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宮城と福島に鎮魂の音楽・舞の雅楽を届けよう!雅楽慰問演奏プロジェクト

岩佐 堅志

岩佐 堅志

宮城と福島に鎮魂の音楽・舞の雅楽を届けよう!雅楽慰問演奏プロジェクト

支援総額

142,000

目標金額 300,000円

支援者
14人
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2013年06月01日 15:33

雅楽の曲数

「雅楽って何曲ぐらいあるのですか?」
これもよく受ける質問です。答えは「分からない」んです。
これには理由があります。

 


例えば、募集ページに張り付けている舞楽「陵王(りょうおう)」を挙げてみます。
この舞楽曲は組曲になっています。演奏する順番に挙げてみますと、
 1、小乱声
 2、陵王乱序
 3、沙陀調音取
 4、当曲破
 5、安摩乱声
となります。五曲ある訳ですね。ということで、舞楽「陵王」を舞楽曲として1曲、
としてカウントするか、構成している曲を個別にカウントして5曲とするか、
これだけでも4曲の差が出てきてしまいます。また「小乱声」は笛の独奏曲ですので
篳篥・鳳笙は出番がありません。これも1曲として捉える事が出来るのか?
…とまあこんな感じで、結局「分からない」となってしまいます。

 


では雅楽の新曲というのはどのように出来るのか?という質問。
…これも「無い」と言うのが正しい答え。雅楽の曲数は増えもしないし、減りもしません。
どういうことか?と言いますと、明治時代に確定した曲数を以て雅楽曲としますので
現在に新しい雅楽曲を作曲したとしても、それは雅楽とは呼べないのです。
どういうことか?これは雅楽の成立にも大きく関わる話です。
雅楽はあまり知られていませんが、上方の文化です。京都・大阪・奈良の三か所にて
伝承されてきました。雅楽を演奏する集まりを楽所(がくそ)と呼びます。
この三つの楽所を「三方楽所(さんぽうがくそ)」と言います。
三方楽所が確立したのは平安時代ごろと言われていますが、明治になって劇的な変化が
訪れます。東京遷都です。遷都に伴い、三方楽所も東京に移住を迫られます。
しかし、三方楽所は宮中行事にのみ雅楽を演奏していた訳ではありません。
それぞれの場所にある寺社でも演奏していました。東京に移住してしまうと、それらの
寺社では演奏できなくなります。新幹線で二時間半の時代では無いのです。
ここで苦肉の策として、それぞれ三方楽所から選抜されたメンバーが移住し、
新たな楽所が作られました。これが現在の宮内庁式部職楽部となります。
これで一件落着…とはなりません。今度は三方でそれぞれ行っていた雅楽曲を統一
しなければ、合奏音楽である雅楽は演奏できないのです。ここで雅楽の歴史上初めて、
三方楽所の統一の雅楽譜が作られたのです。この楽譜を「明治撰定譜」言います。
この作業はかなり難航したようです。一旦明治九年に作業を終わりましたが、
不備が指摘され13年後の明治二十二年に第二次の補作がされ、現在に至ります。
ということで、この明治撰定譜に記載された曲こそが雅楽曲なのであり、
これに記載されなかった曲は雅楽とは呼べない、ということになります。

 


とは言え、最近雅楽楽器を使用した現代曲が数多く作曲されています。
これらは「現代雅楽」などと呼ばれ、それに対して明治撰定譜に記載された曲を
「古典雅楽」と呼ぶ…という風潮があるようです。私はそれに対して抵抗感がありますが。
博雅会では、古典雅楽曲しか演奏しませんので。もちろん、東北で演奏する演目も
古典雅楽曲になります。

 

 

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リターン

3,000

博雅会のこの活動を文章にまとめ、
メールにて報告させて頂きます。

支援者
4人
在庫数
制限なし

10,000

メールによる活動報告に加え、
博雅会公演のDVD『壱具』(1枚)を
お渡しいたします。

支援者
8人
在庫数
32

25,000

メールによる活動報告に加え、
博雅会公演DVD『壱具』を1枚、
『壱具』以外の中で博雅会がセレクトしたDVDを1枚、
博雅会石川金沢公演ペアご招待券1枚をお渡しします。

支援者
2人
在庫数
28

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