りました。そんな彼らの姿を見て自分の無力さを嫌というほど感じながらも、まずは「自分が出来ることをしよう」と心に決めました。

 

 

雅楽演奏家として出来ること


震災後半年が経って、ボランティアに行っていた友人達から色々と話を聞く機会がありました。その話は、半年が経過し被災地の皆さんの求めているものが変わってきている、といった内容でした。そして必要とされているものの中でも大きいのが心のケアだ、と聞きました。そしてその友人はこう言いました。「君は雅楽を演奏するのだから雅楽を演奏してはどうだろうか?」と。

 

私は何も出来ないが、雅楽なら演奏出来る、いや、私がやるべきことは雅楽を通じて鎮魂の音楽を被災地に捧げることだ、と確信しました。それに気付いてすぐに、私の主宰する雅楽グループである博雅会(はくがかい)のメンバーに声を掛け、東北へと向かい、雅楽演奏を行いました。

 

それ以来、

・第一次(2011年11月)宮城県気仙沼市
・第二次(2012年2月)宮城県山元町
・第三次(2012年3月)福島県南相馬市
・第四次(2012年5月)福島県南相馬市
・第五次(2013年2月)福島県南相馬市

と、5度に渡り活動を続けてまいりました。

 

(山元町にて演奏仲間と)

(仮設住宅訪問(福島県南相馬市))

 

第三次以降は南相馬市に拠点を構え、主に仮設住宅の集会場やデイケア

センターなどで演奏させていただいております。

 

(演奏を楽しむ皆さん)

(南相馬デイケアサービスセンターにて)

 

雅楽の音と舞が奏でる鎮魂への祈り

 

被災地の皆さんに雅楽を聴いていただき少しでも心の慰みになれば、そして犠牲者の方の御霊を鎮めることが出来れば、と思い演奏を続けてまいりました。一度きりでは何も起こらなかったのでしょうが、5度続けていくうちに現地で私たちの活動を支援して下さる方も出てきました。

実際、雅楽を演奏すると、年配の方の中には演奏中に我々に手を合わせていただくことがございます。おそらく、雅楽が奏でる悠久の音と舞に宗教的な何かを感じていただいているのではないかと思います。もちろん、涙を流していらっしゃる方もおります。

 

雅楽には、心の奥に染み入り、心を落ち着かせるような不思議な力があり、それは当初は儀式等に使用される音楽であったことと無関係ではないと思います。そして、雅楽は歴史の中で儀式において奏でるものから、広く民衆の方に聞いていただく音楽になっております。

今こそ、多くの方々に雅楽の音と舞を通じて、心の平安を得ていただきたいと強く思っております。慰霊は一度きりのボランティアで済むものではありません。雅楽演奏家として、何としてもこの活動を続けたく思っています。

 

(演奏会場にて皆さんと記念写真)

 

 

この遠征にかかる費用は、参加者の自己負担と博雅会の雅楽公演会場におけるカンパでまかなっています。ただ、今後この活動を続けていく上ではこれ以上の参加者への負担を求めることは厳しく、カンパも震災から二年が経ち、人々の関心が薄れている事もあって目減りしており、

経済的な負担が大きくなっています。我々としては今後もこの演奏活動を続けて行き、少しでも多くの方に雅楽を通じて心を安めていただきたいと思っております。遠征費用の原資となるべく、皆様方の支援をお願い申し上げます。

 

【引換券詳細】

引換え券に関しては、支援くださる皆様にまずは我々の活動をメールにて活動実績を報告させていただきます。また、高額支援者の方に関しては過去に博雅会で公演した雅楽の演奏会のDVDを送付させていただきます。雅楽のDVD販売は極端に少なく貴重なものになっております。

 

(博雅会雅楽定期公演(於:兵庫県立芸術文化センター))

 

 

参考に、DVDの一部をYou tubeにアップしましたのでご参考ください。

以下の動画にある「陵王(りょうおう)」は舞楽(雅楽に舞を伴うもの)の中でも特に有名な曲で演奏される機会も多い演目です。

 

舞楽「陵王壱具1」~出手~ Bugaku Ryo-Oh(deru-te)

 

舞楽「陵王壱具2」~当曲~ Bugaku Ryo-Oh(tohkyoku)

 

 

「壱具(いちぐ)」とは雅楽の曲において楽章構成の欠けがなく、本来あるべき楽章を完備している状態を言います。ひとつめの動画部分は雅楽でも珍しい部分で、この「陵王」の他2曲しかない演奏作法です。この部分は長いのでほとんど省略される箇所で、博雅会におきましても今までに2回しか上演されたことのない貴重なものです。

また、「陵王」には「没日還午楽(ぼつじつかんごらく)」という異名があり、これはこの舞を舞うと一旦沈んだ太陽があろうことか再び上がってきた、という故事に基づくものです。

 

科学的にはあり得ないことでしょうが、これは当時の民衆が舞に未来への希望を託したという現れであり、まさに被災地にお贈りするに相応しい「鎮魂と希望の舞」です。

「陵王」が壱具、つまり完全版で演奏されるケースはほとんどなく、ノーカットで「陵王壱具」を収録したDVDは大変貴重なものになります。

 

皆様のご支援、何卒よろしくお願いいたします。

 


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